アバルト 124スパイダー 「もう少しだけ、伊太利亜のニオイが欲しいね」のユーザーレビュー

_m_a_s_a_k_i_ _m_a_s_a_k_i_さん

アバルト 124スパイダー

グレード:- 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
-
乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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もう少しだけ、伊太利亜のニオイが欲しいね

2017.5.14

総評
マツダのシャシーにFCA既存横置エンジンを縦置した点だけをとっても、日伊メーカーの共同開発の過程に於ける苦労が目に浮かぶ。その結果、美しいハーフが誕生。
頑張ってくれた皆さん、ありがとう。

ルックスはイタ車なれど、エンジンと足回り以外は国産車の色が濃い。
伊太利亜のニオイがもう少しあるとベストだね。

とはいえ、このパッケージのクルマがこの価格でリリースされる事は奇跡に近いと思う。

<MTとAT>
私の場合は、981Cayman(LHD、MT、2.7水平対向6気筒MR)との2シータ2台持ちという事もあり、使い分けをイメージしてATを選んだ。
しかし、正直言って、このクルマのATミッションのレスポンスは最近のドイツ車と比較してしまうとレトロな印象だ。
反応が遅く、残念ながらパドル操作を楽しむ域に仕上がってはいない。
(パドルを使わず、単純にDレンジで2ペダル操作をする分には何ら問題ないけれど)

これに付いては、ライト・ウェイト・スポーツカーに、重たいデュアルクラッチを搭載するのはナンセンス、というポリシーなのだと思う。

その割切りを持てるなら、ATのシフトも、ターボラグとともにレトロな味として楽しめるかもね。

(その意味に於いても、軽くて、意のままに操れるMTがこのクルマには合っている、と思う)
満足している点
◆久々に「欲しい」と思わせてくれたイタ車(国産だけど)
◆随所にイタ車とロードスターのいいとこ取りを実感できる
◆今時のクルマにしては珍しくアイドリング・ストップが付いていない。その割に燃費はそこそこ
◆車格の割にデカいボンネット
◆旧124譲りなボンネットのパワーバルジ


◆デザイン・コンシャスなヘッドライト・レンズ


◆少しイジるだけで超速スポーツカーに変貌!
◆国産車なので流用パーツが豊富なのは嬉しいね。
不満な点
◆LHDが選べない
◆ウインカーとワイパーが左右逆(笑)
◆給油口が右側にない
◆悪路だと不器用に固い純正足回り
◆典型的なカックンブレーキ(パッド変えたいなあ)
◆賢くないパワーウインド
 ・FIAT車なのにリモコンキーで操作できない 
 ・幌の開閉操作終了後、自動で閉じない
◆車内の匂いが国産車のニオイ
◆ドアの開閉音(国産車の音)
◆3連メーターの配置(スピードメーターは左にして欲しかった)
◆ATのギア比
◆ATのシフトチェンジ時のレスポンスの遅さ

【2017.11.16修正】
これまでターポラグによるものと思っていたレスポンスの遅延は、どちらかというと変速機のレスポンスに要因があるものだった。よって「萎えるほどのターボラグ」というコメントを削除した。
デザイン

-

走行性能

-

AT車に試乗した時から、ノーマルモードでは低速トルクが細いのかゼロスタートにストレスを感じた。(しかもAT車の1速ギヤ比はMT車より重いので、尚更初速が遅く感じる)
かといって、スポーツモードにすると、結構引っ張ってくれるのは頼もしいが、燃費が気になるくらい引っ張りすぎになってしまう。

そこで、スロコンを搭載してアクセル感度を高めた。
さらにサブコン設置でパワーアップもしたので、今ではノーマルモードでもストレスフリーに。
この辺がこのクルマの持ち味だね。
「育てる楽しさ」

納車2週間で、峠道での爽快感と、高速の安定感の両方を兼ねそろえたコに成長。
乗り心地

-

足回りは、良くも悪くもビルシュタイン。
ブレーキは対向4PODブレンボキャリーパーのそれそのまま。特筆することはあまりないが、純正ブレーキシューはいわゆる「カックンブレーキ」なので欧州車に慣れてない人は違和感を感じるかも。


同じ骨格を持つNDロードスターに乗った時には、華奢で、カーブを曲がるたびにしなるような挙動を感じたが、Abarth124スパイダーは硬性の高さを感じるガッシリした走り心地だ。
同じシャシーを使っているとは思えないほどの安定感がある。

風の回り込みは、MBやBMWの幌車と比較しても、同等かむしろ少ない。
(ボクスターや911カブリオレと比較すると、頭のてっぺんがスースーする分、劣るかも)

幌を閉めた時のロードノイズは、ロードスター同様で、決して静かとは言えない。
積載性

-

旧124のテールランプ・イメージを踏襲したリアデザインは、NDロードスターと比較するとかなり角ばっているので、その分リアラゲッジスペースを拡大することは可能だったはず。
しかしながら、124にはロードスターのリアラゲッジ内張りが変更なく流用されているので、ラッゲージ容積はロードスターと同じだ。
実際、内張りを剥がしてみると、左右に結構なデッドスペースがある。こういう所は手抜きをせずリデザインして欲しかった。
あと少しで、ウッドを抜けばゴルフバッグが乗るだけに悔やまれるところだ。
(ラゲージ内張に手を加えればゴルフバッグ2個積載可能)

キャビン内は、正直いって不便。
私のシート位置では、シート後ろにカバンを置く余裕はない。
シートとサイドシルの間にボディーバッグ程度なら挟み込む事が出来るので、運転者(つまり自分)としては納得できるが、助手席の女性には申し訳ない感じだ。
この辺の色気の無さが、国産だね。
助手席側には一工夫できたんじゃないかな、と思う。
(4Cクラスのスペシャリティならソレも納得出来る訳だから、この辺がパッケージの残念なところを象徴している、かも)
燃費

-

概ね、街乗りは首都圏渋滞時で8km/L、空いていれば10〜11km/L、遠出は13〜14km/L といった感じ。
サブコン搭載後は、エンジン回さずにパワーが出るので街中で空いていれば12〜13km/L、遠出は15〜16km/Lといった感じ。

芦ノ湖から都区内までで17.0km/L というのが最高記録。

価格

-

故障経験
今のところなし。

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