シトロエン C4 ピカソ 「運転が優しくなりました。 過去の車歴は実用性よりドライブの楽しみを重視した選択でしたが、今回は実用性を重視しました。選択のポイントは ①家族5人がゆっ」のユーザーレビュー

運転が優しくなりました。 過去の車歴は実用性よりドライブの楽しみを重視した選択でしたが、今回は実用性を重視しました。選択のポイントは ①家族5人がゆっ

2012.1.11

総評

運転が優しくなりました。
過去の車歴は実用性よりドライブの楽しみを重視した選択でしたが、今回は実用性を重視しました。選択のポイントは
①家族5人がゆったり乗れて荷物をたくさん載せられること。時々は6人乗車が可能なこと。
②足腰が弱くなった老人が乗降し易いこと。
③運転機会の少ない家族が使えるよう、大きすぎなくて取り回しが楽なこと。
④できれば車中泊が可能なこと。
以上から必然的にミニバンの中からの選択となりました。現在まで1年弱、2万6千キロ経過しましたのでご報告します。
ピカソ選定の大きな要素は、以上の４点のクリアはもとより、乗っている人を楽しませることを車全体で強烈にアピールしている点です。ガラス面積が広くて乗員すべてがとても解放感を味わえ、特に天井まで届きそうなフロントウインドウと大型のグラスルーフの組み合わせは他車にはありません。シートの感触やインテリアデザイン、シフトレバーなどの操作系やハンドリングの味わいはしっとりとした独特の感触で、国産車との価格差を十分に埋め合わせるものです。ピカソに乗り換えてからは制限速度内での運転で十分に楽しめることが分かり、安全運転、余裕をもった運転ができるようになりました。

満足している点

上記の4つのポイントをすべてクリアする車は意外と少ないのです。特に②のポイントですが、2列目に乗車する際にステップを使う車はＮGです。足腰が弱ってくると片足をステップについて体を持ち上げることはできなくなります。立ったまま腰を乗せられ、そのまま足を中に入れられる方式がベストであり、ピカソはそれができること、しかもエアサスで車高を下げてさらに乗りやすくできることが評価できた点です。なぜこんな簡単なことが国産車にはできないのでしょうか。④についても2列目、3列目を収納してフラットにできる車は多くありません。ピカソは前後長180ｃｍ、幅120ｃｍ確保し、ほぼフラットにできます。車中泊を10泊以上しましたが、ニトリで購入した折り畳みのマットレスを使用しておりすごく快適です。車内の音もよく遮断しているので高速のＳＡで車中泊をしても周りの騒音が気になりません。①の快適性については国産のエルグランド、アルファードクラスがおそらく世界一ですが、いずれも②～④のポイントはＮＧです。①についてはピカソはまずまずです。2列目シートは３席とも同一のサイズを確保していますが、その分幅はぎりぎりとなります。前後長はスライドさせられるので足元を確保できますが、座面と床までの高さはあと３ｃｍは欲しいところ。これは②と④との相反関係ですので許容できる点です。
掛け心地は見た目よりもよく、３～４時間のドライブでも不平は聞きません。乗り心地は高級車のような重厚な感じはしませんが、突き上げ感も少なく適度な柔らかさです。にもかかわらず首都高のＲのきついカーブでもかなりのスピードで通過できます。燃費は現在までの総平均が１２．９Ｋ／Ｌで、重量を考えるとよいと思います。

不満な点

２ペダルのマニュアルについてはフルＡＴと比較し短所として挙げている人がいますが、そうは感じません。あくまで３ペダルマニュアル車のクラッチ操作の煩雑さを解放させてくれるものであり、パドルで簡単に変速できる点がメリットです。フルＡＴのシフトマナーと比較するものではないのです。マニュアルでのダイレクトなレスポンスを３ペダルよりストレスなく扱えることを評価すべきです。
エンジンそのものはパワーと音色とも平凡です。信号グランプリでは１５００ＣＣクラスより少し早いかなと感じるレベルです。しかし高速での加速は良く、法定速度の１．５倍ぐらいからキチンと加速します。音質はマツダの４気筒に似ています。ただの騒音ですので、もう少しましな音を出してもらいたいものです。低速の乗り心地は、特に荒れた路面で左右に大きく揺さぶられ不満です。ミニバン全体の問題しょうか。エアコンの効きが悪いので真夏はきついです。これは排気量が少ないのであきらめています。オーディオの音質も良くありません。ＵＳＢでＩｐｏｄが接続できるので使い勝手は良いのですが、ティーダの標準装備のステレオと同じレベルの音質だと思います。
購入時に一番不安だったのはガラス面積が大きい分剛性が低いのではないかという点と、アフターサービスです。若干助手席、運転席のドアからかたかた音が出てきていますが、幸い大きな劣化はまだ感じられません。サービスの点もトラブルは出ていないのでまだ評価はできません。
フランス車の耐久性は未知数ですが、何とか１０万キロは使っていきたいと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験