トレーラーを多く手掛けていらっしゃる、junk19790822さんに 回答していただきたくよろしくお願いします。

Question

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11186305361

私は、通常ライトトレーラ等用のカプラーを結線する場合
直接、左右のテールランプから配線を分岐してます。

上記に貼り付けた質問の回答者（sony_xperia_z4さん ）は
その様な結線だと、ストップランプも通常23W×2個の
ところ、23w×4個になり、車側の配線が焼けるので
火災になる、そんな結線をする整備工場など有り得ない。

また、ウインカーに関しては、ウインカーリレーが
高負荷で、火を噴く恐れがあると回答し、大変危険だ。

なので、いちいちリレーを組み込んで結線するのが
普通だと言っております。

私は、今まで他の電装業者も含め、テールランプ
から直接結線をしているのが一般的だと思って
いましたが、junk19790822さんは普段どのような
結線方法しておりますか？

また、その様な事でトラブルになったことは
過去にありますか？
宜しくお願いします。

Answer 1

URLの質問を拝見しました。

お仕事で施工もなされておられる方の様子ですので、私がここに記載するとまずい発言もあるのかも知れませんが…

この回答で分からない部分に付いては、不特定多数の方が見れる場に書き込んだらまずいと思って書いていない部分もあるので、メールからご相談下さい。


質問の議題の古いムラーノに付いては作業経験のある車種ですが、全てのグレードの確認までは当方では行っておりません。


本件の場合だと一般には分岐接続で施工します。

問題が出るならピンアサイン（配線の配列）が違う、アース不良、そもそも電線の接続技能に問題がある、電圧降下が大きいので問題があると言った一般的な対応を行います。

勿論現物を見なければ分からない接続不良などのケースも多く、ネットの文章のやり取りで解決するケースは殆どありません。

これはしょうがないですね。

もしも議題の質問者さんがお近くにお住まいであれば、私が無料で現車を拝見致しますので、お越しなる様にお伝え下さい。

私は趣味の副業で店を開けていますので、点検や不具合の指摘は無料ですが、修理や再施工、部品の交換などには代金が発生します。



次に配線の溶断に付いては…

お手元の整備解説書電装編をご確認下さい。

実際のい配線は一般的な自動車用配線の約1.25ⅿ㎡（AWG 16表記）であると記載されています。
数値としてはＶＳＦの単線使いの同等値と考えて下さい。

そこまで詳しい資料をお持ちではないかも知れませんが、電装屋としては最低限必要な投資だと私は思います。

「通常23W×2個のところ、23w×4個になり、車側の配線が焼けるので火災になる」

この場合制動灯の配線の溶断電流が（23Ｘ4）÷12（本来は14.4で計算するが…）＝7.7A程度しかないと書かれている方がおられる訳ですね。

電線の許容電流と溶断電流の量は勿論違う物で、一般には溶断電流という考え方はあんまり用いられる事はありません。

配線の総延長は5.2ⅿの様子ですので、全部金属管隠蔽工事のＶＳＦの単線使いの同等値で考えると連続点灯の許容電流で考えても7.5Aもあります。

制動中しか使用しない灯火類であり、連続使用しない時間の放熱もある訳ですから、7.7Aの断続使用で燃える訳がありませんし…

金属部分ばかり通してあるので、放熱も期待できます。
被覆の耐熱温度は75度以上ありますので十分です。
そんなに発熱する訳はありません。

そもそもが、23wのバルブと言っても本当に入力電力が23wもある訳じゃなくて、大昔に決められた現物が存在しない様な規格の23w級の能力という事で、賞味23wの消費の物なんて無い訳です。

車輌火災の発生リスクの計算方法としては間違っています。

失礼がなら整備士さんであらせられるのであれば、施工時に顧客に対してこうした簡単な計算や解説は出来て当然の物と思います。

変な回答を書く人も良くないですが、しっかり説明出来ないプロもお金を頂いている以上は良くありません。この点については、よくご検討下さい。


古い車の多くに付いては以上の回答です。


比較的新しい車両に付いては、車両の灯火類の回路に制御が入っている物があるのは本当ですし、細いアルミ配線などを多用する車両も増えて来ましたので

当然、安易に分岐接続すべきではない物も増えています。

アルミ線の車体側からではなく、アルミ配線ではないランプのカプラー側から作動信号を取り、リレーを介して灯火類を作動させたり

※ウインカーリレーを用いる場合は、ヘッド車とトレーラーの同期を合わせて下さい。

メーカー純正の配線キットを使う場合もあります。

配線キットの中身は大体は簡単な指令のマイクロチップとリレー数個、安定化させる為の回路と言った簡単な物ですので…

頑張れば普通の自動車用リレーやコイル、コンデンサと簡単なマイコンなどを使って実現出来なく無い物です。

ただし、装置自体は結構大きくなりますし、不帰還を掛けて安定化を図らなければ動作が不安定になり易く、注意は必要です。

純正の対策キットなどがなかったり、手に入らない場合、整備解説書を元に制御回避回路を考えて下さい。


本業の方に対しての回答ですので、初心者の方には訳が分からない内容もあるかも知れませんが、業者間の話しとしては大まかに簡単に記載したつもりです。

質問者さん以外の方がこの質問を閲覧なさるのであれば、正直参考にならない部分もあるかも知れません。

ご不明点は、利権団体や著作権に影響せず、ここに記載しても問題が無い様な形式で別途ご質問下さい。
不特定多数の方が見ると問題がある様な質問は、メールか電話でお問い合わせ下さい。

私も全てを知っている訳ではありませんが…

質問者からのお礼コメント

＞本件の場合だと一般には分岐接続で施工します。

その返答で充分理解できました、ありがとうございます。
今後役に立つ回答ありがとうございました。