いよいよ2022年も残すところ10日あまり、年の瀬でお忙しいことを思いますが、ここで2023年にどんな新車が出るのか、気になるところ。
今回は注目の大物、新型C-HR、アルファード&ヴェルファイア、新型ランクルプラドを紹介していこう。
新型アルファード ランクルプラド C-HR… 欲しければ絶対見逃すな! 2023年に出る注目の新車スクープ情報【前編】
文/ベストカーWeb編集部
新型車予想CG/ベストカー編集部
■新型C-HR:登場予想時期は2023年春頃
12月5日に欧州トヨタが公開した「C-HRプロローグ」。シルバー、ブラック、サルファー(硫黄色)の3色で斬新
2022年12月5日に、欧州トヨタが発表した「C-HRプロローグ」。このモデルが次期C-HRになるのは間違いない。エクステリアは初代C-HR同様、斬新なデザインで登場する。
ハンマーヘッド(シュモクザメ)デザインのフロントマスクに加え、メタルシルバーのボディカラー、リアドア以降、リアゲート、リアバンパーをリサイクルカーボンブラックとし、ルーフ後端およびフロントスポイラーの一部、リアディフューザーの一部がサルファー(資料にはsulphur=硫黄。明るい淡黄色)の3色にしたのがポイント。
公開されたC-HRプロローグはまだコンセプトモデルの段階だが、オーストラリア特許庁に登録されたデザインを見ると、こちらのほうがより市販型に近い印象。もちろん、これが市販型になるのかは不明。
搭載されるパワートレインは、3種類が予想される。1.8Lのハイブリッド(エンジン98ps/14.5kgm+モーター95ps/18.9kgm)と2Lのハイブリッド(エンジン152ps/19.2kgm+モーター113ps/21.0kg)、2LのPHEVになるだろう。おそらく後輪をモーターで駆動するE-FOURもラインナップするだろう(スペックは新型プリウスのもの)。
現行C-HRのボディサイズは、全長4390×全幅1795×全高1550mmだが、新型C-HRはひと回り大きくなり、全長4500×全幅1800×全高1570mmになると予想。
新型C-HRの日本発表は2023年春頃の予定。初代同様、我々を驚かせてくれる、斬新なデザインで登場しそうだ。期待して待ちたい。
オーストラリア特許庁に登録された次期C-HRと思われるデザイン。これが次期C-HRになるという保証はないが……
■新型アルファード&ヴェルファイア:登場予想時期は2023年初夏
ベストカーが制作した新型アルファードのCGイラスト
2022年夏にまさかの受注停止となった現行アルファード。その一方で、次期モデルから生産終了と噂されていた現行ヴェルファイア。最新情報では、新型アルファードの登場時期は、2023年5月から、2023年初夏と少し延期されることになったようだ。
搭載されるパワーユニットは2.5Lハイブリッドと2.4Lガソリンターボとなる見込み。2.4Lターボは現行型のV6、3.5Lの代わりとなるもので、280ps/43.8kgmを発生する。
兄弟車のヴェルファイアについては、廃止されずに存続することになったという情報を入手。かつてはアルファードより人気のあったヴェルファイアは、現行モデルになってから人気が急落し、販売台数が逆転したため、次期型でヴェルファイアは終了するのではないかという話だったが、引き続きアルファードの兄弟車として生き残るようだ。
気になるのは、アルファードとどのように差別化が図られるのかだが、現行車ほど差別化は計られないようだ。
ベストカーが制作した新型ヴェルファイアの予想CGイラスト。現行モデルではアルファードとまったく異なるデザインだったが、次期ヴェルファイアでは現行ほど差は付けられないという
■ランドクルーザープラド:登場予想時期は2023年夏頃
新型ランクルプラドの予想CGイラスト(ベストカーが制作したもの)。これまでと同様、ラダーフレーム構造を踏襲する
新型ランドクルーザープラドの発売が、2023年夏頃となるのがほぼ決まったようだ。現行モデルが登場したのが2009年9月14日であるから、実に14年ぶりの世代交代となる。
従来だと兄貴分のランドクルーザーの1年後に一新するのが恒例となっていた。現行ランドクルーザー300の登場が2021年8月2日であったから恒例に従えば、今夏のフルモデルチェンジ実施のはずだった。
それが1年先送りになったのは、ランドクルーザー300が爆発的な人気の高さで売れ過ぎ、納期が4年以上になり、7月1日に受注停止となっており、現在も受注再開のめどは立っていない。
もちろん、ラダーフレーム構造のGA-Fプラットフォームを採用し、エクステリアデザインは基本的にキープコンセプトだが、直線と曲面を融合させたスタイルとなる。ボディサイズは現行の全長4825×全幅1885×全高1850mmと現行モデルとほとんど変わらない。
ホイールベースは2790mm、トレッドは前後とも1585mmも同様となる。乗車定員はこれまで通り2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを用意する。
注目のパワーユニットはどうなるか。現行シリーズは2.7L、直4ガソリン、2.8L、直4ディーゼルエンジンから、ディーゼルターボに2モーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたディーゼルハイブリッドとなる可能性が高い。
ガソリンユニットはすでにトヨタが搭載車を設定している2.5Lか2.4Lターボのいずれか。2.5Lはハリアー、RAV4、2.4Lターボはクラウンに搭載している。車重を考慮すれば2.4Lターボがベストマッチングといえるだろう。従来ユニットはガソリンNAを残す可能性がある。現行モデルはディーゼルよりもガソリンのほうが国内では販売台数が半分以上を占めるからである。
気になるのはやはり納期だろう。ランクル300では納期が4年以上になり、受注停止となっているが、ランクルプラドも納期が長くなるのは確実。欲しい人は予約受注が開始されたら早めにオーダーしたほうがいいだろう。
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