ダイハツ ムーヴカスタム 「クッソ長いレビュー的なもの 懐古厨 VS 今時の新車編 Ver.1.13」のユーザーレビュー

にゃー会長 にゃー会長さん

ダイハツ ムーヴカスタム

グレード:RS“ハイパーSA II”_4WD(CVT_0.66) 2016年式

乗車形式:その他

評価

5

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
3
デザイン
3
積載性
2
価格
2

クッソ長いレビュー的なもの 懐古厨 VS 今時の新車編 Ver.1.13

2017.7.20

総評
スポーツカーではないという意識が予めついているためか、軽にしてはやたら良く出来ていると思う。正直馬鹿にこいていたが、これならそこらへんの普通車より全然マシだ。維持費も安い、燃費も良すぎるくらいで、アシとして使うのなら全く問題がない。

ちなみにグレード指定は一応4WDモデルにしているが、ぶっちゃけていうと未確認である。たぶんそう、という感覚。2駆切り替えも無ければ表示灯もないから区別がつかないのだ。

あとは先進装置等に慣れてしまえばこれといった不満点はない。といいつつ不満点にいろいろ書いてるが、全般的に支障がないレベル。

強いて言うなら既にクルマとして完成「されきって」いる感じがするので、ここからカスタムなどをするのにはなんとなく食指が動きにくい。今更ここからどうしろというのだ、って感じだ。まあ名前からして既にカスタムされてるんだが。

ぶっちゃけ個人的には全く欲しいとは思わないが、乗っていて案外楽しさも垣間見える瞬間があるので選択肢としてはアリのひとつ。・・・どころか、しばらく乗っているとそのあまりの快適性に正直段々と欲しくなってくる。懐古主義なので各種アシストなんぞクソ喰らえ、と思っていたのだが大して「運転させられている」感覚がなく、まあ選んで損はないだろうと思ったので星MAXにしてみた。

こんだけ素直な性能なのだから、オーナーとして乗ってても割とすぐに愛着も湧いてくるのではないかと。いやーマジで舐めてたわ。そりゃ世の中軽だらけになるのも頷ける。
満足している点
【広い前方視界】
本当に広くてびっくりだ。ダッシュボード周りもかなり余裕たっぷり且つフラット面が多い造りなので、追加メーターなんかをゴチャゴチャ並べても視界を妨げることは余り無いだろう。ただ、これの弊害か、実際の走行速度に対する体感速度は低いと思う。

【快適性】
いちいち並べても仕方がないと思えるくらい、あらゆる点で快適性を感じる。なんというか、乗っていて非常にラクちんなのだ。軽だからと舐めていたが、全然そんなことはない。流石、下手な普通車より高いだけはある。高いといっても、新車価格で180万を切っている。安くはないと思うが、世の中にはグレード・装備の関係で200万くらいする軽だってあるのだから・・・

【加速性】
スムーズでマイルドに加速するCVTターボは舐めてかかると痛い目に遭う、かもしれない。発進時こそノロいが、ベタ踏みしてもいないのにも関わらず一度3000回転まで上がってからの加速は爆発的というわけでもないのに、なんだか妙に気持ちのいい伸びを見せてくれる。気づいたら80Km/hまで出ているのだから恐ろしい。体感速度もなんとなく低く感じる気がするので、スピード違反には本当に注意しよう。よく軽で無駄にカッ飛ばしている奴を見かけるが、その気持ちがわかったような気がする。追い越し時でも全然力不足さを感じない。
もちろんエコメーターを気にしながらエコエコな走行をする場合、加速が良いとかそういうことは流石にないが。そんでもって、エアコンフル活用時の加速は本当にクソそのもの。

