BMW 4シリーズ クーペ 「８６から４２０ｉへ」のユーザーレビュー

８６から４２０ｉへ

2018.10.28

総評

ATやエンジンの電子制御の高度さが、この車に「掴みどころがない」印象を与えている気がします。そんな中でも、コーナリングの気持ちよさだけはいつも裏切りません。

これまでの愛車と比較すると、
見た目：　　　この子＞８６＞アルテッツァ
内装質感：　　この子＞アルテッツァ＞８６
ハンドリング：この子＞８６＞＞アルテッツァ
サウンド：　　アルテッツァ＞８６＞＞この子
加速感：　　　この子＞８６＞アルテッツァ
燃費：　　　　この子＝８６＞＞アルテッツァ
装備の充実：　この子＞８６＞アルテッツァ

アルテッツァに比べると文句なく良いが、８６と比べると評価に迷うというところ。
コスパが良くないのは間違いありません。ブランド料ですね。

満足している点

乗っていて感じるしっとり感、これを求めてBMWにしました。
リニアなステアフィール、遊びのない操作系、路面の質感を伝えつつも雑味のない足回りはまさに至高です。
コーナリング時、後輪の存在を強く感じるというか、後輪が積極的に曲げに来ているというか、、独特な感覚があります。これは何なのでしょうか。

また、２０１２年式８６からの乗り換えだったため各種装備の充実には目を見張ります。競合に比べると貧弱と言われますが、それでも、です。

不満な点

エンジンの音があまりにおとなしい。
また、最廉価グレードの差別化のためマフラー１本出しとなっているのも寂しいところ。
これはREMUSに交換することで解消しました。マフラー交換は必須です。

最大の不満点はMTがラインナップされていないところですが、これは如何ともし難い！
MTモードを使いこなすには訓練が必要です。TVゲームのレースゲーでのMT操作に似ていて、シフトチェンジのタイミングをつかみにくいです。これは、回転が上がってもエンジンから全然振動が出ないからかな？と思っています。

シフトパドルの操作感がいかにも電気スイッチというカチカチという感触なのが残念。もっとストロークをもたせたほうがよかった。ストロークをもたせた上で、パドルの操作スピードでクラッチスピードを制御するようにしたら面白いのに。

デザイン

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走行性能

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絶対的なエンジンパワーには不満ありません。８６から乗り換えた私には、加速時には不満を感じさせせるものではありません。
ただし、COMFORTモードでの話ですが、定速巡航時にはパワーバンドを外した高いギアに入ってしまうせいで、眠たい印象の駆動系です。
SPORTモードではそんなことはありませんが・・・。

下記のようにシフトを使い分けるようになりました。
・街中：COMFORT、ATモード
・高速、バイパス：COMFORT、MTモード
・峠：SPORT、ATモード

乗り心地

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８６よりもしっとりした乗り心地ですが、路面の質感はしっかりと伝わってきます。好印象です。
８６の乗り心地が、素っ裸で路面を転がるような感じだとすれば、４２０ｉは鎧を着ているような感じです。

積載性

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トランクはかなり深く、広い。
あまり似合いませんが、車中泊も余裕かと思います。

燃費

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燃費計を信じると、平均で１２ｋｍ／ｌ弱くらい。
スタッドレスタイヤでは、１０ｋｍ／ｌ台に落ちます。

価格

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故障経験

■iDrive まれにiDriveが落ちます。モニタへの映像出力が途絶え、勝手に再起動して復帰することが納車半年の間に２回ありました。その後もコンスタントに発生。頻繁ではないので放置です。
■リアコンビネーションランプ（右）　コネクタ内の端子が切れた。