このクールなフォード ランチェロは、まずまずのコンディションを保っているそうだ。フォード ランチェロは、ロードクルーザーとピックアップをミックスしたようなモデルで、長いボンネットにはV8を搭載していた。この美しいブルーの例は1975年のもので、状態は良好とのことだ。
米国車はなんとも魅力的だ。その姿、太いV8エンジンの轟音、ゆったりとしたクルージングの減速感。もちろん、エネルギーコストが爆発的に上昇する時代には、ロードクルーザーの夢は遠のきつつある。しかし、これは普段使いのクルマの話ではない。
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現在eBayで販売されている「フォード ランチェロ500」は、天気の良い日のお出かけに最適な名車といえよう。朝のラッシュアワーの渋滞の中でこの船を嬲りたいと本気で思う人はいないだろう。晴れた日に大切な人と一緒にアイスクリーム屋さんまでクルーズするのがベストだ。
広告によると、年式の割に「かなり良い状態」だそうだ。まだドイツの書類は付いていないが、オリジナルのアメリカの書類と税関からの通関証明書がある。ブレーキ、ショックアブソーバー、タイヤは新品だ。塗装や車内のカーペットも同様だ。
売主は、自分の知る限りでは無事故であると説明している。オイルラインのフィッティングからギアオイルが漏れており、オートマチックトランスミッションのチョークが効かなくなっている。でも、それですべてだとする。長いボンネットの下には、定評のあるフォードのウィンザースモールブロック(5.8リッター、153馬力)を搭載している。その価格は13,900ユーロ(約200万円)だ。
米国のクラシックカーを購入する際の注意点
言うまでもなく、中古自動車は、購入前に徹底的な点検が必要だ。書類審査に始まり、現地審査、試乗、場合によっては専門家との面談を経て、最終的な結論に至ることが推奨される。
米国のクラシックカーを購入する場合には、以下の点にも注目するとよいだろう。そのクルマはどこで最初の人生を過ごしたのか? コロラド州では冬に雪が降るので、塩がまかれるため車が錆びることがある。アリゾナでは、日差しが強く、内装が痛んでいる可能性がある。
このフォードは、単純な作り
米国フォードの製造品質は、現代のメルセデスのそれには及ばない。価格差を考えれば、当然といえば当然だ。しかし、その一方で、アメリカ車は長寿命設計で、村の鍛冶屋がツルーアップできるようなアセンブリで作られている。サードパーティーによるリプロパーツも豊富だ。
この特別な車は、ドイツで車検を取得するために、改造される必要がある。しかし、それは問題ないだろう。メカニックでない人をサポートできる専門家は数多くいる。しかし、変換にはお金がかかるので、コストを確認する必要は当然ある。
【ABJのコメント】 タイトルに「この車いくらでしょうか? 当てたらえらい!」とあったので、想像しながらこのテキストを読んでいたのだが、その金額はおおよそ200万円であった。この金額が高いか安いかは、本当にこのローーーングノーズの「フォード ランチェロ500」が好きかどうか、欲しいかどうかにかかっているので、私がああだこうだ言ってはいけないだろう。だが客観的に考えれば、まあそれくらいでしょう、ということにはなると思う。
その理由はこの車は生まれてから47年(もうじき半世紀ですよ)が経過しているわりには、なかなか程度もよさそうで、内装もかなり納得のいくコンディションに思える。さらにこういうピックアップトラックは、大八車として雑役に使われることがほとんどだから、その部分を考慮すればボディの状況も決して悪くはない。ウン十年前だったら、それこそ捨て値で売られていたかもしれない「フォード ランチェロ」ではあるが、今となっては立派なクラシックアイテムだし、こういったV8を積んだロングノーズのピックアップトラックなど、もう二度と出てこないだろうから、そういう意味では希少品種だ。
冷静に考えれば200万円はやや高いかもしれないが、欲しい人には絶対ささる数少ないアイテム、こういう車こそその一台なのだと思う。
Text: Lars Hänsch-Petersen 加筆: 大林晃平 Photo: ebay.de/elcuapo
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