また、ステアリングスイッチの「PWR」ボタンを押すとD-assistがエコからパワーモードに切り替わる。只でさえ良い加速がさらに良くなり、坂道・山道での走行を楽にしてくれる。スイッチも押しやすい位置にあるのでなんちゃってニトロ感覚で楽しむことも可能。まあ、その反面燃費は多少落ちるぞ。気にならん程度だが。ある程度の長いストレートは必要だが、スピードメーター一杯までしっかり出させることも全然夢ではない。でも良い子は公道でそんなことしちゃダメだぞ。

【リアワイパーウォッシャー】
前後とも拡散ノズルのようで、特にリアウォッシャーはすげえ量の洗浄液が出てくる。リアワイパー活用派には安心。

【エンジン音】
よく軽ネタでバカにされる「あああああ!!!」なんて事は全然ない。PWR使用時で6~7000回転時には加給が効いている感覚とともになかなか良いエンジン音を出してくれる。

【高速時の安定性】
暴風時ならしゃあないが、そうでなければ十分すぎるほどの安定性がある。特に高速コーナリング時。ロールも適度に抑えられ、多少なら攻めてもイイかも...と思えるほど。
不満な点
【方向指示スイッチ】
ウィンカーレバーのこと。例えばレバーを上げる際はカチッと上まで上がったままにならず、中央に戻ってくる。もちろん下方向も。これが慣れるまで違和感を感じてしょうがない。車線変更時・右左折時とレバーを動かす強さを2段階に使い分けなければならないため、ミスると戻す必要がある。ウィンカー作動時は電子音でかなり優しく知らせてくれるので、場合によっては気づきにくくて戻し忘れがあるかも知れない。上げ忘れというか上げたつもりが上がってなかった、ってのもある。
ちなみにレバースイッチの全体的な感触としては、日産車みたいなソフトなクリクリ感。

【オートパワーウィンドウ】
オート付きは運転席1つにしかない。別におかしいことではないのだが、三菱コルトでは全席オートだった。そう考えると、あれはものすげー便利だったと思う。

【数々の先進装備】
これは慣れの問題。一部機能についてはオフにすることもできる。便利でもあるため、長所短所がそれぞれ混在する要素。まあ各種警告音は鬱陶しいが、考え方を変えればなんかものすごいSFチックな乗り物に乗っているとか脳内補完すると精神的に余裕が持てるだろう。そんなことする中二病がいるかどうかは別として。

【純正オーディオ】
俺の耳が悪いわけでないことを願う。イコライザなどの設定・Bluetooth接続のIphoneにて音楽再生という条件が影響しているのかもしれない、もしかすると。以上の言い訳を先に並べておく。

音量が大きいと妙に音が割れる、っていうか不協和音レベルの違和感が常に襲ってくる。Iphone側やナビ側の設定しだいで改善されるのだろうと思いたい。一旦気になるともう気になってしゃーない。インテリジェントチューンを弄りすぎるとそうなるっぽい。

【降車時のドアが重い】
閉めるときはボムッと、チャッチさを微塵も感じさせない点は結構なのだが開ける時が妙に重く固い。たぶんドアパンチ防止でそういう風にしてるんだろうが、ドア開閉スペースが十分に取れるところでドアを一杯に開けて降りる際はちょっと力が要る。ラッチ感覚というか、ある程度段階的に開く仕組みにはなっている。

【発進時のモタつき】
踏み始めの電スロの反応はあんましよくない。実時間では大したことないのだが、体感的に「あれっ、踏んでるのに走らない?」みたいな感覚が一瞬だけある。本当に一瞬。アイドリングストップからの復帰時ももちろんスッと走り出すわけではないし、この辺は慣れの問題ではあるが、それまでは若干のストレスを感じるかも知れない。

【バック時のノロさ】
事故防止という意味合いもあると思う。バック時のみ、アクセルに対するクルマの反応がなんだか妙にノロい。バック駐車時にスパッと止めたい場合はちょっと戸惑うかも知れない。
デザイン

