■ステーションワゴンをけん引するのはやっぱりスバル?
数少なくなった国産ステーションワゴンにおいて確固たる地位を確立しているスバル「レヴォーグ」。2代目モデルとなる新型レヴォーグは、2020年8月20日より先行予約が開始し10月15日に正式発表を予定しています。
では、ほかの国産ステーションワゴンと比べて、新型レヴォーグの使い勝手はどうなっているのでしょうか。
【画像】まるでコクピット! 超進化した新型「レヴォーグ」をチェック(34枚)
レヴォーグは、「レガシィツーリングワゴン」の後継車種として、2014年にDセグメントのステーションワゴンとして初代モデルが登場しました。
新型レヴォーグのパワートレインは、新開発1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンが搭載され、最高出力177馬力/最大トルク300Nmを発揮。先代モデルの1.6リッターターボエンジンと比べると、7馬力/50Nmアップしています。
先進安全性能では、新世代の「アイサイト」を全車標準装備しているほか、次世代安全装備ともいわれる「アイサイトX」が新たに設定され、「EX」グレードに装備されます。
また、レヴォーグをはじめステーションワゴンの人気なポイントは、目線の高さなどセダン同等の運転感覚かつ、大容量のラゲッジスペースという「使い勝手」が特徴です。
2020年9月時点の国産ステーションワゴンでは、レヴォーグ以外にトヨタ「カローラツーリング」「プリウスα」、マツダ「マツダ6」、ホンダ「シャトル」などが販売されています。
今回は、そのなかでも売れ筋のカローラツーリングと、レヴォーグと同じDセグメントとなるマツダ6と比較していきます。
まずは、ボディサイズです。新型レヴォーグは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mmとなり、先代モデルに比べて全長が+65mm、全幅が+15mmとサイズアップが図られています。
一方のカローラツーリングは、全長4495mm×全幅1745mm×全高1460mmとひとつ下のCセグメントに属するサイズです。
マツダ6は全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mmと3車種のなかで、もっとも大きく全幅も1800mmを超えています。
では、ステーションワゴンの特徴でもあるラゲッジスペースではどうでしょうか。
新型レヴォーグは、荷室長1070mm×荷室幅1602mm×荷室高771mm、ラゲッジ容量は通常時で492リットルとなっています。
カローラツーリングは、荷室長930mm(最大荷室長1953mm)×荷室幅1464mm×荷室高755mm、ラゲッジ容量は通常時で392リットルです。なお、デッキボードは両面使用することができるリバーシブル仕様となり、2段階の高さ変更が可能です。
マツダ6は、荷室長1100mm(最大荷室長1790mm)×荷室幅1550mm×荷室高700mm、ラゲッジ容量は通常時で506リットル。
また、マツダ6の特徴して「カラクリトノボード」を採用。トノカバーとは、リヤゲートの開閉に合わせて自動的に上昇し、その都度トノカバーを格納しなくてもラゲッジの荷物を出し入れ出来る機能です。
なお、カローラツーリングやマツダ6に記載されている最大荷室長とは、2列目のシートを倒した場合の長さを表しており、新型レヴォーグでは最大荷室長については詳しい数値は出ていないようです。
スバルの販売店スタッフは「現行がおよそ1900mmなので、それよりもやや長くなっているくらい」と話しており、十分な広さを持つようです。
新型レヴォーグのサブトランク(デッキボード下段部)は、まん丸な形状で長さは682mm、幅は696mm、高さは290mmという広さを誇ります。容量は69リットルとのことなので、デッキボード上段部と合わせれば最大容量561リットルとなります。
■ワゴンは後席分割が重要? 新型レヴォーグは4:2:4を採用!
荷室の使い勝手において後席の分割具合は重要なポイントです。
新型レヴォーグでは、新たに後席を4:2:4の分割可倒式シートを採用。これにより、後席の真ん中部分のみを倒すことで、長尺物などを載せた状態で4人乗車が可能となりました。
カローラツーリングは、6:4の分割可倒式シートとなり、運転席後方に2名が着座出来るタイプです。
マツダ6は、カローラツーリング同様に6:4の分割可倒式シートを採用していますが、運転席後方は1名が着座出来るタイプとなり、メーカーにより後席分割の考え方が異なっています。
ラゲッジスペースについて、首都圏のスバル販売店スタッフは以下のように話します。
「スバル本社に併設されている恵比寿ショールームには実車が展示されていますが、実際にそれを見たお客さまが当店でご予約をされました。
エクステリアやインテリアで非常に満足されていましたが、ラゲッジスペースには驚いたと仰っていたのが印象的です。
なかでもサブトランクの広さは、ほかのステーションワゴンと比べても圧倒的だと話しました。また、フックなどの細かい装備まで、すべてにおいて優れていると大変好評でした」
※ ※ ※
新型レヴォーグは、スタートダッシュも好調のようです。前出とは別の販売店スタッフによれば、8月20日の先行予約開始からおよそ1週間で全国で3000台近い予約があり、今後もさらに受注が増える見込みだといいます。
昨今の国内市場では、SUVやミニバンの人気に押され国産ステーションワゴンのラインナップが減少傾向にあります。
そんななかで、ステーションワゴン人気をけん引してきたスバルが当初日本専用モデルとして投入したレヴォーグ。
2代目モデルでは、正式発表前から大きな話題になると同時に高い評価を受けています。今後、ユーザーからはどのような評価をされるのか期待です。
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みんなのコメント
出力的に見たらインプレッサの2Lモデルと大差なくなったし、推してる新アイサイトも大型タッチディスプレイも今後他モデルにすぐ反映されるんだろう。
焦って今すぐ新型レヴォーグに乗り換える必要は無いかなと思う。