コンパクトSUVなら価格も手頃、小回りも聞いて初めてでも安心
ちょっと大きめのタイヤに立派なシルエット、着座位置が高く見晴らしのいいコクピット、そして乗用車的な静粛性や乗り心地……いま人気のクロスオーバーSUVには魅力がいっぱいです。ただし、価格的にも高くなりがちで、ミドルクラスのSUVともなれば、気軽に手の出せる価格帯ではなくなってしまうのも事実。
そこで注目したいのがコンパクトクラスのSUV。価格帯は手頃で小回りも効くため、初めてのSUVにピッタリの存在です。そんなエントリーモデルの中で唯一無二といえる存在「マツダ CX-3」に注目してみましょう。
>>マツダ CX-30のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
CX-3はSUVといっても全高1550mと、都市部に多い立体駐車場の多くに対応。全幅も1765mmと取り回しやすいサイズです。2015年のデビューから時間が経っていることもありついつい忘れがちですが、コンパクトSUV選びでは外せないモデルといえます。
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ハイパワー&燃費の良いディーゼルエンジンが設定されている!
その最大の理由は、CX-3にはディーゼルエンジンが設定されていることです。
現行型に用意されているパワートレインは1.5Lガソリン(111ps/144Nm)と1.8Lディーゼル(116ps/270Nm)の2種類。いずれも4気筒で、トランスミッションは6速ATが基本、ディーゼルの最上級グレードのみ6速MTも設定されています。
このディーゼルエンジンは非常に燃費性能が良く、ディーゼル×FF×6速ATモデルのWLTCモード燃費は20.0km/を誇っています。
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ディーゼルの燃料コストはハイブリッド車級
最近の小売価格を見てみると、レギュラーガソリンは175円/L、ディーゼル(軽油)は155円/Lといった価格ゾーン。これをもとに単純計算すると、CX-3のディーゼルAT車が100kmを走るのに必要な軽油は5L、価格は775円です。
これはレギュラーガソリンに換算すると約4.4L相当で、CX-3のディーゼルAT車と同じ燃料コストで走るには、ガソリン車の燃費性能は100km/4.4Lが必要になります。燃費換算では22.5km/L以上です。
そんなSUVは存在するのでしょうか。燃費性能の高さで名高い「トヨタ ヤリスクロス」でさえ、ガソリンFF車のWLTCモード燃費は18.8km/Lに留まります。CX-3のディーゼルに対抗するには、ヤリスクロス ハイブリッド(FF車で27.8km/L~)が必要です。
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MTモデルの燃料コストはガソリン車なら26km/L級
ちなみにCX-3のディーゼル×FF×6速MTではWLTCモード燃費は23.2km/Lで、100kmを走行するためには688円ぶんのディーゼル燃料が必要です。
これはレギュラーガソリンに換算すると3.8L相当で、CX-3のディーゼルMT車と同じ燃料コストで走るには、26km/L以上の燃費性能が求められることになります。たとえば「ホンダ ヴェゼル」のe:HEV(ハイブリッド)はFFの燃費性能が25.0km/Lですから、燃料代はCX-3のディーゼル(FF・MT)のほうが安く収まるといえます。
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価格はライバルのハイブリッド車とかぶる
CX-3の価格帯はガソリン車が192万円~238万円、ディーゼルは231万円~311万円とくっきり分かれていて、ディーゼルは割高に見えるかもしれませんが、ハイブリッド並みのランニングコストで走れるとなれば、この価格差は納得できるでしょう。
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ここまで名前を挙げた国産コンパクトSUVのライバルでいえば、ヤリスクロス ハイブリッドの価格帯は228万円~281万円、ヴェゼルのハイブリッドは265万円~329万円です。CX-3のディーゼルモデルと、ライバルメーカーのコンパクトSUVのハイブリッドモデルは、燃費でも価格でもガチのライバルということに気づかされます。
こうした考察からすると、ヤリスクロスが月販平均8000台、ヴェゼルが同じく5000台程度で売れているのに対して、CX-3が1000台未満というレベルなのはアンバランスに感じます。ランニングコスト重視でハイブリッドの優先順位を上げているユーザーの方には、あらためてCX-3の1.8Lディーゼルに注目してほしいと思います。
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文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
写真:
1、2枚目:マツダ CX-3
3、4枚目:トヨタ ヤリスクロスハイブリッド
5、6枚目:ホンダ ヴェゼル e:HEV
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みんなのコメント
ディーゼルは車両価格が高い
そもそも燃費だけ比較して買うユーザーがどんだけいるんだよ?この記事を書いた記者さん、わかってんの?