BMW Z4 ロードスター 「プレミアムブランドのスポーツとしては５０点の出来ではないだろうか？シャーシー性能は２００キロも重い３３５iカブリオレに負けている。旧型に比べれば随分と」のユーザーレビュー

プレミアムブランドのスポーツとしては５０点の出来ではないだろうか？シャーシー性能は２００キロも重い３３５iカブリオレに負けている。旧型に比べれば随分と

2010.4.16

総評

プレミアムブランドのスポーツとしては５０点の出来ではないだろうか？シャーシー性能は２００キロも重い３３５iカブリオレに負けている。旧型に比べれば随分と良くなったとの評判だが、ノーマルサスにたかが１７インチで悪路で跳ねるし、高速の段差では車が浮く、横っ飛びする。車が空中にある間はグリップを失うのだから結果として非常に遅い車となってしまう。ブレーキングした際の荷重移動も感じられず曲がるという気がしない。
この点は３シリーズ以下で同価格帯のＴＴＳクーペには全く敵わない。ＴＴの方が熟成が進んでいるとかの問題でなくメーカーとして負けている。この出来なら２００キロ重いＡＵＤＩのＳ４の方がＤＣＴの出来も良く余程速く走ることが出来るだろう。
車雑誌によく書いてあることは、ＡＵＤＩは狙ったラインをトレース出来るが、ドライバーよりも車が主役でロボットみたい。ＢＭＷは荒れた路面では車が上下するが、その人馬一体間がコーナーを攻める気にさせる・・・と。自分のようにレ－シングカートをやっている人間から言わせるとＺ４のようなセッティングの車には怖くて乗れない。蛇角に対して車の動きが一定ではないの安心してドライブできないのである。精度が悪すぎます。
家族会議でそのデザイン性から嫁と子供に多数決で押し切られ（普段は嫁と子供の二人用）購入したが、スポーツは全く期待してはいけません。街中をゆったりと流す為の車です。
ＢＭＷというメーカーに疑問を感じてしまった。

満足している点

・素直に格好いいと思うエクステリアデザインの車に久しぶりに出会った。これほどのロングノーズ、ショートデッキでなおかつ多くの曲線で構成されているにも破綻していないデザインはほぼ完璧。
・２０１０年モデルからは回生ブレーキが採用され、エンジンの負荷が軽減され燃費的にもパワー的にも向上したことも評価できる。

不満な点

・購入後１ヶ月で多種多様な問題が出た。極めつけは走行距離３００キロでトランスミッション異常のアラームが出てミッション交換となった。交換工期が４日と短かったことから対策交換用のミッション自体が予め用意されているらしい。つまり、結構な比率で不具合が起きるということだろう。ダイナミックドライビングコントロールはノーマルモードで、エンジンは僅か２０００回転で走行中という低負荷でこのアラームは頂けない。
他にも極低速でも気になるルーフ付近からの異音は、質感の高いインテリアデザインが醸し出す雰囲気も台無し。台車に借りた２年落ちの３３５iカブリオレでは感じなかった。
・高さが足らない８．８インチのモニターはドライバーからの目から距離が遠く視認性は悪い。ライバル？のＴＴのモニターは１０年モデルからＶＧＡになっており格段に見やすい。ｉドライブもダイヤルの他にボタンの追加により随分と改善されたが、プルダウンメニューは整理されているとは言えず使いにくい。６年前のＡＵＤＩのＭＭＩに追いついたという感じ。
・価格に対して装備の貧弱過ぎる。スポーツシート、アダプティブライト、１８インチのホイール＆タイヤ、セキュリティアラームとオプションを付けると８００万を超えてしまう。
・使い難いを通り越して呆れる程駄作のパドルシフトは、悪名高きＥ６０のアクティブステア同様不要。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験