アルファロメオ 4C スパイダー 「現代に生まれた最強の趣味車」のユーザーレビュー

現代に生まれた最強の趣味車

2020.1.3

総評

デザイン、動力性能、ドライバーズアシスト、全ての面で現代風の車では無いです。
アルファロメオというメーカーが生み出した至高の趣味車です。

多くの方が語ってますが、デザインやこの車の方向性が理解できない方は購入を避けた方が良いと思います。逆にこの車の魅力にどっぷりハマれる方であれば生涯の相棒になる事でしょう。

満足している点

何と言っても他には無いエクステリアデザインです。4C以上にダックテールの美しい車は現行車には他に無いと思います。どこと無く80年代から90年代にあった、ピニンファリーナ時代のフェラーリっぽいデザインだなぁと感じております。

ライトウェイトもこの車の強みで、カーボンモノコックを奢り、パワステや電動格納式ドアミラーといった現代の車に当然にある装備を軽量化のために排除した潔さに拍手喝采です。

1750cc、240psのエンジンスペックは現代では平凡かもしれませんがこの車には必要にして十分、全ての性能を引き出せるドライバーは、私を含め多くは無いと思います。

全ては走りのため・・・ここが一番の満足点です。

不満な点

フロントの設置性が一寸不安です、安定感が非常に足りません。ステアリングが不安定に感じ、ストレートでもアクセルを踏み込むのに躊躇してしまいます。
カナード類を設置することで対策ができれば良いと思ってます。

デザイン

5

エリーゼあたりと比べるとスーパーカー的なデザインですね。
80〜90年代ピニンファリーナデザインのスモールフェラーリを思い出します。
個人的には大好きなデザインです。

走行性能

5

走る事を最優先に考えている車です。走行性能は語らずとも高いです。
TCTは少し慣れが必要かもしれませんが慣れれば何の問題もありません。

乗り心地

5

ボディ補強をして、サスをB16で固めたMINI.R60JCWより良いです。カーボンモノコックによる剛性の高さからかサスが良く動いている印象は受けます。
但し、シートの性能はソコソコといったところでしょうか。RECAROを導入すれば何の問題ない点ではあります。

積載性

1

物を積む車では無く、走るための車です。積載性はもとより期待してません。
私の場合、ボディカバーをトランク入れ、助手席の後ろに幌を入れてしまうので、積載力はは全く無いです。

燃費

5

軽量ボディの恩恵かこの手の車の中では良い方では無いでしょうか。リッター10km以上は走ります。

価格

-

故障経験

今のところ故障はありませんが、其処はイタリア車の雄であるアルファロメオですから覚悟はしてます。