2021年8月
■2021年8月
アウディ ジャパンは、クーペスタイルのSUV「Q5スポーツバック」を2021年7月14日に発表、同年8月17日より販売を開始する。
流麗なルーフデザインを特徴とするミドルクラスSUV。エクステリアは「Q5」のデザインコンセプトを踏襲しながら、シングルフレームグリルやルーフ、前後バンパーなどを専用デザインとした。ボディサイズは全長4695㎜×全幅1900㎜×全高1660㎜、ホイールベース2825㎜。Q5に対して15㎜長く、5㎜低い設定で、後席居住空間の減少はほとんどない。ラゲッジルーム容量もQ5の520L/1520L(後席収納時)に対して、510L/1480Lを確保する。
「アドバンスト」と「Sライン」の2グレードを設定し、アドバンストには「Q8」が採用するグリッド形状のグリルにマットアルミルックの力強い垂直ラインを採用。Sラインではスポーツバック専用のアルミニウムルックインサート付きハニカムメッシュグリルとなり、マトリクスLEDヘッドライトを標準装備。前後のLEDライトにはダイナミックインディケーターが内蔵されている。また、Q5に備わるルーフレールはスポーツバックでは省かれ、スポーティさを強調させている。
インテリアはQ5と同じく、最新のインフォテインメントシステムMIB3を採用。10.1インチのセンタースクリーンはタッチパネル式とした。シートはアドバンストがスタンダード仕様、Sラインはマイクロファイバースエードのダイナミカとレザーのコンビネーションだ。
パワーユニットは最高出力150kW(204ps)/3800~4200rpm、最大トルク400Nm/1750~3250rpmを発生する2.0リッター直4ディーゼルターボ。ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステムを採用し、効率を高めたAWDクラッチ付き四輪駆動システムとデュアルクラッチ式の7速Sトロニックが組み合わされる。
なお、Q5スポーツバックの導入を記念した限定車「ファーストエディション」も発売されている。
2022年4月1日には価格改定を実施した。
■2023年1月
アウディ ジャパンは2022年12月20日、プレミアムミドルサイズSUV「Q5 スポーツバック」の特別仕様車「Q5 スポーツバック ハイスタイル」を発表した。2023年1月11日より発売を開始する。限定台数は250台。
今回の特別仕様車は、「Q5 スポーツバック 40 TDI クワトロ Sライン」をベースに内外装の機能、装備を充実させた限定モデルだ。2ℓ直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンにベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステムを採用しており、効率を高めたAWDクラッチ付四輪駆動システム「クワトロ」と「7速Sトロニックトランスミッション」を組み合わせる。
装備面では、レザーインテリアや前後席シートヒーター等を含む「Sライン plusパッケージ」を採用。足回りには、「5セグメント スポークデザインコントラストグレーポリッシュト」の20インチアルミホイールのほか、スポーティな走りと快適性を両立する「ダンピング コントロール サスペンション」を装備する。インテリアは、ダイヤモンドステッチパターンのローターグレーのファインナッパレザーシートを特別装備。モノトーンを基調としつつ、メタリックパーツとアクセントのグレーがコントラストとなり、シャープでモダンな空間に仕上がっている。
このほか、寒冷期の運転を快適にする「ステアリングヒーター」や、均質性に優れるデジタルOLED技術の採用で視認性とデザイン性を両立した「マトリクスOELDリヤライト」を特別装備する。このリヤライトの採用により、停車中に後続車が2メートル以内に接近すると超音波センサーが感知し、全セグメントを点灯させることで後続車のドライバーに注意喚起を行うことができる。
ボディカラーは、「レイシアホワイトメタリック」、「ミストブラックメタリック」、「ナバーラブルーメタリック」に加えて、今回の特別仕様車専用色である「デイトナグレーパールエフェクト」の全4色をラインナップする。