フェラーリ 599 「快適で速いフェラーリ エンジン始動時。 車外は少々騒がしいが、 車内では、いたって平穏である。 シート合わせは電動で調整できる。 アクセルは思いのほか」のユーザーレビュー

快適で速いフェラーリ エンジン始動時。 車外は少々騒がしいが、 車内では、いたって平穏である。 シート合わせは電動で調整できる。 アクセルは思いのほか

2010.1.3

総評

快適で速いフェラーリ
エンジン始動時。
車外は少々騒がしいが、
車内では、いたって平穏である。
シート合わせは電動で調整できる。
アクセルは思いのほか、軽い。
信号発進で、アクセルを少し強く踏み込む。
・・・速い！！
この車より「明らかに」速いのは、
僕の経験では、SLRのみである。
（SLRは、599よりも速い）
世界でも１０本の指には入るくらいの
加速性能である。

満足している点

トルクがあるので、シフトダウンをさぼっても
怒濤の加速を開始する。
シフトダウン時も、うるさくない。
むしろ心地よいサウンドであり、会話も普通にできる。
乗り心地はどうか？　これが予想を覆して
「かなりイイ」
ヴァンキッシュSは「S」モデルゆえ、
足回りが固められていることもあり、
まるでカートのよう。
対して599のそれは、まるでSL！
そう、乗用車感覚のフェラーリ！と言ったら
言い過ぎだろうか。これなら通勤にも使える。
乗り心地は、かなりイイ。
エンジンの吹け上がりも良い。軽く吹き上がる。
５０００回転くらいになると、
ハンドルの上部が赤く点滅して、シフトアップの時期が
近づいていることを教えてくれる。
これは、なかなか面白いアイデアである。
（フェラーリF1なんかも、そうなんだろうか）
ブレーキは、少し踏力がいあるが、カーボンブレーキが
標準だから、制動力は安心できる。
加速は十分すぎるほど。これで遅いという御仁は、
まずいないだろう。５００馬力超のB7よりも、
ヴァンキッシュSよりも、B5Sよりも明らかに速い。
全く問題にしないと言っていい。
横綱と関脇くらいの差はある。
吹け上がりも軽いので、どこまでも回したくなる。
ヴァンキッシュSは、少し重い加速だが、
５９９は、超軽い加速。それだけ加速性能が
違うのだろう。
これは、安楽に乗れるフェラーリ。
「快適で速い車が好き」な僕の趣味には
ピッタリだ。良い意味で、期待を裏切られた。

不満な点

シフトアップ時はシングルクラッチゆえ、
ヴァンキッシュSと同様の「ショック」はある。
スタイリングに華がもう少しあれば。
２シーターであること。
ヴァンキッシュSは、２＋２なので、
手荷物が置けて便利である。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験