フィアット バルケッタ 「ある意味、フェラーリよりもイタリアを感じ...」のユーザーレビュー

ある意味、フェラーリよりもイタリアを感じ...

2001.7.15

総評

ある意味、フェラーリよりもイタリアを感じさせてくれる、陽気で楽しいイタ車の中のイタ車。
ガレージにとまっているバルケッタは、まるで飼い主が散歩に連れて行ってくれるのを待っている元気な子犬のよう。幌を開けてアクセルを踏みこむと、１．８ＤＯＨＣ可変バルブタイミングのわんぱくなエンジンが、1090kgの軽い車体をさわやかな風と共に快楽ゾーンに運んでくれる。そこは毎日体験できる非日常の世界。
バルケッタのオーナーにとって大切なのは、速く走ることでも、車体をシビアにコントロールすることでも、ましてや広いだけの居住性でも大きなラゲッジスペースでもない。
自分自身とクルマが、一緒に楽しく過ごすこと。目的地があるからではなく、単にクルマに乗りたいから、ドライバーズシートに座ること。誰もが忘れかけている、そんなクルマとのつきあい方を思い出してみたい人には、フィアットバルケッタをお勧めします。

満足している点

自分にとってはほとんど全てが満足しています。
「楽しくやろう！」とオーナーに語りかけているかのような、フルオープンにしたときにこそ美しさが映えるエクステリアデザイン、パワーとかトルクとかという言葉よりも「元気がいい」という言葉で表現するのが一番合っている快活なエンジンフィール、振り回すのにちょうどいいサイズとウェイトとパワーの絶妙なマッチング。
スポーツカーだけど高性能を誇示するわけでもなく、輸入車だけど決してステータスにはならない。でもそんなつまらないもの以上の喜びをオーナーに与えてくれるクルマです。

不満な点

ほとんどオープンにしているのであまり気になりませんが、リアウィンドウがガラスだったらもっと便利だとは思います。故障はほとんどないけど、いざ故障したときには費用が割高。慣れてしまったのでなんとも思いませんが、右ハンドル仕様があったら良かったかも知れない。
まあ些細な不満も全て愛嬌だと感じさせてくれるクルマです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験