ニックネーム非公開さん
フィアット プント (ハッチバック)
グレード:16v_HGT_LHD(MT_1.8)
2003年式
乗車形式:マイカー
このクルマで味わえるのは限界付近の絶対性能ではなく、
日常+αで楽しめるワクワク感です。
あくまで常用域での気持ち良さがこのクルマの真骨頂です。
2010.9.20
- 総評
- このクルマで味わえるのは限界付近の絶対性能ではなく、
日常+αで楽しめるワクワク感です。
あくまで常用域での気持ち良さがこのクルマの真骨頂です。
また、実用性も備えているので普段のアシにも使えますし、
メカの信頼性も高いので、国産車感覚で乗れると思います。
私は故障も不安感もなく乗れました。
プントHGTは、このような方にはうってつけです。
・基本的に1-2名で乗る
・思い通りに操れ、キビキビ動くクルマが好き
・クルマには、ある程度の実用性・信頼性も求める
・希少性の高い車が好みだが、大袈裟な外観は気恥ずかしい
・購入費用・維持費は出来るだけ抑えたい
子育てする上で、より積載性、利便性の高いレガシィターボへ乗り換えました。
レガシィの運転のしやすさ、高速安定性には満足しておりますが、
プントHGTの楽しさが味わえないのは寂しいです。
- 満足している点
- 1)エクステリア
スポーティなのに仰々しさが無いので気楽に乗れます。街中で同型同色(黒)に出会った事は一度もなく、不人気なのか希少性は高いようです。
凝縮感のある見た目に違わず、ドアの開閉でボディ剛性の高さが感じられます。
2)走行性能
中低速トルクが分厚く、MTと相まって素晴らしい加速が味わえます。
3000rpmあたりから「キーン」というジェットエンジンのような快音に変わり、速度の乗りと共に気分が高揚します。
MTのストロークはやや大きめですが、コクッ、コクッ、と気持ちよく入り、慣れれば素早い操作ができます。
ハンドリングは回頭性が抜群で、交差点はもとより山道ではクンクン曲がって大変楽しいです。中低速コーナーの連続する区間はまさに水を得た魚です。
こういう道では、他のほとんどのクルマより速く、気持ちよく駆け抜けることができるでしょう。
高速道路での追い越し、流れをリードする走りもイメージ通りにできます。
乗り心地は硬めです。しかし適度なコシ・コク(?)があります。表現が難しいですが、段差を越える時の衝撃は「ガンッ」ではなく、角が取れた「ドムッ」という感じです。
もう一台所有するフィット(前期型)も足回りは固められ、ある程度の旋回性能もありますが、こちらは角のある鋭い突き上げを感じます。
高速走行中、特に加速時はエンジン音は結構入ってきますが不快ではありません。
3)シート
表面は柔らかいのに中身はコシのあるシート。一日中運転しても着座による疲労は感じません。
(ご参考:私のシート評価)
BMW530≧プントHGT≫ヴィッツ>フィット>レガシィ(BL/BP以前)=カローラ>オールドMini
※BMWとの差があるとすればシートサイズ
4)パッケージング
後部座席は幅・高さに余裕があるので、175cm80kg男性+チャイルドシートでも窮屈さを感じません。2ドアの後部座席としては最大級かと思います。大人5人乗りも1時間位ならO.K.です。
5)燃費
軽量ボディ(1100KG)、MTのお陰で、走行性能の割には燃費は良いと思います。(ハイオク、満タン法で平均12.5km/l)
- 不満な点
- 1)走行安定性にやや欠ける
ホイールベースの短さゆえか、回頭性の高さと引き換えに荒れた路面、減速帯では前後方向に細かな揺れを感じます。
また、アクセル、ハンドリングがダイレクトなだけに、高速カーブではラインをトレースするのに適度な集中が必要です。
車体をバランスさせれば無類の速さ・楽しさが得られる半面、乗り手の体調によっては、逆にそれを億劫に感じる事があります。
2)エンジン特性
高回転型ではありません。中低速トルク重視です。
よってレッド付近までブン回してもドラマティックなパワーの盛り上がりはありませんので、人によったらそれを残念に思うかもしれません。
ただ、4000-4500prmでつないでいっても、相当な加速が味わえるでしょう。
3)インパネの映り込み
日光の差す角度によっては、黒い樹脂インパネがフロントガラスに映り込みます。
運転していて視界に入ってくるので最初は気になりました。
ただ不思議なもので・・慣れます。途中から全く気になりませんでした。
4)2ドアであること
ドアが長いので、狭い駐車場、後部座席に設置したチャイルドシートへの子供の乗せ降ろし等、ドアの開閉には気を使います。
5)警告灯
実際は問題無いのになぜかエアバッグ等の警告灯がつく事があります。
最初は気になりますが、メカ的に問題無いと分かれば慣れます。
6)オーディオ
純正の1DIN-ADDZESTは使い勝手こそ悪くありませんが、しばらくするとCDプレーヤー部が壊れました。
私はCDを聴かなかったので放っておきましたが、最近の国産車ならこういう部分がすぐ壊れることは無いかもしれません。
7)給油口
セルフガソリン給油時は、フルで握り込むと給油がストップするので、握り加減で半分程度の流量に調節する必要があります。国産車と比べると、給油にやや時間がかかります。
- デザイン
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- 走行性能
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