BMW M2 クーペ 「買える見込み無いなら試乗したらダメなやつ」のユーザーレビュー

買える見込み無いなら試乗したらダメなやつ

2021.3.15

総評

私はMパフォーマンスからMモデルに乗り替えたから言えるのですが、やはりMパフォーマンスはどんなにモディファイしても所詮はMパフォーマンス。Mモデルと同じ位置には並べない事が分かった。Mモデルはそのままサーキットに行って走れるレーシングカーに快適装備を付けてナンバー取得可能にしたマシーン。対してMパフォーマンスは市販車をベースにM社が味付けを施した乗用車といったところ。

満足している点

試乗したら最後…100%の人が購入するはず。いたって普通のサラリーマンが新車で買える唯一のMモデル。
エンジン掛けただけで普通の車ではない事が誰でも分かる。
どんなに疲れていても、どんなに眠くてもエンジン始動と同時にアドレナリンが噴出する。始動時の音を文字で表現するのは難しいが、普通の車が「ブォーン」だとしたらMは「バリバリーン」。とにかく初爆がヤバい。
メルセデスで言うとAMG、アウディで言うとRSシリーズ、レクサスで言うとFモデル、日産で言うとR35、BMWではM。
各メーカーの走りを売りにしてる車のフラッグシップモデルである。
純正マフラーでこの音は反則。ブリブリした感じが最高。ブリッピングの入り方も最高。
いわゆるMボタン…一番ハードな設定にしておくと、1回目押した後に確定を求めてくる。『いいんだな？本当にいくんだな？用意はいいか？』てな感じが物凄い期待感を演出している。
下周り含む車両各所のパーツいたる所に入るMマークが男心をくすぐる。何と言ってもM社開発S型エンジン搭載車…必要にして、かつ充分なパワー。効き過ぎかと思う位のブレーキシステム…フロント400ミリローターに6ピストン、リア380ミリローターに4ピストン。うねった坂道を低速で走ってもキシミ音一つしないボディー剛性。普通のBMW車とは全く異なるパーツ構成の強靭な足周り。Mに乗ったら二度と他の車に戻れないはず。
街中ではまず見る事が無いMモデル。

不満な点

もう少しだけ車高が低ければ良いかな？

水温計が無い。

ガスコンロみたいなライトスイッチどうにかしてほしい。

前席背もたれを前に倒す時のレバーが非常に使い難い。

オートライトの感度が変。点くタイミングは良いが消えるタイミングが遅過ぎる。

デザイン

5

嗜好の問題なので何とも言えないが、超ワイドボディーにワイドトレッド・ショートホイールベースであるデザインはこのサイズでは他に類を見ない。ボディーカラーが良い。ロングビーチブルーやホッケンハイムシルバーは非常に目立ちやすくて良い。

走行性能

5

ピークパワーが全てではないと言う事を思い知らされるバランスの取れた加速性能・旋回性能・減速性能。

乗り心地

5

正直ガチガチ…かと言って不快ではない。むしろ快感。コツコツした感じかな？車内ではASD（エンジンの擬似音を出すシステム）が効き過ぎ感有り。しかし、ブリブリ音が好きな人には堪らない。

積載性

5

こんなもんでしょう。

燃費

5

燃費がどうの言うなら軽トラでも乗れば良い。通勤メインでは7キロ位かな？

価格

5

どのMモデルも車両価格が軽く1000万円を超える中で唯一の1000万円以下のM2。買うしかないでしょう！笑

故障経験

今のところ無し。