シトロエン ZX 「今更10年前の車のレポートです。平成5年...」のユーザーレビュー

今更10年前の車のレポートです。平成5年...

2003.3.25

総評

今更10年前の車のレポートです。平成5年に1年半落・走行1万kmのこの車を諸経費全て込みで145万円で手に入れました。マツダ系ディーラーのユーノス店で購入したのですが、初めてのフランス車ということもあり非常に不安でしたが、この価格、車検新たに受け直し、バッテリーを日本製に交換というサービスに負けてしまいました。今では“売りつけていただいた熱心な営業さん”に感謝しております。フランス車の故障に対する不安感は私の場合危惧に終わりました。初期のマイナートラブルはあるものの、走行距離が伸びる程に故障が無くなるといった感じです。このあたりは日本車とは逆かも。ZXを経験して車の本来の満足度とは何かを理解したように思います。乗っていて気持ちいい。これが最大の満足感です。前に乗っていたドイツ車も良かったのですが、ゲルマンの作った機械という感じで、気持ちよさに欠けていたように思います。友人の車のハンドルも握りますが、ZX以上に気持ちよくさせてくれる車にこの10年お目にかかっておりません。壊れそうにもありませんし、より自分に合った車もそうそう見つかりそうにないですので、困ったものです。ちょっと欲を出して、ZXの1.9Lシュペールを探している自分が怖いです。でもそのシュペールも自分に合うかどうかは分かりません。
私の場合は、今のZXが感性・用途ともにピッタリだった、ということでしょう。結果的に長く乗れる車が自分に合った車なのでしょう。当然ZXが合わない人もいるはずです。

満足している点

1年半落ちの中古を購入して10年、まず1番の満足点は10年・11万㎞走行を経ても、あらゆる面で劣化しないこと。エンジン・サスペンション・ステアリング特性・シートなどなど。特に運転して直接体感する部分の耐久性に脱帽。購入時の状態となんら遜色無し。エンジン自体は、8万㎞まではナラシ期間？と思える程、その後、高回転の伸び・燃費もUP。ついでにマイナートラブルも激減。
運転していて気持ちのいい点をあげれば、まず外観からは想像できないシャープなハンドリング、ボディー剛性とサスペンションから来る直進安定性（高速道路の法定速度の1.5倍以上でも不安無し）、3000回転以上のエンジンレスポンス、長時間座って疲れないシート（後部座先も広くは無いが着座位置が高くてポジションが楽）。特筆はAT、3速・4速がロックアップして回転が落ちるにつれて勝手にシフトダウン、この設定が1.6L・89馬力のエンジンをスポーティーに走らせてくれる。このATに慣れると、200馬力の日本車もかったるくってどうにも。登りでなければ、峠をリアを流しながら走っているFR族さんの車のペースが遅くって。そんな時もタイヤ鳴きもしないサスペンションもすごいね。

不満な点

満足する部分が多くて、不満なことがほんの些細な事としか思えませんが、しいて挙げるとすれば5つ程。グローブBOXが無いので車検証の保管場所に困ること。塗装が弱いこと。街乗燃費が6km／L・高速道路1?0㎞走行燃費が14㎞／Lという落差。3000回転までの軽自動車と変わらないトルク感。低出力と接地のやさしいサスペンションのため減るより先にタイヤに飽きてしまうこと。最後のは不満とは言えませんけどね（最初のミシュランは7万km持ちました。現在まだ2本目のBS・グリッドⅡです。）
やはり一番困るのが車検証の保管場所です。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験