人生の岐路に立つ二人の少女
ゼロ年代初頭、IT革命まっ只中の日本で耳の早い映画ファンの間で大きな話題となったミニシアター系ヒット映画『ゴーストワールド』が、約20年ぶりにリバイバル上映されます。
2001年、「ダメに生きる」というキャッチコピーが反響を呼び、当時としては新しい“低体温系”青春映画として大ヒットを記録した『ゴーストワールド』。70年代のカルト・コミック「フリッツ・ザ・キャット」の原作者でもあるロバート・クラムを描いた『クラム』(1994年)などドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフが手掛けた初の長編フィクションで、アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルが原作です。
主演はアカデミー賞5部門制覇の『アメリカン・ビューティー』(1999年)が絶賛されたソーラ・バーチ(当時17歳)と、いまやハリウッド随一のスター俳優となったスカーレット・ヨハンソン(当時15歳)。ほかに『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995年)や『ゴールデンボーイ』(1998年)のブラッド・レンフロ、言わずと知れた名バイプレーヤーのスティーヴ・ブシェミが、それぞれ名演を披露しています。
原作者クロウズがツワイゴフ監督と共同で脚本を執筆し、アカデミー脚色賞をはじめ多くの賞にノミネートされた本作。配信時代に入っても人気ドラマシリーズに影響を与えたりと再評価が進み、公開時には生まれていなかった若い世代にも愛される作品となっています。このたびのリバイバル上映に先駆け、プレミア化していた原作コミックの日本版が再発されたり、意外にも廃盤となっていたDVDが再発&初ブルーレイ化されたりと、まさに“『ゴーストワールド』イヤー”というべき2023年になりました。
そんな本作で注目したいのが、2008年に急逝したブラッド・レンフロ。若くして大作映画デビューしたものの薬物中毒に悩まされキャリアが停滞していた彼が再び注目を集めるきっかけになったのが本作だっただけに、その早すぎる死は多くの映画ファンに衝撃を与えました。
レンフロと同じく子役デビューから伸び悩んでしまった俳優として知られているのが、『ターミネーター2』(1991年)のホンダ・XR100で爆走する姿が印象的だったエドワード・ファーロング。実はレンフロとファーロングは共にマリ・フィンというキャスティングディレクターに見出されていて、あのレオナルド・ディカプリオを『タイタニック』(1997年)の主演に推したのも彼女でした。
『ゴーストワールド』は2023年11月23日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開中です。
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