良い車でした
車検のタイミングで手放しましたが、最後まで処分するか迷った車でした。
もともと友人の車でしたが、その友人もとても気に入っており、知らない
2012.4.7
- 総評
- 良い車でした
車検のタイミングで手放しましたが、最後まで処分するか迷った車でした。
もともと友人の車でしたが、その友人もとても気に入っており、知らない誰かのところに行くく
らいなら知り合いに大事にしてほしいとのことで、私の元に来た車でした。
私もとても気に入っていた車なので、記念にレビューを残します。
名機・F20Bエンジンは古典的で力強いフィーリングで気持ちよく、十分な剛性のボディとダブル
ウィッシュボーンの足回りはマッチングも良く、ブッシュ類が良く効いていて質感も高いです。
ハンドルの二次振動?何それ?そんな感じです。
5ナンバーサイズに収めたボディは適度な大きさで扱いやすく、元々がセダンの設計なのでトラン
クも広く、ゴルフバッグも2つ3つ余裕で収まります。後席も十分な広さ。
私のアコードはSiR-Tですから、メーカー標準のリアスポイラーが付いていましたが、これがカウ
ンターウエイトになり、トランクを閉めるとき楽でした。
ノーズが低く、鋭い顔つきは精悍です。基準の改正で今後はこんな鋭いノーズの車は発売されな
いでしょうね。
内装は本皮パッケージでBOSEサウンドシステム。防音性も高く、夜中にゆっくりバイパスを流し
ながらCDを聞いていると、自宅のリビングで照明を落としてオーディオを楽しんでいるような雰
囲気でリラックスできる車でした。
しかし、DOHC-VTEC搭載の名機F20Bを鼻先に収めたスポーツセダン。上質なだけではありません。
高速の合流で2速に落とし、レブリミットまで踏み切れば、6000rpm以上の領域では猛々しい加速
と気持ち良いVTECサウンドと共に一瞬で制限速度まで乗せてくれます。
やはりホンダエンジンの高回転は素晴らしい!
- 満足している点
- 値段以上の上質さと素晴らしいエンジン。これに尽きます。
ハイカムに切り替わってからの高音はHONDAミュージック!
特筆すべきは、ノーマルの排気系同士に限った話ですが、ローカムで3500~5000rpmあたりの中間
加速でも気持ち良い音を楽しませてくれることですかね。
とにかくトルクフルで楽。それでいて6000rpm以上は非日常を体験させてくれる。そんな車です。
シートもユーロのレカロには及びませんが、そこそこホールド性もあります。
本皮シートですが、全部本皮ではなく背中やお尻に当たる部分がファブリックのコンビネーショ
ンシートですが、おかげで横Gが掛かっても体がズレません。
サイドサポートで締め上げるタイプでないので、ゆったり感すらあります。
ドアの開閉、特にフロントドアの閉める時のストライカーの音や質感や安心感が良いです。
ボディの出来が良いので変なシェイクは無く、質感の高い感触です。
小物入れの蓋だとかグローブボックスの蓋の質感もなかなかです。
年式が古い上に希少グレードなので、中古を探してもなかなか無いと思いますが、もし見つけた
ら。今なら20~30万円程度で手に入るかと思います。事故車や過走行でないなら、ちょっと試乗
してみてください。とてもそんな値段の車ではないですから。欲しくなっちゃうかもしれません
よ。
- 不満な点
- SiR-Tのミッションは5MTですが、ギヤ比が高めでクロスもしていないので、タイプR系やユーロR
のようにVTECだけ使ってスポーツ走行するというわけにいきません。レブリミットまで引っ張っ
てもギアチェンジでローカムにまで落ちてしまいますから。
6速に刻み、もっとクロスさせたミッションだったら、よりSiRのグレード名にふさわしい、タイ
プR以外に敵無しのクラス最速FFセダンになったでしょう。
しかし・・・楽なんですよねぇ。この5MT。
DOHC-VTECとしてはトルクに振った(トルク重視なのにリッターあたり100psを両立という変態エ
ンジンですが)扱いやすい特性で、ワイドレンジな5MTとマッチしていてローカムでイージードラ
イブするのが楽チン。
シルバーの車体色の場合、サイドミラーの基部の塗装がハゲやすいです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験