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日産6代目新型「セレナ」初公開! 6年ぶり全面刷新で今冬発売へ ミニバン初の高速走行でハンズオフもOK

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日産6代目新型「セレナ」初公開! 6年ぶり全面刷新で今冬発売へ ミニバン初の高速走行でハンズオフもOK

■最上級「e-POWER ルキシオン」に「プロパイロット2.0」搭載

 日産は2022年11月28日、ミニバンの「セレナ」をフルモデルチェンジし、ガソリン車は今冬から、e-POWER車は2023年春に発売すると発表しました。

【画像】これが日産新型「セレナ」だ! ダイナミックに進化した新型ミニバンのデザインを見る(44枚)

 セレナは1991年の初代モデル発売以降、30年にわたって家族のためのミニバンとして、ファミリー層を中心に支持されてきました。

 今回、6年ぶりの全面刷新となる新型セレナ(6代目)は、初代から受け継がれる「BIG」「EASY」「FUN」のコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性を追求。

 さらに、最先端技術の搭載やさまざまな機能の充実を図ることで、家族との大切な時間をおもいきり楽しむことができるミニバンとして進化しました。

 日産自動車副社長の星野朝子氏は次のようにコメントしています。

「家族全員でのかけがえのない時間を少しでも多く大切に過ごして欲しい、セレナを通じて家族の時間を最大限楽しんで欲しいとの想いで、この新型セレナを企画・開発して参りました。

『今日のお出かけ、楽しかったね!』、『今度はもっと遠くに行ってみたい!』などといった親子の笑顔溢れる会話が自然と生まれるようなドライブを楽しんで頂きたい。新型セレナには、そんな想いとこだわりを詰め込みました」

 新型セレナは、従来モデルで好評だった「プロパイロット」は全車に標準装備としたうえで、最上位グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」にはロングドライブをサポートするミニバン世界初の先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」を標準装備し、長距離運転におけるドライバーの負担を軽減します(高速道路同一車線走行時、時速40km/h以上でのハンズオフ機能の採用が世界初)。

 また、前方障害物に対する操舵回避の際、ドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することが出来る、メモリー機能付きの「プロパイロット パーキング」を日産として初搭載しました。

 プロパイロット パーキングは、記録した駐車位置に近づくと、ボタンひとつでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する機能。さらにe-POWER ルキシオンには、リモコン操作で車の出し入れが可能となる「プロパイロット リモート パーキング」も搭載され、狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズにおこなうことができます。

 新型セレナのパワートレインは、新開発の1.4リッター e-POWER専用エンジンと第2世代「e-POWER」(ハイブリッド)を組み合わせ、エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちの良い加速性能を実現しました。

 さらに、車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術を搭載することで、エンジンの作動頻度を低減し、高い静粛性に貢献。また、車体の遮音性能を大幅に高め、後席乗員とも会話のしやすい室内としています。

 また、第2世代e-POWERと高剛性サスペンションが車体の動きをなめらかにし、新開発のシートが車体の揺れの伝達を抑えてクルマ酔いにつながる乗員頭部の急な動きを抑制。アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」の操作性も向上しました。

 なおガソリン車は、従来モデルと同じく2リッターエンジン(MR20DD)を搭載します。

 駆動方式は、e-POWER車が2WDのみ、ガソリン車が2WDと4WDを設定されます。

 高剛性ステアリングの採用により操縦安定性を高め、ミニバンが苦手とする横風を受け流す車体構造によりふらつきを抑えることで、高速でも安定した走りを実現しました。

 加えて、見晴らしがよく開放的な視界と最適なモニター配置により、視覚的にもクルマ酔いの低減を図ったほか、運転席の視界の広さは運転のしやすさの向上にも貢献しています。

■ダイナミックな外観と上質な内装

 新型セレナの外観は親しみやすさを感じるデザインとしながら、より上質でモダンな要素を取り入れました。

 e-POWER ルキシオンとエアログレードの「ハイウェイスター」は、ダイナミックで力強い走りを想起させる印象的なデザインに仕上げています。

 また、すべてのランプをLED化し、先進性と美しさを追求。ボディカラーは、2トーンが4色、モノトーンが10色の全14色をラインナップしました。

 内装は、先進的で上質な広々とした空間を意識しつつ、細やかなこだわりを詰め込みました。運転席は視界を遮る凹凸を減らすことで、視界が開け、運転のしやすさを向上。シートは素材の高級感と、食べかすなどが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしたときもふき取りやすいなど機能性を両立させています。

 さらに、シフトにはスイッチタイプの電制シフトを日産初採用し、スッキリとした見た目とわかりやい操作性を実現しました。

 加えて、ミニバンクラスNo.1の室内の広さを誇り、乗員全員がゆったりくつろげる車内空間を確保。運転席の足の通過スペースを先代モデルから120mm拡大し、運転席と助手席の間の移動をよりしやすくしました。

 また、シートスライド機構を3列目にも標準装備し、8人フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現。

 先代モデルから好評のマルチセンターシートを進化させ、従来モデルで7人乗りだったe-POWER車でも新型セレナでは8人乗りを実現したほか、シーンに応じて7人/8人乗りを自由自在にアレンジすることができます(e-POWER ルキシオンは7人乗り)。

 機能面では、バックドア全体を開けずに荷物の出し入れが可能な「デュアルバックドア」の使い勝手が向上。開口時のサイズを見直すことで、より狭い駐車スペースにおいても使用できるようになりました。また、ハンズフリーオートスライドドアはセンサー感度を向上させるなど操作性にこだわっています。

 ほかにも、全席にスマートフォンや財布などを置ける小物置き場を設置。500mlの紙パックが入るカップホルダーや、USBの設定、車内 Wi-Fiや乗る前エアコンなどにより、快適な車内を実現。

 エアコンの操作には直感的に使いやすい先進的なデザインのタッチパネル式オートエアコンを採用し、運転席、助手席、後席で別々に温度設定ができる独立温度調節機能を採用しました。

 さらに、e-POWER車には、100VAC電源(1500W)がオプション設定され、アウトドアにおける家電製品の稼働や、災害時等の非常用電源として使うことができます。

※ ※ ※

 新型セレナの価格(消費税込)は、ガソリン車(2WD)が276万8700円から326万9200円、e-POWER車が319万8800円から479万8200円です。

 ガソリン車の4WDの価格や発売時期については後日発表されることになっています。

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みんなのコメント

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  • 高速道路の落下物にも対応してるなら、ハンズフリーと言っても構わないが、避けないで踏み潰しそう。
  • しかしながら貨物車に席つけただけであり、乗車時の快適性など運転席と助手席以外は存在しない、後席まで快適でありかつファミリーに向いているのはセダンしかない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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