2019年10月
■2019年10月
アルピーヌは、スポーツ性能を高めた「A110S」を2019年10月23日に発表、同日より先行予約受付(2020年2月9日まで)を開始した。
A110Sにはリヤピラーに装着されるエンブレムが「A110」のトリコロールに対してカーボンファイバー(黒)とオレンジに、リヤの「ALPINE」のエンブレムはブラックに変更。ブレーキキャリパーがオレンジ色に塗装されている。カーボンファイバールーフが採用され、ボディカラーについてはA110S専用のマット仕上げ、「グリ トネール マット(受注生産)」のほか、「ブラン イリゼM」、「ブルー アルピーヌM」を用意する。
インテリアはステッチカラーをA110のブルーに対してA110Sではオレンジに変更。ルーフライナー、サンバイザー、ドアパネルは黒のディナミカを使用、ペダルとフットレストには軽量なアルミニウムが用いられた。
パワーユニットはA110と同じ1.8リッター4気筒ターボとなるが、ターボチャージャーのブースト圧を0.4bar高めてパフォーマンスを向上。A110よりも40psアップとなる最高出力215kW(292ps)/6400rpm、最大トルク320Nm/2000rpmを発生する。組み合わされるトランスミッションは7速DCTのみ。パワーウエイトレシオはA110の4.3kg/psに対して3.8kg/psに向上、0-100km/h加速は4.4秒を実現している。
足まわりはスプリング剛性を50%高め、ダンパーもそれに応じて調整された。また、重量増を最小限に抑えるために中空のアンチロールバーを装着。バンプストップラバー代わりのハイドロリック・コンプレッション・ストップも専用チューニングを受けている。
ホイールとタイヤは専用構造・専用コンパウンドの「ミシュランパイロットスポーツ4」を装着。ブレーキにはブレンボ製ブレーキキャリパーと直径320㎜のバイマテリアルディスクが採用された。
同年12月20日には、「A110」に搭載される純正アプリ Alpine mySPIN(アルピーヌ マイスピン)が、ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリ「カーナビタイム」と連携を開始し、「A110」のマルチファンクションタッチスクリーンで「カーナビタイム」によるナビゲーションが可能になったと発表した。対応OSはiOSで、今後Android OSにも対応する予定とのこと。
「アルピーヌ マイスピン」が「カーナビタイム」と連携したことにより、「アルピーヌ マイスピン」をインストールしたスマートフォンに「カーナビタイム」をインストールし、「A110」と接続することで、マルチファンクションタッチスクリーンに最適化されたUIでのルート表示および案内が可能。ナビゲーションアプリとしては、「カーナビタイム」が「マイスピン」に対応する国内で初めてのアプリとなる。
■2019年11月
アルピーヌジャポンは、「A110」に特別仕様車「リネージリミテッド」を設定して、2019年12月24日に予約申し込みを受け付け、2020年1月9日に10台限定で発売した。
「リネージリミテッド」は、左ハンドルモデルへの 強い要望に応えた特別仕様車。「リネージ」をベースに、軽量なFUCHS製18インチ鍛造アロイホイール(ブラック)を装備した。なお購入者には、専用ETCユニットキットがプレゼントされる。
■2020年6月
アルピーヌジャポンは、「A110」に特別仕様車「リネージ GT」を設定して、2020年6月2日に発表、同年6月5日に受注を開始した。なお世界で400台のみの生産となり、日本には30台が割り当てられた。
「リネージ GT」は、A110の洗練されたデザインに、フランスの感性でさらに 磨きをかけた、最もエレガントなモデル。ボディカラーは、新色の「アルジャン メルキュール M」をはじめ、「ブルー アビス M」、「ノワール プロフォン M」の3色を設定。専用のペールゴールド(淡いゴールド)のエンブレムと18インチアロイホイール、クリアタイプのリアLEDランプを組み合わせ、スポーティなスタイルに洗練さを加えている。
またアンバーブラウンの上質なレザーのスポーツシートとインテリア、銅色アウトラ イン入りブリリアントカーボンインサート、イルミネーションキッキングプレート、シリアルナンバープレートを採用し、ラグジュアリーさと特別感を高めている。