ホンダ アコード 「不満な点も確かにあるが、そんなものはこの...」のユーザーレビュー

不満な点も確かにあるが、そんなものはこの...

2005.12.6

総評

不満な点も確かにあるが、そんなものはこの車を所有する喜びに比べたら微々たるものだ。ミニバンばかりが売れる世の中、こうした運動性能に優れた車に乗ることは、それだけで価値のあることだと思う。
ドライバーシートに座る度に、ステアリングを握る度にワクワクさせてくれる、そんな車に乗っている人が、今の社会にどれだけいるだろうか。車は、単に人と物を運ぶための道具、手段ではない。運転すること、それ自体が目的でもあり、喜びでもあるのではないだろうか。
…などと堅苦しく述べてしまったが、一言で言って、運転してものすごく楽しい車なので、是非一度、乗ってみてください。
あと一つ、ユーロRと言うと、タイプRより格下みたいなイメージをもってる人がいると思うけど、それは間違いですよー。サーキットで走る専門に車をもつならタイプRでいいけど、ストリートでならこちらの方が使い勝手もいいし、燃費だって重いわりに相当いくので、マイナスにはなってない。内装の質感だって、まあまあ納得の仕上がりだし、とにかく楽しく、気持ちよく走れる車をお探しの人は、ぜひチェックしてみてください。

満足している点

まずは、何といってもエンジン。このＶ-tecエンジン（Ｈ２２Ａ）の、カムが切り替わってからの荒々しいまでの加速には、何度でもしびれさせられる。ターボ車の強力なトルクには負けるけど、回転と共に湧き上がってくるエンジンの気持ちよさでは、どんなエンジンにも負けはしないでしょう。自然なパワーの出方が気に入っている。
それでいて燃費もgood!　それなりに飛ばしてもリッター９ｋｍを切ることが無いのは立派。必要も無いのに、ついついハンドルを握りたくなってしまう。
また、この車は希少価値が高い。ＣＬ１は生産期間が短かったこともあり、街中ですれ違うことはほとんど無い。低く構えた黒のEuro-Rは自分の中では孤高の存在であり、所有する喜びを与えてくれる。

不満な点

FFであること。この車がFRだったらと何度思ったことか。ホンダの技術は素晴らしく、コーナリング時のネガな部分は確実に影を潜めているが、フロントがやたら重い上に、メカが集中してステアリングの切れ角がとれず、結果小回りが利かなくなってしまっている。アルテッツァもありかな？と思ったこともあったが、ホンダのエンジンの持つ魅力は駆動方式のネガを吹き飛ばすほどで、結局はこちらになった。ホンダさん、FRのスポーツセダンを作ってください。絶対に買いますから。
また、ボディーが縦長すぎる。横幅を５ナンバーサイズに収めようと努力したのは賞賛するが、縦もそれに合わせてもう少し短く出来なかったものか。小回りの利かないボディーなんだから、前後のオーバーハングをもっと切り詰めて欲しかった。
あと、セダンとしては乗り心地がハード。現行型になれば、それも解決されているが、人を乗せるときには神経を使うので、少しだけ困る。自分だけの時は、むしろ気に入っている。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験