ホンダ アコード 「新旧比較、価格アップは正当か? 「歴代最高!」と評するユーザーもいる中、「大きくなった。高くなった。日本のユーザーを考えていない」というコメントも多い」のユーザーレビュー

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ホンダ アコード

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新旧比較、価格アップは正当か? 「歴代最高!」と評するユーザーもいる中、「大きくなった。高くなった。日本のユーザーを考えていない」というコメントも多い

2009.3.16

総評
新旧比較、価格アップは正当か?
「歴代最高!」と評するユーザーもいる中、「大きくなった。高くなった。日本のユーザーを考えていない」というコメントも多い8代目。というわけで、新旧アコードを比較してみた。
 確かにずいぶん大きく立派になったよね。キャッチコピーは「ニッポンを面白い方へ連れていけ」「この国に、ヨーロッパのロングドライブを」らしいが、まさにその通り。「欧州アコード」もしくは「アキュラ」を日本に持ってきているのだから仕方がないか。アコードはホンダの世界戦略車だし、日本よりも北米、欧州での販売台数がはるかに多い。さらに車の設計に関する権限も、最近では北米研究所の力がかなり強くなってきているから、今回のアコードが欧米ユーザーに合わせるのは当然の流れ。アコードユーロを逆輸入で買ったと思えばよい。
 さて、価格については確かに大幅アップしたように思える。でも、廉価版の2Lを廃止したことと、最高グレードである24iLの『380万円』という価格がその印象を強めていて、ずいぶん損をしていると思う。24iLは、車速/車間制御システムや追突軽減ブレーキ、車線維持支援システムを標準装備した超ハイテク武装グレードなので、実際にこれを選択する人は少ないんじゃないかな。同じグレードである24TLどうしで比較すると、旧型265万円に対して新型は290万円で実質25万円のアップ。これをどう見るかだ。本来なら「レクサス」と同じように、日本にも「アキュラ」ブランドを立ち上げて、「価格、高級感アップ!」とする予定だったのが、この不況で直前に白紙撤回。ホンダの思惑がみごとに崩れて今回の悲劇?に繋がっている。
単純に比較すべきものではないけど、例えばBMWなら2L直4の320iでも軽く400万円オーバーだ。スタイリングと車の出来自体は良いのだから、気に入った人は買って損はないとみた。とはいえ、このクラスになればV6の3~3.5Lも欲しいよね。
売れるのはミニバンや軽ばかりで、こうしたクルマが売れないことは、不況のせいばかりではないと思う。僕らがワクワクするような商品をこの数年作れなかったことも、今の状況を招いた一因だと思う。キャッチコピーで「ニッポンを面白い方へ連れていけ」と言うわりには、そうしたワクワク感が足りないのはちょっと寂しい。
満足している点
以下、長所・短所は同じ24TLの7代目と比較してのコメント
①内装:
 個人的には旧型と比べて一番向上したと感じる部分。ホンダ車としては最高レベルだと思う。インパネはコストのかかるパウダースラッシュを採用し、表面の触感、シボ感を出している。インパネ下部のシルバーのラインも引き締まった印象を与えてGOOD。「木目もどき」に頼らないデザインは好感が持てる。
 シートもサイドサポート形状が深まりサポート性が良くなった。
 ドアも先代では鉄板が露出していたドアエンドまで樹脂製のガーニッシュがあり質感が向上している。
②視界:
 オデと同様にAピラーの強度アップし、2割のスリム化。前方の視界がずいぶん良くなった。極太のAピラーや三角窓のステーが視界を狭めていた一時期の反省が活かされているね。
*ピラーの太さは、以前CR-Vに乗っていたときも不満に思っていた。この設計は是非他にも採用してください。
③動力性能:
 エンジンは同じKA24であるが、チューニングにより206psと先代よりは6psのアップ。ただし、トルクは変わらず、車両重量も70kgも重くなったため、残念ながらパワーアップしたという印象は感じられなかった。ほぼ同等とみてよい。
④ラゲッジスペース:開口部の高さが先代よりも低くなり、開口部も広くなった。荷物が入れやすくなり、ずいぶん使い勝手はよくなったと思う。
⑤足回り:
 タイヤサイズは205/55R16から225/50R17にインチアップ。サスペンションも形式は同型だけど中身は一新。
⑥パドルシフト:パドルシフトが標準装備。相変わらず5速ATだけど、これまでの1-2-D3(1~3速)-D(1~5速)という一見4ATみたいなゲートから、パドル操作でマニュアルシフト。これでようやく4速を任意で選べるようになった。(でも、僕としてはこのシフトの形状は慣れてないためか、使いにくく感じた)
⑦安全面:先代ではオプションだったサイドエアバックが標準装備。(価格としては約10万円分?)
⑧サンルーフ:新型はオプションで装備可。(付けたい人がいればですが・・・)
不満な点
①価格:
 旧24TLからは約25万円のアップ。ただし、価格分の質感は向上していると思う。いわゆる「レクサス代」が約100万円になるのに比べれば、25万円は良心的なのでは?詳細は長所のところに書いたけど、内装の質感など全体的に質は向上しているので、僕としては価格の上昇分は納得できる。
②大きく重くなった:
 全長は65mm、全幅は80mmアップし、「良くも悪くも欧州車」。「日本のアコード」にはなっていない。大きくゆとりが出来たのだから長所とすべきかも知れないけど、やっぱり全幅1840mmは日本の道路には大き過ぎるなあ。車両重量も1440kg→1510kgと70kg増えて重くなったのは残念。
③取り回し:
 ホイールベースが35mm長くなった分、最小回転半径は5.4mから5.5mへ。まあクラス標準だし、この程度なら感覚的にはほとんど変わらなかった。
④本革シート:
 先代24TLは本革シートが標準装備だったけど、新型はオプション設定。
⑤後部座席:
 横幅とホイールベースが増えたのだから余裕が出来そうだが、その割には新型の後部座席も相変わらずタイト。室内高が20mm低くなった分窮屈に感じた。残念ながら、後部座席は「おもてなしの席」ではない。完全にドライバーのための車と考えた方がよい。大切な人は必ず助手席に乗せましょう!
⑥燃費
 カタログ値は10-15モードで、12.0km/Lから11.8km/Lへと若干低下。エンジンは同じではあるが、70kgの重量アップが響いているとみた。新型の試乗車は燃費計の表示は8.1km/Lだった。実用燃費は同レベルかな?
 最近はどのメーカーでもFMCすればエンジンが同排気量なら、たいてい燃費は向上している。ハイオク専用だし、FFの2.4L・直4としてはもう少し頑張りましょう。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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