ディーゼルエンジンって排気量を増やすより過給機を使った方が効率がいいんですか？

Answer 1

1151207581さんへ

えっと、「効率」という言葉をどういう意味でお使いに成ってるかがちょっと不明なんですが、それでも

>ディーゼルエンジン
>排気量を増やすより過給機を使った方が効率がいいんですか？
ディーゼルに限らず、過給は物凄い威力を持っています。ので、過給してダウンサイジングするのがBest、だしそれしか無い、と見られていますね。
以前のガソリンエンジンが、過給したばかりに燃費極悪と定評が根付いてしまったのは、過濃混合気で内側から冷やしてた(燃料冷却を掛けた)為です。
理論空燃比のまま過給を掛けて行ければ、ディーゼルがガソリンを凌駕している様に見える様に成った位の威力を、ガソリンでも発揮してくれる事に成ります。けど、それには新技術が不可欠で・・・d(^^;)
ディーゼルでも現状はチンケなTurboという過給機が一般的なので、使い難い特性の物を頑張って使っている、、、と言った状態です。

ダウンサイジングというコンセプトがやっと定着して来ました。過給してトルクや出力が向上した分は排気量を減らすと、熱効率が向上する。
排気量を減らすと言う事は、ピストンとシリンダーの摺動面積という、各種の摩擦損中に占める割合の大きい物をガクッと減らせる事に成る。
特に、自動車の実用走行の大半を占める部分負荷域(小型自動車で1/6、大型車で1/3負荷)では、この摩擦損の割合が大きく見えて来てしまう為に、加速の余裕を削ってでも小さいエンジンを使いたい所です。が、やっぱ皆さん余裕が欲しいですからねぇ。d(^^;) どうしても余分なエンジンを積んじゃう。
ダウンサイジングは過給を使ってこれを実現しようと言う物で、過給の実績は大型舶用主機
https://car.motor-fan.jp/tech/10017351

で積み上げられて来ています。(世界中が競ってケチに撚りを掛けてる d(^^;)
船舶だと定回転と言って良い使われ方ですが、自動車は加速の繰り返し。よって重い事は罪ですし、最大出力やトルク域以外でも、レスポンス良く効率良く排気が綺麗、じゃないといけません。
そうそう、大型車のディーゼルの世界では、過給して空気過剰な燃焼に移行する事で黒煙を低減する、と言う形で排ガス浄化が始まった様な物です。が、、、
それだけでは無くて、欧州や北米で明らかに成ったのは、過給して低温燃焼に移行する事で(吸入新気を十分に冷やしてから吸わせる)、大気汚染の元凶物質であるNOxの生成排出量も減る事が判った。
ので、もっと過給してダウンサイジングしたいんですが、、、クラッチ合わせのトルクが無いと困っちゃいます。
ので、内部圧縮を持つ事で高効率な機械式過給機との多段過給にしたいのですが、そうすると高過ぎる過給圧を無駄無く制御する手法が未だ確立していません。
高効率な機械式過給機の代表格
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B5

も、信頼性が獲得し切れていないし低価格化も未だだし。。。

と言う事で、日本人が成立させた特許を実現する段階にも至っていない状況・水準なのでした。
中々難しいですね d(^^;) 疑問が有れば補足なさって下さいな

Answer 2

ディーゼルエンジンって排気量を増やすより過給機を使った方が効率がいいんですか？
そうなりますね

Answer 3

ディーゼルエンジンは、同じ排気量のガソリンエンジンと比べると非力ですので、同じ排気量のガソリンエンジンと同等の出力を出すには、過給したほうが合理的です。

過給ではなく排気量を上げて同等の出力を出そうとすると、エンジン本体が大きくなるため、車体に搭載するときの制約が大きくなり、その分車内が狭くなるなどの欠点が目立ちます。

Answer 4

元々エンジンが高圧縮に耐える設計なので小型のターボとは相性が良いとされてます。