フェラーリ 599 「トロフィーワイフのような… 欲しくて納車を待つ事、概ね１年10ヶ月…　納車6ヶ月前の仕様オーダー時には幾通りもの選択の中から自分のオリジナル車をチョイ」のユーザーレビュー

トロフィーワイフのような… 欲しくて納車を待つ事、概ね１年10ヶ月…　納車6ヶ月前の仕様オーダー時には幾通りもの選択の中から自分のオリジナル車をチョイ

2008.10.6

総評

トロフィーワイフのような…
欲しくて納車を待つ事、概ね１年10ヶ月…　納車6ヶ月前の仕様オーダー時には幾通りもの選択の中から自分のオリジナル車をチョイスが可能ですが、それ故の不安もありました。しかし、イタリア本国からの確認作業を経て届いた車体本体はオーダーした通りの物でした。（あれだけの項目が有っても！）さて、実際に公道に出ても高速道路、街中では大きな躯体ですが、乗り心地も良く、周囲の視認性や取り回しも女性でも問題ない程です。足回りも走行モードの切り替えでマンホールや道路の継ぎ目を拾ってもさほど不快感の無い（滑り易道モード？）状況からギャップがガンガン頭に響く程（レーシングモード）までハンドルのセレークターで瞬時にそれもミッションのタイムラグまでもがレートアップします。動力性能は官能的なサウンドと相まってエクスタシーを感じます。流れを一瞬に置き去りにする力は秀越しております。但し、有頂天にならず運転には注意（各々方、ご用心ご用心）男性ファション誌レ◯ン流に言うと『モテる男の…』アピアランス（注目度は大きな評定）は適当には驚嘆、羨望の眼差しを感じますが過度のものではなくスマートに乗られるものです。私がアイテムとして使いこなしていないのか『モテない男』には未だ兆しさえありません念の為…。　遠出の足としてもトランク、荷置きスペースも4~5泊旅行にも十分でしょう。O,Pのスペースセーバーを外せばゴルフバックも2セット何とか入りそうなトランクスペースです。最後に変な比較対象ですが、戦闘機に例えるなら599はF-15イーグル、F430はF-16ファルコン、なんてオチですが当たらずとも遠からずかも…。

満足している点

・上質でオーソドックスな外観、飽きの来ない故のさり気なさが良いです。
・視認性の良い閉鎖感の無いコクピット、皮とカーボンとをアレンジした内装は材質にも拘ったモノで、仕上げは納まり全てに破綻を見せない完璧な仕上げでした。車両の内外装・O,P等の取決めの時は、子供の名前を決めた以来の真剣勝負でしたね…。
・剛性の高い車体からは不快なビビリ音などは無く、ドアを締めた時のソリッド感もカチットしていて気持ちの良い物です。
・期待に胸弾ませてイグニッションキーのスイッチON　インジケーターが一斉に点灯（賑やか）間隙の後正常な状態に　ブレーキに右足を掛ける　ニュートラルNのインジケーターを確認し　やおらハンドルのスターターボタンを押し込む　長めのクランキングの最中いきなりドカーンと点火ど太い排気音…　この儀式が絶対にいいですね。
・エンジンは5,999ccもの排気量に12気筒とは思えない吹けの良さ（上がり下がり）です。感覚的には大排気量のマルチシリンダーバイクのエンジンレスポンスを想像して頂ければいいかな。
・エンジン音は室内ではB,G,Mを台無しにする程の物ではありませんが、4,000RPMから抜けるエクゾストノートはこの世の物とは思えないエンジンの雄叫びかはたまた断末魔の絶叫を強烈な加速感との体験にはアドレナリンもドバァと来ます。『これ無理しても買って良かった』とつくづく思う絶頂の瞬間です。
・F1シーケンシャルミッションはエンジン始動時はフルオートマチックでアップ、ダウンしますが、一度、パドルで操作するとマニュアル操作に解除されます。このマニュアルのシフト感覚は非常に精巧で緻密な制御を介してのダイレクトなシフトは楽しいの一言に尽きます。加速も減速も実に意のままにまるでシューマッハにでもなったような気分です。
・サスペンションはハイスペック車としては扱い易さと走行ロケーションで選べるコントローラは乗り手を選ばない寛容さとハイエンドドライバーのサーキット走行にも耐えうる両面性を兼ね備えています。（あく迄も推論ですが。）
・ハードは”イタリア車だから”と言う精度の悪さからはまったくかけ離れた期待以上のものでした。作る側の良い意味での傲慢さはあるにしても、車の作り手としては最上であり、今現在、過去の栄光から未来への果敢な挑戦を脈々と挑んでいるそんなイメージも車好きにはたまりません。ロマンですねぇ

不満な点

・納期が普通の感覚ではない。（今後は改善されるとの事ですが）
・日本語版のマニュアルは内容はともかく、ちょっと体裁が陳腐（頂いて悪いのですがあまり嬉しく思わなかった）
・やたらインジケーター類が多く、これまた、精度が良く誤作動？やら一度イグニッションスイッチをOFFにして再始動すると直ったりやら、空気圧のセンサー等は水溜まりに入っただけで点灯、リセットの仕方も結構煩わしい…
・バックする時のRスイッチが何かミスマッチな位置と形状をしている気がします。
・ディラーオプションの高価な国産カーナビ(可倒式）のモニターの可動部分の遊びからの異音（モニター収納時に発生）　ディラーに指摘するも取付けの不備ではなく製品自体の不具合だから直らなとの事（慇懃な対応ではあるのですが）　じゃー、カーナビメーカーにきちんと対応してもらて欲しいけどね
・フューエルオープナー内包のゴムエプロンが引っ掛かり開かないトラブルが頻繁にある。（エマージェンシー用のオープナーは有効ですけど。）
・エンジン、排気サウンドについては感性の問題かもしれませんが、チョットもの足りないような気がします。それはエンジンのマウントの位置にも依るのか、エンジン音は打消され気味で、排気音のボリュームに圧倒されているような感じがあります。しかし、ラグジュリーカーとしては良い味付けとは思うのですがちょっと大人しいのでは、だって、スポーツカーでしょこれ…。
・飽きの来ないデザインは長所でも取り上げましたが、反面、諸刃の剣で熱烈的視線は『猛牛』には一歩譲ります。街中で一番出会いたくない相手です。F430は可愛い弟みたいなものですから…。
・燃費に付いてはご想像の通りです。高速道路6.0Km/L 一般道路3.0Km/L　　以上こんな感じです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験