3

マッシブで力強いエクステリア。カッコいいと思う。と、褒めておきながら何だが別に好きではない。
走行性能

4

満足点で挙げた加速性に始まり、走る・曲がる・止まるのどれをとっても文句のつけようがない。非常にバランスが取れておりハンドル操作も軽いので誰でも運転しやすいと思う。

電子スロットルの反応もクルマの性格を考えなかったとしても充分良く、どちらかというと高速域に入ってからの運動性が高い感じがするので、ワインディングっていうんだろうか、あんな感じの道路をスイスイ走ったらさぞ気持ちいいことだろう。実用速度以内での使用感は普通車のそれと遜色ない、むしろ一昔前のクルマよりも遥かに走りのレベルが高い。追い越し時はPWRスイッチを押せば非常に捗る。ただし、エアコンフル活用時は本当にクソだ。一昔前の軽と大差ない。軽く効かす程度ならそこまでではないが。

各種先進装置に関してはアホが事故らないためにメーカーがあれこれと努力しているのが見て取れる。が、これらが当たり前になった瞬間、さらなるアホが増えてくるような気がして少し心配である。

シフトレンジ一番下の「B」ってのはブレーキの意味で、エンジンブレーキが最も効きやすいレンジである。つまり、従来の「L」レンジと役割はいっしょ。紛らわしいわ。

【車線逸脱警報機能】
先進装置の一つ。車線からはみ出したらその都度ブザーでお知らせされる(叱られる)。ボサッと走っている時にはありがたいが前方停止車両を避けるなど、意図的に車線からはみ出てもお知らせしてくれやがる。まあこれはワンボタンでオフにできるし、オフにしたあとはエンジン停止以降も記憶される。メーター上にオフのサインも表示される。

【アイドリングストップシステム】
これまた先進装置。今やお馴染みの機能で、その気になれば後付けですら可能なシステム。

詳細は今更記載しないがムーヴの場合、アイドルストップ後にブレーキの踏み増しをすることで意図的にエンジン始動させられるが、これが関係しているのかブレーキを踏んでいる足をほんのちょっと(クルマが発進しない程度でも)緩めるとすぐに始動してしまう。これがなんか鬱陶しい。しかしさすがに作動条件はあれこれ練られているので、渋滞時にいちいちエンジン止まったり掛かったりなんて事にはならないようになっている。ちなみにストップ時はエアコンも切れる。

余談だが、特定条件下で車内ファンすら止まりかかってマジモンのエンスト状態になりかける時がある。MT経験者にとってはちょっと焦ってしまう瞬間だ。

このアイドルストップもワンボタンでオフにできるが、こちらはエンジン切ったらその都度リセットされて再始動後またオンになっている。なんか設定やら裏技やらでオフにしっぱなしってのも、できたような気もする。関連するヒルスタートシステム(ブレーキ力を2秒ほど保持する機能)は地味に便利かも知れない。

【ワイパー】
間欠時は間隔調整ができず、一定である。で、なんとなくワイパーの動きがのろい気がする。

【LEDライト】
ヘッドライトに雪積もった時溶けるのかなんて出始めの頃は思ってたけど、寧ろ熱対策云々という辺り、その心配は皆無なんだろう。点灯時にパッと一瞬で点くし、十分に明るい。スモールもLEDで、フォグもLED。さすがにハイビームはまだ電球だった。

ルームランプもLED。こりゃ自分で弄る所なんてどこにもないな・・・と思ったらなぜかリアラゲッジランプのみ電球。そんでもってここにはスイッチが付いてないのでリアハッチ強制連動となる。
乗り心地

3

決して良いとは言えない。段差入力はしっかり拾ってくるし若干突き上げ感もある。が、このクラスでこの程度までの乗り心地を実現しているのだから不満では全くない。普通車と同等以上のレベルにまできちんと作られている。つまり、普通だ。

フワフワとソフト・・・ではなく、やや硬めの乗り心地。しかしその分ロールも大してせず、ふらつかないので安定性はかなり高い。高速コーナーで不安を感じることは殆どないと思われる。

