■エントリーモデルは最上級グレードの約半額!
現行型となる4代目トヨタ「ハリアー」は2020年6月に登場以来、好調な販売台数を記録しています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表している「乗用車ブランド通称別順位(新車販売ランキング)」によると、2024年1月から12月分のランキングでは、販売台数6万4181台で13位にランクインしています。
そんなハリアーのなかでも、2リッターガソリンエンジンを搭載する最安グレード「S」とは一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが一番安い「ハリアー S」です!(30枚以上)
ハリアーは1997年に誕生し、今までになかった「高級クロスオーバーSUV」のジャンルを切り拓いた1台です。
なお、海外市場ではレクサス「RX」として販売されていました。
続く2003年登場の2代目は基本コンセプトを継承し、3.3リッターV型6気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが初めて設定されました。
国内専用車として設計された2013年登場の3代目は、室内のゆとりはそのままに、若干のサイズダウンが図られました。
そして、4代目となる現行型は2020年にフルモデルチェンジを実施し、歴代初のPHEVモデルがラインナップ。
主なグレード体系は「S」「G」「Z」の3本立てで、ガソリンモデルとハイブリッドモデルのZには30万円高の「Z “Leather Package”」も設定されています。
なかでも最も安価なモデルが「S(ガソリン車 2WD)」です。
ボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベースは2690mmと他のグレードと変わりません。
エクステリアは華美な装備が省かれており、ブラック仕立てのシンプルなフロント及びリアバンパーやリアルーフスポイラー、3灯式LEDヘッドランプを装備。
また足元にはグレーメタリック塗装の17インチアルミホイールを採用している点も、Sグレードならではのポイントです。
ボディカラーは全7色から選択できます。
インテリアは、ブラックを基調としており他のグレードと同様に2列5人乗りのシートレイアウトを採用。
シートはファブリック表皮に、ダークグレーのシートステッチがあしらわれています。
ほかにも、7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、車名なしのドアスカッフプレート、ダイヤルタイプのヒーターコントロールパネルなど、上級グレードと比較すると装備が簡素化されています。
しかし、シルバー塗装の加飾が施された本革巻き3本スポークステアリングホイールや、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを搭載するなど、ハリアーの名に恥じない質感の高さ、必要十分な利便性は確保されているのは魅力の1つです。
安全装備については、「プリクラッシュセーフティ」や「レーダークルーズコントロール」を含む予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。
くわえて「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+ブラインドスポットモニター(BSM)」や、後方カメラの映像を表示する「デジタルインナーミラー」はメーカーオプションで設定されています。
パワートレインは、上級グレードではガソリンモデルやハイブリッドモデルなどが選択できるのに対して、Sグレードは2リッターガソリンエンジンのみ。
これにDirect-Shift-CVTと駆動方式はFFを採用し、最高出力171PS、最大トルク207Nmを発揮します。
なお、Sグレードの価格(消費税込み)は312万8000円と、最上級モデル「Z(プラグインハイブリッド車 E-Four)」の620万円に比べて、300万円以上オトクに購入できる価格設定も大きな魅力です。
「ハリアーに乗ることをあきらめたくないけれど、予算は最小限に抑えたい…」そんな人にこそ、エントリーモデルであるSグレードを検討する価値があるのではないでしょうか。
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みんなのコメント
ある意味、令和のマークII。