キャデラック XT4 「アメ車が好きならきっと気に入るプレミアムSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

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評価

3

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
4
燃費
-
価格
3

アメ車が好きならきっと気に入るプレミアムSUV

2023.3.9

年式
2021年1月〜モデル
総評
2018年3月にアメリカで発表され、2021年1月から日本導入されたキャデラックのコンパクトSUV。コンパクトといっても全長4605mm×全幅1875mm×全高1625mmと、国産車ではレクサスNX(全長4660mm×全幅1865mm×全高1660mm)などに近いボディサイズで、国内基準で考えると小さくはない。グレードは「プレミアム」「スポーツ」「プラチナム」の3グレードで、エンジンは2L 4気筒ガソリンターボの1種類のみ。国産車とも欧州車とも違う雰囲気が魅力のプレミアムSUVだ。(担当:KK)
満足している点
スッキリとしたフォルム、ゆったりとおおらかで開放感があるインテリア、内外装の色使いなど、どれも国産車や欧州車とは違うセンスと世界観はこのモデルでしか味わえないもの。つまりは「アメ車らしい雰囲気」がこのクルマの最大の魅力ではないだろうか。
不満な点
キャデラック全般に言えることなのだが「左ハンドルしかない」のが最大のネック。ただでさえそれなりの大きさがあるので取り回しには気を使うサイズなのに、プラスして左ハンドルという組み合わせが購入のハードルをかなり押し上げているのではないかと思う。
デザイン

4

現代のアメ車らしい全体的にスッキリとした線の構成による落ち着いたデザインで、どちらかというと美しいというよりは男前でかっこいいタイプ。ギラギラタイプを好みがちの日本人からすると地味に感じてしまうかもしれないが、この大人っぽさが魅力なのだと思う。
走行性能

3

2L 直列4気筒ガソリンターボの最高出力は230PS、最大トルクは350Nm、トランスミッションは9ATを組み合わせる。公式の燃費は非公表。パワー感は十分だが、走り全体にこれといって特徴がないように感じた。エンジンフィーリングも悪くはないが、特別いいというものでもない。いずれにしても欧州プレミアムブランドの「手応えを感じる走り」と比べるのもナンセンスだと思うので、これはこれでいいのだと思う。
乗り心地

3

アメ車と言えば「おおらかでゆったりとした乗り味」をイメージするが、XT4は路面の凹凸をそれなりに拾ってくるいわば「普通の味付け」だ。といっても乗り心地が悪いわけではないので心配は無用。
積載性

4

ラゲッジ容量は通常時637L、リアシートの背もたれを倒せば最大1385Lとなる。まぁまぁ大きいボディサイズに見合った容量と言えるのではないだろうか。またテールゲートには足の動きで開閉可能な「ハンズフリーテールゲート」を全グレード標準装備する。
燃費

-

ちょい乗り試乗かつ、公式燃費データが非公表のためレビュー不可。
価格

3

価格は「プレミアム」が689万円、「スポーツ」が769万円、「プラチナム」が809万円。ブランド力とサイズのバランスで考えればまぁまぁ妥当な価格設定ではあるが、例えばベースグレードになるプレミアムには「全車速追従機能付クルーズコントロール(ACC)」が装備されておらず、ベースグレードとはいえ約700万円するプレミアムブランドSUVにACCが付いてないというのはどうなんだろうと思うところはある。ただ、このクルマの魅力は「他にはないアメ車の佇まい」なので、惚れ込んだのであればそんな細かなことは気にせずぜひ購入まで突っ走っていただきたい。それがアメ車好きマインドなのではないだろうか。そしてこのクルマはそういうクルマなのだと思う。
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スポーツカー&チューニング大好物な20〜30代から、華麗なる(?)クルマ遍歴やマニアックな知識を持つ40〜50代の家族持ちお父さんまで。個性豊かなクルマ大好き編集メンバーが日々奮闘しながら記事を制作中。感じたことをリアルに書いていくスタイルで、みなさんのカーライフがハッピーになる情報を発信していきます。
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