ホンダ アコード 「この車よりいい車が、世の中にどれだけある...」のユーザーレビュー

この車よりいい車が、世の中にどれだけある...

2006.8.23

総評

この車よりいい車が、世の中にどれだけあるのだろう。
かなり大げさだが、そう思えるほどにこの車を所有する満足度は高い。
　CL1は走りの性能を突き詰めたセダンであり、そういう意味で単に排気量や車体の大きさで車の上下関係をつける既存のヒエラルキーからは脱却している。となりにク○ウンがこようが○ンツが来ようが、むしろこの車の持つ軽快さ、絞られた車体からもたらされる軽さが際立ち、精神的に劣位をもつこともない。
　日常では必要とされないような過剰な性能、圧倒的にスポーティで優れたエンジンを持つ車である。パワーで他車に負けることはあっても気持ち良さで負けることはない。○ルシオやイ○プStiと乗り比べての実感である。
　エンジンはやっぱり自然吸気がいいなと、腹の底から実感できる。そこにホンダのスポーツエンジンのアイデンティティがあるのだと思う。

満足している点

「また今日も、この車のレカロシートに座る時が来た。」
　何十回、何百回同じことを経験してきたのだろう。いまだにエンジンをかけるときにドキドキを感じる。
　キーをひねると2.2リッターVTECエンジンはあっさりと目を覚ます。ギアを一速に入れると、スルスルと流れるように車が動き出す。低速でもしっかりトルクが出ているため、街中でも困ることはない。動力性能に相当な余裕があるため、気持ちにもゆとりができる。
　しかし、この車は空いている道、山坂道ではのんびりクルージングを許してはくれない。持てる力を解放するように強く促されるのだ。その車の意思に呼応するかのようにスロットルを強く踏み込む。クォーーンという甲高い排気音を伴って、エンジンがなんのためらいもなくレブリミットまで駆け上がる。これぞ珠玉のスポーツエンジン。至福の時だ。

不満な点

ヒール＆トゥがしづらい？
　雑誌でそう読んだ。実際DC５やFD、レガシーと乗り比べると、そんな気もした。ただ、慣れてしまえば問題はない。CL1（ユーロＲ）乗りが別のMT車に乗ると、簡単にシフトができるので、そういう意味では歯ごたえがあるのかもしれない。
　ただ誤解のないように。CL1のシフトの出来が特別悪いわけではない。基本的にホンダのトランスミッションは軽いタッチでスッと決まるのが持ち味。運転はしやすいし疲れにくいので大丈夫。ほんとに微妙な感覚の問題なので…。気にするほどのことでもないか。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験