2018年6月
■2018年6月
アルピーヌジャポンは、新型アルピーヌA110の導入に先駆けた「プルミエール・エディション」を2018年6月22日に発表、50台の限定で販売した。
新型アルピーヌA110プルミエール・エディションは、アルミ製プラットフォームにアルミボディはリベットと接着、溶接により接合。強固かつ軽量な構造でありながらプルミエール・エディション専用の特別装備23kgを含みながら車両重量1110kgの軽さを実現。ボディサイズは全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mm、ホイールベース2420mmとコンパクトで、ミッドシップエンジンレイアウトによりフロント44:リヤ56の前後重量配分を実現した。
エアロダイナミクスも最適化されており、かつてのA110をほうふつとさせるボディラインにフラットアンダーボディ、後部バンパー下に設けられたディフューザーなどによって、スポーツカーセグメントでは低いレベルの0.32の空気抵抗係数を達成している。
パワーユニットは、ルノー・日産アライアンスが開発した1.8リッター直噴ターボエンジンをミッドに搭載。最高出力185kW(252ps)/6000rpm、最大トルク320Nm/2000rpmを発生し、最高速度は250㎞/h(リミッター作動)と公表されている。軽量なボディのおかげでパワーウエイトレシオも4.4kg/psとなり、すぐれた加速性能も発揮される。組み合わされるトランスミッションはマニュアルモードを備えたゲトラグ製7速DCTでステアリングポストに装備されたアルミパドルで変速が可能。「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」の走行モードが設定され、最適な発進加速が得られるローンチコントロール機能も備わる。
サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーンとなり、ダンパーにはバンプストップラバーを廃したハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用。タイヤは前205/40R18、後235/40R18サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4でFuchs製の鍛造ホイールが組み合わされる。ブレーキはブレンボ製となり、オールアルミニウムモノブロックブレーキキャリバーを採用。パーキングブレーキアクチュエーター内蔵のリヤブレーキはアルピーヌのために開発されたもので、2.5kgの軽量化に貢献している。
インテリアは天然皮革、車体を形作るアルミニウム、カーボンファイバーを採用。シートは1脚13.1kgの軽さを実現したサベルト製スポーツシートを装着。マルチメディアシステムにはリアルタイムの走行データ(エンジン出力/トルク、過給圧、クラッチ/トランスミッションオイル温度)などを表示するアルピーヌテレメトリーが装着されている。トランクルームはフロントに100L、リヤに96Lの容量を確保する。
ボディカラーは「ブルー アルピーヌ メタリック」のみ。左ハンドル仕様のみで購入希望者が販売台数を上まわった場合は抽選となる。
■2018年12月
アルピーヌジャポンは、新型アルピーヌA110のふたつのグレード「ピュア」と「リネージ」を2018年9月21日に発表、同年11月下旬の発売に先立ち、同年9月25日から10月24日まで予約受注を行った。
ピュアは、軽量・コンパクト・俊敏性が際立つ、クルマとドライバーが一体となる感覚でドライビングが楽しめるモデル。1脚13.1㎏のSabelt製モノコックバケットシートや鍛造18インチアロイホイール、フロントソナー、リアカメラなどが装備される。
リネージは、ドライビングプレジャーに加え、洗練されたデザインと快適性が特長。日常での使いやすさはもちろん、長距離ドライブにも最適なモデルだ。高さ調整・リクライニング機能のついたSabelt製ブラウンレザースポーツシートや先代アルピーヌA110を彷彿とさせる18インチアロイホイール、FOCAL製軽量サブウーファー、フロントソナー、リアカメラなどが装備される。
2019年2月5日にはピュア/リネージにラインアップされている左ハンドルモデルの日本導入を終了すると発表した。
■2019年9月
アルピーヌジャポンは、「A110」に特別仕様車「ノワール」と「ブルーアビス」を設定して、2019年6月6日に発表した。各30台限定の発売で、「ノワール」は同日、「ブルーアビス」は同年9月5日に受注を開始した。
「ノワール」と「ブルーアビス」は、「リネージ」をベースに開発。「ノワール」は、ブラックのボディカラーにブラックの内装を組み合わせ、スポーティなシルエットをいっそう精悍にアグレッシブに際立たせた。
「ブルーアビス」は、深い海のようなブルーをボディカラーに採用し、スポーティさの中に気品あるフレンチエレガンスなイメージに仕上げている。