F1マシンがイタリアのムジェロ・サーキットに戻ってきた。とは言っても、今回はテストだ。
F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであるピレリは、2025年シーズンのタイヤコンパウンドを開発すべく、フェラーリ所有のムジェロでフェラーリと共にテストを実施している。
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タイヤテストはピレリがFIAと合意した計画に従っており、ムジェロはバルセロナ、ヘレス、鈴鹿、ポール・リカールに続く今季5回目のテストだ。このうちグランプリサーキットとして現行カレンダーに乗っているのはバルセロナと鈴鹿のみ。ムジェロは2020年にフェラーリ1000戦目としてトスカーナGPが初開催されて以降、F1サーカスは同地を訪れていない。
カナダGPでは2台リタイアと散々だったフェラーリだが、次戦スペインGPを前にムジェロを来訪した。
テスト初日となる6月13日(木)では、シャルル・ルクレールが今季のフェラーリSF-24をドライブ。2025年に向けて、異なるタイヤコンパウンドと構造の比較テストを実施した。
長いストレートと高速コーナーのシケインが組み合わされたムジェロの特殊なサーキット特性から、来季に向けて計画されているプロトタイプコンパウンドのうち、オーバーヒートを抑えることを主な戦略目標として、硬めのコンパウンドの開発に力が注がれた。
初日午後には雨が降り、インターミディエイトタイヤが必要なコンディションとなった。前回のポール・リカールでのテストでは、ウエットコンディションを人工的に再現し、来季に向けたフルウエットタイヤとインターミディエイトタイヤの評価が実施されたが、ムジェロでもそのテストの続きが行なわれた。
ルクレールは初日で120km(630km)を走破した。テスト2日目となる6月14日(金)にはチームメイトのカルロス・サインツJr.がテストを担当する。
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