現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > WorldRXフル参戦最後の枠でティモ・シャイダーが復帰。CEディーラーチームは新カラーを披露

ここから本文です

WorldRXフル参戦最後の枠でティモ・シャイダーが復帰。CEディーラーチームは新カラーを披露

掲載
WorldRXフル参戦最後の枠でティモ・シャイダーが復帰。CEディーラーチームは新カラーを披露

 ポルトガルのモンタリグレで6月3~4日に開幕を迎える2023年のWorldRX世界ラリークロス選手権シーズンで、最後となるレギュラーシート枠が確定。おなじみALL-INKL.COM・ミュニッヒ・モータースポーツからティモ・シャイダーが“復帰”し、完全電動化2年目を迎える最高峰クラスで自身初のRX1eモデルをドライブすることになった。

 また、フルオリジナルの『PWR RX1e』を投入するコンストラクション・イクイップメント・ディーラーチームも、引き続きニクラス・グロンホルムとクララ・アンダーソンがステアリングを握る2023年仕様のカラーリングを披露している。

ハンセンWorldRXチームが2023年仕様『プジョー208 RX1e』を公開。アクセント・レッドが復活

 2008年と2009年にDTMドイツ・ツーリングカー選手権連覇を達成し、伝統のスパ24時間とニュルブルクリンク24時間を制覇。さらにル・マン24時間ではクラス表彰台も獲得するマルチタレントは、サーキット外にも活躍の場を広げ、今季は電動ワンメイクのオフロード選手権のエクストリームEにレギュラー参戦し、前戦では新規参入のカール・コックス・モータースポーツに初表彰台をもたらした。

 そんなシャイダーは、昨季2022年もWorldRXのステップアップラダーとして機能するFIA RX2e選手権に参戦し、かつての僚友でもあるニック・ハイドフェルドとともにワンメイクの電動ラリークロス車両を経験していた。

 すでに44歳を迎えたベテランは、2015年以降同チームとともに内燃機関時代のWorldRXに出場を重ねており、2017年のスペインでは2位表彰台を獲得。通算11回のファイナル進出を記録している。

 電動化初年度となった昨季こそ、シリーズのグリッドから離れていたシャイダーだが、代表も務めるレネ・ミュニッヒがドライブした『セアト・イビーザRX1e』を引き継ぎ、最高峰クラスにカムバック。代表はハンガリーでスタンドアローンの開催となったEuroRX1に今後もエントリーを続け、同モデルは今季後半にもアップグレードモデルに置き換えられる予定だ。

「古巣のALL-INKL.COM・ミュニッヒ・モータースポーツとともに、こうしてWorldRX世界ラリークロス選手権に戻ってくることができてうれしいよ」と、わずか11時間の交渉でシリーズ復帰を決めたというシャイダー。

「僕らは過去にチャンピオンシップで一緒に楽しんできたし、明らかにある程度の成功も分かち合ってきた。旧型モデルでは厳しい状況になることは承知しているが、新型はシーズン後半にも準備が整う予定で、それによって僕らはまともな一歩を踏み出し、他のマシンと戦うことができるはずだ」と続けたシャイダー。

「それと同時に(開幕戦の)モンタリグレへ行くことができて本当にワクワクしている。WorldRXの友人たち、そして可能な限り多くのファンに再会して、レースでは良い勝負ができることを願っている」

■「新しいカラーリングは壮大で速く、とてもエキサイティングに見える」とクララ・アンダーソン

 そのミュニッヒ・モータースポーツでチームマネージャーを務めるドニミク・グライナーも「我々としてもティモが戻ってきてくれてうれしく思う」と応じた。

「彼は長年にわたりファミリーの一員であり、一緒に多くの楽しい時間を過ごしてきた。『セアト・イビーザRX1e』は彼にとって初体験の車両になるが、彼は過去2年間にエクストリームEから電動レーシング・カテゴリーに関する多くの関連知識と最新事情を獲得している」

「彼のスキルセットと経験により、すぐにペースに乗ってくれるだろうことは疑いの余地がないよ。エキサイティングなシーズンを一緒に過ごせることを楽しみにしている」

 一方、北欧が誇るSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権で強豪として名を馳せるPWRレーシングを母体に、2022年シーズンよりWorldRX進出を果たしたCEディーラーチームは、印象的な新カラースキームを正式発表。グロンホルムが2勝を挙げランク3位を獲得した初年度を経て、さらに高い目標を設定する。

「この新カラーは壮大で速く、とてもエキサイティングに見える。2023年のWorldRXシーズンでトップを目指す、私たちの任務に完璧に適合していると思う」と、引き続き『PWR RX1e』のステアリングを握る女性ドライバーのアンダーソン。

 シリーズパートナーであり、チームにサポートを提供するVolvo CE(ボルボ建設機械)のコーポレートカラーでもあるイエローとグレーは継続しつつ、フロント部にホワイトを追加すると同時にグレーの面積を拡大するスキームとした。

