現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバルの「“新”ハイブリッド」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない「“独特”のシステム」とは

ここから本文です

スバルの「“新”ハイブリッド」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない「“独特”のシステム」とは

掲載 22
スバルの「“新”ハイブリッド」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない「“独特”のシステム」とは

■スバルの新ハイブリッド登場! 何がスゴイのか

 先日、発表となったスバルの「ストロングハイブリッド(S:HEV)」。
 
 2.5リッターの排気量を持つエンジンに新たなハイブリッドシステムを組み合わせたこのパワートレインは、2024年12月に同社のクロスオーバーSUVである「クロストレック」に搭載されることがアナウンスされ、すでに先行予約の受付がスタートしています。

【画像】めちゃカッコいい! スバル「新型SUV」を画像で見る(30枚以上)

 今回、満を持しての発表となったこのストロングハイブリッド、一体どういった特徴を持っているのでしょうか。

 すでにスバルは「e-BOXER」というハイブリッドシステム搭載モデルをリリースしていますが、e-BOXERはいわゆる「マイルドハイブリッド」に属するもので、今回のストロングハイブリッドとはシステムが異なります。

 基本的にマイルドハイブリッドはエンジンが主役で、モーターはあくまでアシストに留まるもの。一方のストロングハイブリッドは、モーターも高出力なものが搭載され、モーターのみでも走行が可能となっているのが大きな違いです。

 今回、スバルのストロングハイブリッドには、協業関係にあるトヨタが持つ「THS(Toyota Hybrid System)」の技術が使われており、状況に応じて動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分ける「シリーズ・パラレル方式」を採用しています。

 ただし、エンジンにはスバルのアイデンティティのひとつである水平対向エンジンを採用しており、なんと四輪駆動システムには、プロペラシャフトを備える機械式AWDを採用している点が大きな違いです。

 トヨタのハイブリッドモデルの4WD車は、リアにモーターを備えた「E-Four」というシステムを採用していますが、スバルストロングハイブリッドでは、他のスバルのガソリンAWDモデルやe-BOXERモデルと同様、機械式AWDとすることで、高いトルク伝達性を発揮し、あらゆる路面で安定した走りを実現しているのです。

 そのため、すでにスバルAWDの高い走破性や安定性を体感している人にとっては、非常に頼もしいストロングハイブリッドモデルと言えるでしょう。

 またハイブリッドシステムのレイアウトを変更し、パワーコントロールユニットを荷室フロア下からエンジン上部に配置変更することで、燃料タンク周辺を省スペース化。燃料タンクの容量を63リッターに拡大(e-BOXERモデルは48リッター)しています。

 通常、ハイブリッド車は燃費が良くなるため、重量物となるガソリンタンクの容量を減らし、車重を軽くしようとするのが一般的ですが、スバルはあえて大容量燃料タンクを採用することで、ワンタンクでの航続距離を大きく伸ばすことにしたのです。

 現段階では正式なカタログ燃費は明らかとなっていませんが、e-BOXERモデルよりも20%ほどアップしており、ワンタンクで1000km以上の航続距離を実現しているとのこと。

