静粛性は最高。遠距離を淡々と走る人向け
一週間試乗をしました。
リア周りを見るとハイブリッドの例にならってテールランプがクリアになっている。なぜどこの
2012.3.28
- 総評
- 静粛性は最高。遠距離を淡々と走る人向け
一週間試乗をしました。
リア周りを見るとハイブリッドの例にならってテールランプがクリアになっている。なぜどこのメーカーもハイブリッドはクリアテールなんだろう??
内装はシートがいいですね~。赤いステッチで縫われていて、肌触りも高級感ありますよ。
皮風の表皮でこれも高級感があります。さて、走りですが走り出しの感覚は、「電気自転車」と同じです。
モーターはつねにアシスト役なので高速域になるとモーターの恩恵は感じられなくなります。
出だしはいいですね~。非常に軽いです。決して早いというわけではないのですが徐々にスピードが出て行く感じです。
それに、遮音!遮音がいいですね~。
本田車でこんなに静かな車を運転できるとは思ってもみませんでした。。
排気量は1.3リットルですがアクセルを踏んだときの伸びやパワー感は1.8リットルに近いものがありますね。モーターの力はトヨタのハイブリッドに遠く及びませんが、ボディーも軽くエンジン主体なためかこれでいいんじゃないの?と思わせる力感です。
足回りも落ち着いており、標準フィットのような騒がしさやばたつき感もまったくなく、段差乗り越え時の騒音なども抑えられ、ここにも高級感が感じられました。
さて、走行中モーターだけで走行できる頻度が上がったと聞いていますが、、
どういうシーンでその状況が作れるのか何度か試してみました・・。
ほぼ、下り坂か平坦地を惰性で淡々と走るシーンに限られる・・・ということがわかりました。
上り坂では無理です・・(ちなみにトヨタのハイブリッドは関係なく走行できますが)
しかも、アクセルをチョイ踏み状態であること。。。
チョイ踏み状態で、少し加速したいな~って思ったときにはすでにエンジンが稼動してまいます。
はっきりってこれは残念です。
あと、標準のクルーズコントロールという装備があるのだが、少し違和感がありました。
燃費のほうですが・・。
通勤で最高30.0km/リットルで、通勤以外でもドライブにも出たので約500kmばかり走行しましたが、平均は26.0km/リットルでした。
トータルでは非常にいい車に仕立てあがっていますが・・・
でもこの程度の燃費では「じゃぁ フィットハイブリッドシャトルに替えよう!」というわけには
いきませんね・・・。
最低40~50km/リットル走ってくれれば考えます(笑
- 満足している点
- ・静粛性が一番です。遮音材を多く使用している点がうなずけます。今後コストダウンなんぞで省かれないようにして欲しいです。アクセルを深く踏んでもエンジンノイズは苦しそうでなくマイルドに抑えられていて、それがもっとも速度が伸びていく感覚につながっているのでしょう・・・
(あの高級車レジェンドでさえエンジン音、タイヤノイズあり~ので騒々しかったですからね~。あと静かだと感じた車は、初期型のエリシオン3.0ですかね~
あれもうまく遮音できていた部類ですが・・・初期のエリシオンと今のエリシオンでは静粛性がずいぶん違いますので同じにならないように・・・)
・燃費は走り方次第なので、どの方のレビューが参考になるとかならないとかはないと思います。
自分の走り方では今までどの車で走ってもモード燃費を下回ることはなかったです。
たまたま通勤路がカタログ燃費に合っているだけなのでしょう。(決して平坦ばかりではないですし、峠もあります)ただ短距離はどんな車でもカタログ燃費を達成することは難しいと思います。
アイドリングストップ機構があればないよりはマシになると思います。これからのトレンドでしょう・・・。
・VSAも標準でついているし、プリウスとは車格も違うのでこの値段で買えて実用燃費も同程度ならば買いでしょう。一度に距離を多く走る人はプリウスの方が断然燃費は良いと思います。
燃費だけを考えればそういう選択もあるかもですが、価格差を燃費によるガソリン代で差を埋めるのは容易ではないと思います。
・標準でステアリングが前後に調整できるので安い車にしてはうれしい装備である。
- 不満な点
- ・試乗車は白だが、他の色は合わないように見える。まぁこのみの問題もあるだろうが。。。
おいらは黒が好きだが、黒のシャトルに乗りたいと思わなかった。
変にクリアテールが浮いてしまって走るゴキブリに見えてしまったのだ。
買うなら白だと思った。
・クルーズコントロールの制御に違和感がある。
定速にする速度にもよるのか、定速がなかなか定速になりにくいように感じたのだ。。
要は速度が落ちると定速に戻るまでの時間が長いのだ。。
エコを意識しているからこういう味付けにしているのだ・・といえば仕方ないが・・・
加速ボタンを押してもなかなか加速していかないので、非常にじれったいのだ・・・
エリシオンのときはパワーがあるので速度維持や加速もあっさりと行えたのですが、
フィットシャトルハイブリッドのクルーズコントロールは怖くて使えません。。。
ってことは他の本田のハイブリッドもみんなそうなのか??
・ハイブリッドはクリアテールでないといけないのか・・?というほど定番になっている点。
・ヒルスタートシステムは1秒以上すぎると下がってしまうのでサイドブレーキが必要。過信は禁物。
・モーター単体での走行がちょっとした加速でも行えるようになるともっと燃費は伸びると思う。
まぁ、モーターのパワーが小さいのでモーター単体で車体を加速させるほどの力はでないので
せめて、速度維持レベルでがんばれるように・・・といった具合なのでしょう・・・
ここの部分が改良されればもっともっと燃費は伸びそうです・・・
なかなか単体での電気モーター走行ができないためかメーターの燃費情報には車の絵の中にこじんまりと「EV」と点灯するだけ・・・
・燃費はどうがんばっても最高30km/リットルを上回ることはできませんでした。。。
かなり意識しつつ、回りの車の流れにそった運転をした結果ですので。。。
いつも道が空いていればひょっとしてもっといい燃費が出せる可能性はありそうです。。
・ワゴンなのでリアの席がもう少し足元に余裕があったらいいなあと思う。
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