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声優・江口拓也が、日産「ブルーバード」との再会を望んだワケ

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声優・江口拓也が、日産「ブルーバード」との再会を望んだワケ

各界で活躍する著名人が、いま気になる1台をセレクトし、その魅力や想いを語る。今回は、声優の江口拓也さんが、思い出の日産「ブルーバード」(6代目)に再会!

幼少期に見た赤いブルバード

GQ旧車探訪──Vol.4 日産ブルーバード(6代目)

これです! これこそが、僕がクルマを好きになった原点なんです」

声優の江口拓也は、ほれぼれするほど深みのあるテノールの声でそう言ってから、感慨深そうに近づいた。このクルマは、1979年に登場した6代目の日産ブルーバード。ボディの隅々までチェックしながら、江口は続ける。

「母の実家の庭に、赤いボディカラーのこのクルマが置かれていたんです。叔父が乗っていたそうですが、愛着があったんでしょうね。不動車になってからも庭にオブジェのように置いてあって、僕はこのクルマを見ながら育ちました」

ドアを開け、「こんなにきれいな個体がまだあるんですね」とつぶやきながら、運転席に座る。そして、「見てください!」と指差した先には、計算機能付きのドライブコンピュータがあった。

「このスイッチがたくさん並ぶ感じ、わくわくしませんか? 最近のクルマはどれもタッチスクリーンで操作するようになって、便利で機能的なのはわかりますが、こっちのほうがコックピットという感じがして好きだなぁ」

メーターパネルから空調やオーディオの操作パネルにかけて、大小さまざまなスイッチやレバーが整然と並んでいる様子を前に、江口は「まるで松本零士先生のアニメの世界ですね」とつぶやいた。

「クルマに乗っている間って、ほかのことを忘れて運転に集中できるじゃないですか。だから僕にとって大事な時間なんです。このくらいの年式のクルマのほうが運転に没頭できるような気がします」

クルマから降りて、もう一度、そのスクエアのボディを眺める。「懐かしいだけじゃなくて、このシンプルさはいま見ると新鮮。ちょっと古いクルマもいいですね」

当代人気声優のクルマ選びに、新たな選択肢が加わったようだ。

PROFILE

江口拓也(えぐちたくや)5月22日生まれ、茨城県出身。『アイドリッシュセブン』の六弥ナギ役をはじめ、『SPY×FAMILY』ロイド・フォージャー役など、人気作品のキャラクターを多く演じる。

【Pick Up】日産はセダンを諦めない!? 斬新なコンセプトカー登場日産が考える次の時代のセダンを表現したのが「コンテンポラリー ライフスタイル ビークル」。ありあわせの道具でモノを作る「ブリコラージュ」の発想で、現代のライフスタイルに合わせてセダンを再構築。食器を載せるテーブルになるサンバイザーや、フルフラットになるシート、屋外シアタースクリーンなど、「食べる」「寝る」「遊ぶ」(〝くうねるあそぶ〟)を現代解釈した。

文・サトータケシ 写真・安井宏充@Weekend. スタイリング・本田雄己 ヘアメイク・山脇志織(e-mu) 編集・稲垣邦康(GQ)

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