総評は、やはり古さは目立ちます。隠せません。
とにかく快適装備はエアコン、パワーステアリング、パワーウィンドウ程度しか付いてきません。キーレスは
2010.8.19
- 総評
- 総評は、やはり古さは目立ちます。隠せません。
とにかく快適装備はエアコン、パワーステアリング、パワーウィンドウ程度しか付いてきません。キーレスはおろか集中ドアロックもないので、現代の車と同じノリで買ってはいけません。
またエアコンも、ガラスの遮熱性が悪いためか、ちょっと弱くするとすぐにガラスからの熱で熱くなります。
またエンジン特性も高回転型から来るピーキーさがあり、またサスの設計やボディの剛性が追いついてない感があるため、攻めた走りをするとアンダーやオーバーが出やすく、またボディはがたが来やすいようです。
個人的な満足度は10ですが、オススメ度は3としました。
理由は前途の通りの装備の不十分さ、ピーキーさの他に、パーツの供給が不安定になりつつあること、アフターパーツの少なさがあります。
とりかく今からこのシビックを買うとしたら、心配なく走れるように仕上げるのには結構時間と手間と根気強さが必要だと思います。
なのでおいそれと購入を勧められません。また、他人に勧めてはいけません。
どんなことがあっても維持をし続けることのできるような方でないと、辛いと思います。
ある意味金持ち向けの車なのかもしれません。(筆者は貧乏ですが)
- 満足している点
- なんといってもこのスタイルでしょう!国内外合わせてももうこのフラットでクリーンな四角いデザインは出ないと思います。
また、エクステリアでは踏ん張りの効いたリアデザインがお気に入りです。
ボディサイズもコンパクトで、初心者でも取り回しやすい。その割に小さく見えない不思議なデザインです。
インテリアは見た目によらず意外と広いです。初めて乗った人はびっくりするくらい!
全長4メートルを割りながら、日帰りの旅行なら4人でらくらくこなせると思います。
ガラスエリアが広いので、見晴らしもよく四角いボディと相まって運転はしやすいでしょう。
また、サンルーフはハッチゲートに水を逃がして排水しているため、20年経った今も雨漏り一切なしです。ここの設計はいいのではないでしょうか?
そしてエンジンはなんといってもB16A。この後ホンダの代名詞として成長していくVTECエンジンの初期型です。初期なので特性に扱いにくいところはあるようですが、それでも80年代のNAでリッターあたり100馬力はすごいでしょう!
そして当時乗り出し200万円クラスの車ながら、4輪ダブルウィッシュボーン、4輪ディスクブレーキなのもすごいと思ってます。
この足回り、ブレーキはEG、EKシビックやDC2インテグラとの共通部品が多いためかなりの流用幅があります。(まるごと交換でEK9の5ケツにもなります。
VTECの影に隠れて、あまり語られないところではありますが・・・
- 不満な点
- なんといっても全体的に古いこと。時代の流れには逆らえないなと思い箇所は多いです。(逆に今の時代だから出来ないってところも多くあり、そこが気に入ってるんですが・・・
素の状態ではナビはもちろん、CDすら有りません。また、最上級グレードながらアンテナは手動など、細かい箇所で時代を感じます。
そしてCDすらないヘッドユニットを変えようとすると、1DIN(もしくは社外で1DIN+1DIN)しか無いこと。せめて2DINが選べれば・・・
また、1DINのみなのでインダッシュナビを入れると、エアコン操作ができなくなります。
そしてインパネデザインもCR-X純正デザインで統一して欲しかった!シビックはエアコン部に段差があるデザインで、カッコ悪いです。
そして誰もが言うボディ剛性の不足。これも顕著でしょう。「車はよれながら曲がってる」というのを教えてくれているようです。そのためハッチにはクラックが入り、雨漏りがしやすいです。
そしてボディは塗装が弱いこと。当時のホンダはクリアがダメなようです。他社より確実に剥げます。
またサスペンションが全体的に容量不足な感じがします。もうちょっと懐の深いコーナリングができていれば・・・
これはサスペンションストロークが足りないためだそうです。
またそれに伴い、エンジンも超高回転型なので低速はあまりトルクがなく(それでも街乗りは十分ですが)、VTECへの変わり目がドッカンに感じます。ちょっと走ろうと思うとピーキーだと思います。
あと消耗品で・・・とにかくデスビとメインリレー、ドライブシャフトが弱いこと。
また、ヘッドライトのバルブは702K、H4Hなどと呼ばれる形式で、入手に苦労します。
- デザイン
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