アバルト 124スパイダー 「丁寧に楽しく乗るクルマ」のユーザーレビュー

丁寧に楽しく乗るクルマ

2017.5.26

総評

気持ち良く走らせるためには慣れが必要ですが、操作を基本に戻って丁寧にすることをクルマから要求されている感じです。ですから時間をかけても、自分のドライブスタイルをあれこれ考えながら、少しでも気持ち良く乗りこなせるようにと、初心にかえって前向きにさせてくれる面白いクルマです。

満足している点

メカ的なデザインが主流の中で、生物の鼓動を感じさせる唯一無二のスタイルが最高です。気持ち良く走るためのハードが初めから高いレベルで備わっています。真夏に向けての暑さ対策は、トップクローズで窓全開にすると風の流入量は多く、背中側を流れる感じがあっていいです。またオープン時に窓全閉にしてエアコンをかけると結構効いています。逆に寒いときは同じ状態で、暖気出してシートヒーターつけて上着いらずでとても快適でした。

不満な点

スマートETCが使いづらい。カードを入れ損ねて下に落とすと、これまた取りづらい。各席背後のコンソールのふたが脱着式でとてもチープ。これも慣れないと落とします。ドアの二段開きが、一段目は狭く、二段目で大胆に開くので、要注意。これはマツダですが感知ワイパーがドライバーの意思と全く合わず(特に小雨時)ストレスたまります。

デザイン

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走行性能

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発進は半クラをきちんと使えばアイドリングでも出るトルクはあります。でも1から2速に入れた時に1000回転位まで落としてしまうと加速しません。半クラとアクセルの調整をきちんとしないと街中でキビキビ走れません。回す時は3000〜6000のパワーバンド内で(かなり狭く感じます)扱えば十分刺激的で楽しいです。H＆Tは吊りペダルの時より、意識してブレーキ上部を踏むようにして対応しています。

乗り心地

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街中では多少硬いと感じますが、高速道路や山道では感じない程度です。また大きめの段差や、きつ目の坂道の最下点から上りになる時のような強めの入力に対してはきれいに収束するので、安心感があって、トータル乗り心地はこのカテゴリーなら十分良いと思います。

積載性

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トランクルームは夫婦二人で旅行へ行ってお土産積んで帰るには十分です。収納不足はキャビン内です。グローブボックス,ドアポケットは有りません。コンソールは眼鏡ケースで一杯です。背後中央コンソールは書類ケースを入れると、残りは眼鏡ケース2個分です。それぞれの席背後のコンソールは、ティッシュボックスくらい入りますが、席を前に倒さないと出し入れできません。

燃費

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使用目的がドライブ中心なので、海岸通りのような平坦路、山道のように高低差のあるところ、高速道路おりまぜですが、ストレス無く走っても14〜15キロくらいです。燃費計は実燃費マイナス0.2〜プラス0.6キロで、正確な方だと思います。今のところ実燃費の上回る方が多いです。

価格

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故障経験

まだありません。日伊ハーフとはいえ、EXワランティープログラム2年(計5年保証)は念のためつけました。