世界一周無着陸飛行にはＢ５２のような８発ジェットエンジンが必要なのでしょうか？

Question

Ｂ５２は当時２万キロ飛行に成功している、

きちんとした飛行機で３万３千キロ飛行するには、ある程度の強い出力を持って、

高高度で空気抵抗の少ないところを飛行してたほうが有利である？

（もちろん８０年代末にペラペラの飛行機で無着陸周回飛行に成功しましたが、晴天等条件が限定されている）

Answer 1

B-52の航続距離が長いのは基本的にアメリカ本土の基地だけで当時の仮想敵国をカバーする必要があるから。それには片道8000km程を往復できるだけの性能が必要。

B-52が8発なのは、現在の大型旅客機・輸送機に使用されるような大出力エンジンがなかったにもかかわらず5～10tの爆弾(初期の核爆弾は1個5t程度の重量があった)を抱えたまま往復16000kmを飛べる飛行機を作る必要があったから(核爆弾を落として帰りは身軽に・・・なんて事態は滅多に起こるものではないから爆弾は持って帰らないといけない)。B-52が使用しているエンジンは当時の単発戦闘機用ないしはボーイング707用のエンジンで、今日のエンジンなら4発で間に合う。近代化改修の際に4発化も検討されたようだが、結局現状維持の方が安上がりという結論になったようだ。

>ペラペラの飛行機
基本的に殆どの航空機は対流圏の悪天候下では飛べない。B-52はルータン・ボイジャーよりは頑丈とはいえ自然の猛威に対しては50歩100歩のペラペラである。しかし悪天候自体の存在しない成層圏ないしは対流圏上部を飛行できれば天候を気にする必要があるのは離着陸時だけになる。

質問者からのお礼コメント

皆様貴重なご回答ありがとうございました。！

Answer 2

KC-767 で 自分に給油してれば 行けるでしょ(´-ω-`)！！！

http://www.mod.go.jp/asdf/equipment/yusouki/KC-767/

今どきの航空機なら 燃料さえ有れば いくらでも飛び続けられますｗｗｗ!!!

Answer 3

必要でないです。双発が最も有利です燃費の面で。

きちんとした、ある程度強い出力、高高度で空気抵抗が少ない。といった根拠のない表現は別として、

実際B777－２００が2万キロに成功しています。これにフェリータンクという客席に増設するゴムタンクを装備してやれば可能です。

60年も前だから8発もエンジンが必要なだけであって、現在では4発で充分な性能が出せます。
さらに、この大きさが必要でないなら、７８７のほうが有利です。

Answer 4

実際に、ライトプレーン系で世界一周の実例があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3_%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

特に前者（グローバルフライヤー）は、実際の飛行で1200㎏の燃料を無駄にした上での記録なので、実際はもっと伸びていた可能性もあるでしょう。

ただし、専用設計で、しかも風の力を最大限に利用してのものです。


実際の旅客機であれば、B777-200LRがロンドン→香港の21600㎞をノンストップで飛行しています。
これが限界というか、これ以上のスペックは必要ないことになりますね。

結局、小型機と大型機のどちらが効率が良いのかは不明です。
大型機の場合、コストが掛って大改造にチャレンジすることもないでしょうから。

ただ、理論上はやはり軽量機で風に乗って飛行したほうが有利だと思いますけどね。

B777-200LRをどう改造しようと、さらに1.5倍の航続距離を出すのは困難でしょう。
また、それで荷物と客が載せられなくなったとすれば、全く意味がありませんしね。

あと、近い将来、宇宙空間に出ることで容易に世界一周をすることができるようになるかもしれませんね。

Answer 5

必要なのはエンジンじゃなくて、機体に対してどれだけ燃料を積めるかでしょ。

ただ、燃料タンクを大きくすれば、機体も大きくなり必然的に大きなエンジンが必要になる。確かに高々度を飛べば天候等は関係なくなるけど、空気抵抗ならば民間ジェットが利用する1万メーターでも十分。

※あれ、なんで2万メーター？ と思って調べたら
実用上昇限度は1.1-1.6万メーターだった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/B-52_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)

スペック上の航続距離も1.6万㌔だからと思ったら、やっぱり爆弾の代わりに燃料を積んだみたいだね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%BC

Answer 6

＞世界一周無着陸飛行にはＢ５２のような８発ジェットエンジンが必要
なのでしょうか？

B52が開発された60年前には強力なエンジンがなかったので、8発に
したので、今なら4発でじゅうぶんです。 世界無着陸飛行に必要なの
は航続距離の長い事で、エンジンの数ではありません。

＞きちんとした飛行機で３万３千キロ飛行するには、ある程度の強い出
力を持って、 高高度で空気抵抗の少ないところを飛行してたほうが有利
である？

その通りです。空中給油を受ければ世界一周飛行の可能な飛行機は沢山あ
ります。