2021年3月
■2021年3月
グループPSAジャパンは、DSオートモビルのフラッグシップモデル「DS7クロスバック」にプラグインハイブリッド4WDシステムを採用した「E-TENSE4×4」を2021年3月10日に発表、同日に販売を開始した。
E-TENSE4×4のプラグインハイブリッド4WDシステムは最高出力147kW(200ps)/6000rpm、最大トルク300Nm/3000rpmを発生する1.6リッター直4ガソリンターボエンジンに、フロント81kW(110ps)/320Nm、リヤ83kW(112ps)/166Nmの電動モーター2基を搭載。システム最高出力300ps、最大トルク520Nmを発生する。搭載されるリチウムイオンバッテリーは13.2kWhの容量を確保しており、駆動用バッテリーのみで56.2kmのEV走行が可能。動力性能にもすぐれており、0-100km/h加速5.9秒の実力を備えている。
フロントはエンジンと電動モーター、リヤは電動モーターで4輪を駆動する。ドライブモードは、エンジンと前後のモーターを活用、効率の最大化を図る「ハイブリッドモード」、DSアクティブスキャンサスペンションを作動、快適な乗り心地をもたらす「コンフォートモード」、主にエンジンを動力源としながら状況に応じてモーターのパワーを活用して高性能を引き出す「スポーツモード」、前後のモーターを独立して制御し、トラクションを最大化する「4WDモード」、電動モーターのみで走行する「エレクトリックモード」の5タイプがある。
駆動用バッテリーは普通充電のみに対応し、コンセント型普通充電3kW 15A 200Vで約5時間、ウォールボックス型普通充電6kW 200Vでは約2.5時間で満充電となる。スマートフォンアプリ「My DS」では充電状況の確認と充電予約、エアコンの遠隔操作が可能だ。
エクステリアデザインはガソリン車と共通。3つの回転LEDモジュールとメインLEDプロジェクターで構成されたヘッドライトユニット、ダイヤモンドカットの入ったテールライトが装着される。
インテリアはインストルメントパネル前面に貼り込まれたオフホワイトのレザーに、ひし形モチーフのダイヤモンドステッチがドアトリムまであしらわれる。運転支援システムでは任意のレーンポジションをキープし、アクティブクルーズコントロールと統合制御する「DSドライブアシスト」、アクティブセーフティブレーキ、アクティブブラインドスポットモニターなどの先進機能が標準装備となる。