2006年3月
■2006年3月
日本で2004年3月に発売されたC2は、サクソの後継モデルとして欧州では2003年9月に販売が開始されている。C3と共通のプラットフォーム採用し、ダイナミズムと革新性を追求したスタイリングと、ひとクラス上の走行性、快適性、安全性の実現を目指している。外観デザインはC3が丸みを帯びた可愛らしいものであったのに対し、直線的でスポーティなものとされている。全長3.67mのボディサイズは、姉妹車のC3よりもさらに18cm短いコンパクトな設計だ。リアシートは2座席のセパレートタイプ。これにより乗車定員は4名となる。それぞれ独立して前後に10cmスライドできるほか、シート前方を90度起こして畳み込めるダブルフォールディング式を採用。これによって3人乗車、2人乗車など、乗員数に応じたシートおよびラゲージスペースのアレンジが可能だ。上下分割式のスプリットテールゲートは、15cmの間隔があれば上部のリアハッチウィンドウのみで開閉が可能。狭い場所でのラゲージルームへのアクセスを容易にしている。搭載エンジンはいずれも直列4気筒で、2006年3月のマイナーチェンジで1.4リッターと2機種の1.6リッターの計3機種が搭載されるようになった。トランスミッションは5速MTのほか、マニュアルの機動性とオートマチックの利便性を融合させた2ペダルセミオートマチックの5速センソドライブを搭載する。6エアバッグ、ABS、ブレーキアシストなど、充実した安全装備も採用される。