ホンダ CR-V 「リセールも辛く燃費も良くない一昔前 新型CR-Vは、日本の道路上において、それこそハリアーよりほんの少し小さいくらいの、豪華ささえ漂う存在感を放ってい」のユーザーレビュー

リセールも辛く燃費も良くない一昔前 新型CR-Vは、日本の道路上において、それこそハリアーよりほんの少し小さいくらいの、豪華ささえ漂う存在感を放ってい

2012.1.19

総評

リセールも辛く燃費も良くない一昔前
新型CR-Vは、日本の道路上において、それこそハリアーよりほんの少し小さいくらいの、豪華ささえ漂う存在感を放っている。それでいて、最新のムラーノあたりよりはずっと控えめな大きさだから、なるほど、街や道や人の大きさこそ変わらないものの、これくらいの大きさでも、日本でぎりぎり扱いやすいSUVといえるのかも知れない。
　2リッターと2.4リッターを用意。前者にはFFと4WDがあって、変速機もCVTを組み合わせるが、後者は4WD+5ATのみの設定である。日本で一般的には、FFで楽しむスタイルSUVで海外では人気はある。

満足している点

インテリアトエクステリア
　実際、オフィスの駐車場では、隣にハリアーが停まっていて、新型CR-Vを横に並べても、決して見劣りしない。わずかに小柄かな、と思えるていどで、ほぼ同じサイズにみえる。迫力のあるフロントマスクのおかげで、こちらの方が堂々とみえるほど。とはいえ、どこか消化不良というか、煩雑なスタイリングにも思える。これくらい派手にしないと海外市場ではウケが悪いということだろうか。
　インテリアはすっきりとまとまった。最近のホンダ車は、妙にコクピットデザインに凝る場合が多かったが、ちょっと拍子抜けするくらいにシンプルである。コンサバと言ってもいい。
　後席、ラゲッジスペース、ともに広さは十分で、大いにその使い勝手をアピールしたいところだけれども、このテのクルマにアウトドアグッズを無理ヤリ詰め込んで家族やカップルで遊びに行くというライフスタイルが、そこらじゅうに転がっているものなのか、どうか。賢い生活者ならば、中途半端なSUVよりも、たとえばハイエースのようなワンボックスの方が大いに役立つということを知っていてもおかしくない。

不満な点

走らせて見て
　最近のクロスオーバーSUVは、まずもってクセのある走りを見せることなどない。新型CR-Vも、予想どおり、フツウによくできたクルマで、どちらかといえば薄味、誰からも嫌われない乗用車ライクなライドフィールであった。逆にいえば、ドライブをしていて、「もうこのクルマじゃなきゃ嫌だ、手放せないぞ」とは、どうひっくり返してもならない。よくできた没個性車、というのは最近の日本車にありがちな傾向で、長く付き合う（保有年数が伸びている）ためには中途半端に味つけが濃いよりも、薄い方がいいかもしれない。良い意味でも、悪い意味でも、印象に残らないクルマだ。
リセールも辛く燃費も良くない一昔前（2400ｃｃなら１０年ほど）
　走らせた車は、2.4リッターだった。しっかり踏ん張ったアシと、素直な操縦感覚、コクピットからの視界の良さ、十分なエンジンパフォーマンス、あたりが薄味のなかから拾った○。×はなかったが、あえて言うなら、軽快さとフラットさを大切にしたあまり、しなやかなクルマの動きに欠けるあたりか。骨張った印象もある。完成度は、初期ロットのせいもあり煮詰め方が半端な新型車

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験