 機械式AWDの採用や燃料タンクの大型化など、従来のハイブリッドモデルではあまり耳にすることがなかった仕様のスバルストロングハイブリッド。だからこそ、スバルらしさを非常に感じることができるものに仕上がっていると言えるのではないでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
6速MT搭載! トヨタの「“超凄い”ハチロク」公開! 旧車なのに「“新型”レビン」!? 超軽量ボディ×FRでめちゃ楽しい「AE86 BEV」の正体とは
6速MT搭載! トヨタの「“超凄い”ハチロク」公開! 旧車なのに「“新型”レビン」!? 超軽量ボディ×FRでめちゃ楽しい「AE86 BEV」の正体とは
くるまのニュース
“約50万円”の新型「3人乗りトライク」がすごい! “公道走行”が可能で「雨でも乗れる」! 人気の「125ccモデル」に続いてパワフルな「250ccモデル」も発売へ!
“約50万円”の新型「3人乗りトライク」がすごい! “公道走行”が可能で「雨でも乗れる」! 人気の「125ccモデル」に続いてパワフルな「250ccモデル」も発売へ!
くるまのニュース
トヨタが「超スゴいハイエース」実車公開! ホワイト&ブルーボディに「画期的システム」搭載!? 「H2×HEV」仕様とは
トヨタが「超スゴいハイエース」実車公開! ホワイト&ブルーボディに「画期的システム」搭載!? 「H2×HEV」仕様とは
くるまのニュース
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース
次期型スバル「フォレスター」は“省燃費の水平対向エンジン”搭載!? 北米仕様は2025年に“ストロングハイブリッド”設定へ! 日本仕様にも期待大
次期型スバル「フォレスター」は“省燃費の水平対向エンジン”搭載!? 北米仕様は2025年に“ストロングハイブリッド”設定へ! 日本仕様にも期待大
VAGUE
リッター100km超え!? 斬新「“爆エコ”クーペ」登場! MRד軽自動車並み”超軽量ボディで案外楽しそう! 829ccエンジン搭載の「VW車」が欧州で落札
リッター100km超え!? 斬新「“爆エコ”クーペ」登場! MRד軽自動車並み”超軽量ボディで案外楽しそう! 829ccエンジン搭載の「VW車」が欧州で落札
くるまのニュース
レクサス新型「“スポーティ”SUV」発表! 斬新「ツルツル顔」に「最安価モデル」登場! メーカー初の“画期的システム”専用車「RZ」25年モデル米国で発売!
レクサス新型「“スポーティ”SUV」発表! 斬新「ツルツル顔」に「最安価モデル」登場! メーカー初の“画期的システム”専用車「RZ」25年モデル米国で発売!
くるまのニュース
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
マツダ新型「小さな高級車」発表!新2.5リッターエンジン&美麗デザイン採用! “クレバー”にもなった「マツダ3」470万円超えで欧州に登場
マツダ新型「小さな高級車」発表!新2.5リッターエンジン&美麗デザイン採用! “クレバー”にもなった「マツダ3」470万円超えで欧州に登場
くるまのニュース
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
700万円超え! スバル新型「SUV」発表! 2リッター「水平対向」×マイルドハイブリッド搭載! 全長4.7m級の「新フォレスター」欧州に登場へ
くるまのニュース
トヨタ新型「最大・最上級“商用バン”」がスゴイ! もはや「ハイエース」超えボディや“9人乗り”も! “斬新顔”がカッコイイ「マックス」とは?
トヨタ新型「最大・最上級“商用バン”」がスゴイ! もはや「ハイエース」超えボディや“9人乗り”も! “斬新顔”がカッコイイ「マックス」とは?
くるまのニュース
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
くるまのニュース
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
くるまのニュース
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
くるまのニュース
ロイヤルエンフィールド 新型「ネオレトロクラシックモデル」登場!完成されたレトロルックに最新電子装備!?「クラシック350」何が変わった?
ロイヤルエンフィールド 新型「ネオレトロクラシックモデル」登場!完成されたレトロルックに最新電子装備!?「クラシック350」何が変わった?
くるまのニュース
超カッコいい! 1000万円超えのレクサス「スゴいセダン」 精悍エアロ×V8 5.0L採用!? 「IS500 F SPORT 1st仕様」とは
超カッコいい! 1000万円超えのレクサス「スゴいセダン」 精悍エアロ×V8 5.0L採用!? 「IS500 F SPORT 1st仕様」とは
くるまのニュース
500万円超! 最後のスバル「レガシィ アウトバック」に購入希望殺到! 特別すぎる「30th Anniversary」500台限定モデルの“競争率”がスゴかった!
500万円超! 最後のスバル「レガシィ アウトバック」に購入希望殺到! 特別すぎる「30th Anniversary」500台限定モデルの“競争率”がスゴかった!
くるまのニュース

みんなのコメント

22件
  • tib********
    笑笑1000km÷63リットル=15.873km
    燃費悪い
  • mae********
    元々、スバルの水平対向エンジンは燃費が悪いです・・・
    1.8Lでも2.5Lでも燃費効率が悪いエンジンなので、あえてパワーを優先してこの組み合わせになりました。
    トヨタのハイブリット技術を拝借しても効率の良い燃費は望めないので、燃料タンクを増量して航続距離を伸ばしただけです。
    もう燃費を重視した、新ボクサー4のエンジン(1.6L~2.5L)を開発することは時間的に無理なので、あくまでも誤魔化しにすぎません。
    今後スバル車の位置づけをどうするか、トヨタグループとしては苦慮するところです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301.4344.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

227.0390.6万円

中古車を検索
クロストレックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301.4344.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

227.0390.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村