長距離走行でも思ったほど悪くないが、なんというか疲れ、というよりかったるい感じは徐々に出てくる。

【エアコンルーバー】
ツマミが横長、角度調整板が厚め。ドリンクホルダーなど、ルーバー取り付け式のアイテムを使う場合ちょっと工夫が必要かも知れない。一応、ドリンクホルダーに関しては純正で両端に付いてはいる。左右どちらかに倒しきると送風口が閉じられるという作りになっている。

【純正ナビ】
クラリオンのよさげな奴がついている。流石に最新式なだけあってタッチ感触や反応速度などは非常にいい。が、個人的にはIphoneを使ったGoogleMap様に慣れ親しんでいるのでそういう点ではやはり使う気になれなかった。その場合、ルーバー取り付けだと画面が見づらいのでダッシュボードにつけたほうがいい。クラウンハイブリッドあたりでもそうだったが純正でBluetoothがそのまま使えるのはありがたい。大画面に着信がお知らせされるとドキッとしてしまうが。

【アームレスト】
昔の軽についているやつはちっちゃくて嘲笑レベルだったが、えらいちゃんとしている。しかし、両手でハンドル持つ人にとっては邪魔でしかない。収納スペースも完備。

【ステアリングスイッチ】
純正ステアリングは革巻で握りも悪くなく、埋め込まれたスイッチ類を操作することによって運転中にメーターディスプレイの表示を変えたりオド・トリップを切り替えたりいろいろできる。トリップはきちんと4桁Kmまで表示可能。外気温も表示でき、3℃以下になると凍結警告で表示が点滅するがブザーは鳴らないので鬱陶しくない。他にアイドルストップ作動時間・平均燃費、航続可能距離なんかも表示できる。

ちなみに、エンジン停止(アイドルストップ除く)時は毎回平均燃費や速度などのリザルト画面が表示される。熟読しているとすぐ消えてしまう。
積載性

2

後部座席を前倒しすることでラゲッジを広く使える。が、床面がフラットにはならず若干の傾斜ができる。まあ、車内空間もそれなりに広いのでいろんなもの積めるんじゃないスか。

前席ヘッドレストを外してフラットに寝かせ、後部座席を調整することでロングソファーモードという状態になりパラマウントベッドのあのCMみたいな体勢でくつろぐ事が可能。車中泊はできなくもないけど、やっぱり普通車ほどの快適性は期待できないだろう。
燃費

3

カタログ値で2WD 27.4Km/L、4WD 25.6Km/L。充分なんじゃないスか。

渋滞につかまり、けっこうノロノロと街乗りをしてしまった時でもリザルト画面ではリッター16kmペースと出たので驚いた。

以下、運転終了時のリザルト平均燃費参考値
16.5km/l(街乗り20km・エアコンなし)
6.0km/l(渋滞10km・エアコン強)
25.5km/l(遠乗り60km・エアコン弱)
16.6km/l(遠乗り70km・エアコン中程度・PWR加速何度か使用)
価格

2

種類ありすぎて、カタを絞って探すほどの気力もないので特に調べていない。50万くらいなら出しちゃるかなって感じ(何様
故障経験
壊れるほど乗っていないのが現状。

下記のリンクから「みんカラ」に遷移して、違反報告ができます。

「みんカラ」から、違反報告をする

ダイハツ ムーヴカスタム 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ユーザーレビューを投稿する

ユーザーレビューを投稿する

※自動車SNSサイト「みんカラ」に遷移します。
みんカラに登録して投稿すると、carview!にも表示されます。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示
carview!の最新情報をチェック!
Facebook
carview!公式Facebook
最新のクルマ情報をお届けするcarview!オフィシャルページ(外部サイト)

carview!公式X(旧Twitter)
carview!の中の人がクルマ情報をポストする公式アカウント(外部サイト)

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離