シトロエン C6 「シトロエンよブルータスになるなかれ 今から４０年も前になるけれど、近所にDSを所有する方がいて、その不可思議な形に惹かれて以降、長い間オーナーになりた」のユーザーレビュー

シトロエンよブルータスになるなかれ 今から４０年も前になるけれど、近所にDSを所有する方がいて、その不可思議な形に惹かれて以降、長い間オーナーになりた

2011.11.7

総評

シトロエンよブルータスになるなかれ
今から４０年も前になるけれど、近所にDSを所有する方がいて、その不可思議な形に惹かれて以降、長い間オーナーになりたいと思い続けていた。そして数十年後、どうにか手に入れられそうになった頃、既に往年の雰囲気を持つ車はシトロエンには存在せず。・・代役にはA6を当てたが、DSの影が消えることはなかった。過去にどうしても忘れられぬ恋人が誰にでもいるようにね・・・アウディはモデルチェンジをしたばかりで、大きな顔に変貌した。これはかなりイイ車だ。不満は硬い足だけでその他に不満は何もない。さすが躍進する会社の車には勢いがある。しかしイイ車と好きな車は別物。いい悪いじゃない、良いより好きは勝るのだ。我が家は近年新築したばかりで、本当は車を買っている場合ではない。ところが、ドイツ車がモダン和風と庭になぜかしっくりこない、色も合わない。国産車は和風という感覚が頭にまるでない。c６は奇妙に和風が似合う。庭に止めておくと、その異端であろうデザインが静かに佇みしっくりくるのだ。シトロエンよ異端を忘れるなブルータスになったら終わりを迎える。滅多に見られぬ希少性こそが命。いっぱい売れてはならぬ宿命。売れなきゃ企業が存続せぬなら、値段を上げればいい。それでも好きなら買う。

満足している点

もはや言うまでもなく、デザインと乗り心地意外に何かありますでしょうか。性能など論じてもこの車には失礼と言うもの。バッティングしない奇妙な形は、日本でいう数寄ものと同じ感覚。足はよく言う浮遊感はそれほどに感じないが、段差を乗り越えた時の時間差は気持ちがいい。内装は上質とは言えないが、ドアポケットが静かに上下する様はいかにもシトロエンらしい。今後この会社は、多分c６の後継を当分造らないだろう。この世界同時不況の環境ではうなずけることだが、逆に言うとビッグシトロエンをこれから随分長い間買えなくなるということ。おまけに、日本での販売は中止。ありがたいことです。今後信号で並ぶことも、前方から見ることも、恐らくないでしょう。もしそんなことが起きたとしても、それぞれのオーナーはお互いを見ることはない。数寄者は数寄者を好まないもの。そんな人が選ぶ車の名前をアンドレが作ったシトロエンと呼ぶ。

不満な点

好きな女に短所は見えぬ。好きな車に短所は見えぬ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験