フィアット プント (ハッチバック) 「餃子の皮を被った狼！？とでも言いましょう...」のユーザーレビュー

餃子の皮を被った狼！？とでも言いましょう...

2009.9.14

総評

餃子の皮を被った狼！？とでも言いましょうか、いつも行列の出来るラーメン店を出て駐車場へ戻った処、隣にもプントが２台。ディーラー以外で同じ車が３台並ぶなんて国産車でも滅多に無い事で、車によっては３台並ぶと嫌味や威圧になりますが、プントなら「あんな車に乗ってラーメンなんか食べて・・・」とは誰も思わない筈。お洒落さも決して忘れないが飽くまでも庶民派キャラクターというのがプントの持ち味と再認識し、冒頭の称号を与えた次第。国産車に比べて消耗品サイクルがやや早い気はしますが、費用自体はさほど高くなく、むしろディーラーの細やかな気遣いと理解しています。基本部分が丈夫な為か内外装にヤレた感じが少しも現れず、初期の電気系トラブルが解消してからは全くの故障知らず。安心してどこへでも連れ出せます。

満足している点

イタリア車の通念に反しますが塗装が案外丈夫です。塗料が柔らかいので確かに擦れには弱いものの、熱・埃・湿気には強い様です。屋外駐車で４年経過、年１回の簡易ポリマーコートと年３回の手洗い洗車だけで深みのある色が保てています。イタ車のボディがどの程度のものか、以前に出来た飛び石キズを直さずに育ててみた？処、下地の色から薄いサビ色になるまで２年掛かり、ボディ鋼板も予想外に丈夫という感想です（今はタッチアップで補修済み）。あとは定番の評価になりますが、ボディサイドとリヤの良く練られたデザイン、切れの良い走り、小排気量でも必要十分なパワー、どっしりした乗り心地、長距離にも堪える大きなシート・・・基本に忠実で高次元でバランスされた車は結果的に飽きが来ません。

不満な点

少し燃費が悪くなって来た気がして、殆ど使ったことがなかったエコ・モードを先日から試していますが、燃費は1～２km/L向上した感。。通常走行にはこれでも十分なので、もう暫く続けてみる積もりです。同クラスの日本車なら１５km/L前後は常識と思われ、この辺は欧州メーカーも勉強が必要です。走行３万km強ならばこれからが本調子の筈、もっと本国風に踏み込んで走るのがエンジンに良いのかとも思いますが、出来の良いＣＶＴでついイージードライブになってしまいます。タイヤショップ推奨だったＢＳレグノがややオーバースペックなのかも知れません。聞いていたほど走行音や乗り心地が向上した訳ではなく、前のイタリア製ファイアストンの無造作な感じが懐かしい気もします。不人気なマイチェン後の顔には慣れましたが、中古車の売り文句に”希少な後期型”ともあり、物は言い様と感心します。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験