「チームは冬の間、シーズンに向けて素晴らしい仕事をし、全員が本当に強く献身的な姿勢を見せてくれた」とアンダーソンは続ける。

「こうしてついにカラーリングを公開できることは、関係者全員にとって素晴らしい瞬間ね。私も準備はできているわ!」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[ロータリーエンジン]新開発なるか!? マツダの未来予想図
[ロータリーエンジン]新開発なるか!? マツダの未来予想図
ベストカーWeb
アコスタの後塵を拝するも3戦連続でスプリントを制したバニャイア「燃料消費を抑えるマップで走らなければいけなかった」/第16戦日本GP
アコスタの後塵を拝するも3戦連続でスプリントを制したバニャイア「燃料消費を抑えるマップで走らなければいけなかった」/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
今も競争激しい日産 セレナとホンダ ステップワゴンだけど…結局どっちがいいの?
今も競争激しい日産 セレナとホンダ ステップワゴンだけど…結局どっちがいいの?
ベストカーWeb
接触転倒に「心が痛い」と中上貴晶。「バイクをピットに戻したい」強い想いで再発進/第16戦日本GP スプリント
接触転倒に「心が痛い」と中上貴晶。「バイクをピットに戻したい」強い想いで再発進/第16戦日本GP スプリント
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在
【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在
AUTOCAR JAPAN
新型[セリカ]が登場か!! [400馬力超え]の高級クーペに! 4WD搭載でマニュアルも用意!?
新型[セリカ]が登場か!! [400馬力超え]の高級クーペに! 4WD搭載でマニュアルも用意!?
ベストカーWeb
知らないうちに違反していた! 一般道でも後席はシートベルトを装着してる? サンダルでの運転もNGです…道路交通法に違反しがちな行為5選+α
知らないうちに違反していた! 一般道でも後席はシートベルトを装着してる? サンダルでの運転もNGです…道路交通法に違反しがちな行為5選+α
Auto Messe Web
初ポール獲得もスプリントはトップ快走中の転倒。1日で天国と地獄を味わったアコスタ「この辛さを成長の糧に」/第16戦日本GP
初ポール獲得もスプリントはトップ快走中の転倒。1日で天国と地獄を味わったアコスタ「この辛さを成長の糧に」/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
とある英国人がハマるマイクロカー ウィリアム・サイクロへ試乗 運転には鉄の心臓が必要!
とある英国人がハマるマイクロカー ウィリアム・サイクロへ試乗 運転には鉄の心臓が必要!
AUTOCAR JAPAN
アルファ ロメオ「1750 GTAmレプリカ」で第3京浜を爆走! がんばっても200キロには届かず、エキゾーストサウンドに酔いしれるのみ【クルマ昔噺】
アルファ ロメオ「1750 GTAmレプリカ」で第3京浜を爆走! がんばっても200キロには届かず、エキゾーストサウンドに酔いしれるのみ【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
小椋藍、予選9番手は「ちょうどいい。ドライの方が確実に自信がある」と決勝に意欲/第16戦日本GP
小椋藍、予選9番手は「ちょうどいい。ドライの方が確実に自信がある」と決勝に意欲/第16戦日本GP
AUTOSPORT web
大型トラック「おでこの3連ランプ」なぜ消えた? 見なくなった理由は道路事情とも
大型トラック「おでこの3連ランプ」なぜ消えた? 見なくなった理由は道路事情とも
乗りものニュース
2024年版 見た目も走りも「バツグン」な小型車 本当の意味で "エコ" な欧州Aセグメントの宝石 10選
2024年版 見た目も走りも「バツグン」な小型車 本当の意味で "エコ" な欧州Aセグメントの宝石 10選
AUTOCAR JAPAN
リマック「ネヴェーラ」の12台限定ハイパーカーが豪華な「モナコ・ヨットショー」に登場! 最高速度412キロを達成する「タイムアタック」とは
リマック「ネヴェーラ」の12台限定ハイパーカーが豪華な「モナコ・ヨットショー」に登場! 最高速度412キロを達成する「タイムアタック」とは
Auto Messe Web
純粋ドライビングマシンを選ぶ! ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(2)
純粋ドライビングマシンを選ぶ! ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(2)
AUTOCAR JAPAN
「開発費」は楽しさに比例しない ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(1)
「開発費」は楽しさに比例しない ポルシェ911 ノーブルM12 TVRタスカン 6気筒スポーツ比較(1)
AUTOCAR JAPAN
1275psのシステムトータル出力と1340Nmのトルクという驚愕のスペックを持つスーパースポーツ!「マクラーレンW1」が発表
1275psのシステムトータル出力と1340Nmのトルクという驚愕のスペックを持つスーパースポーツ!「マクラーレンW1」が発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
新型「“3人乗り”スポーツカー」25年に登場! 「ヤマハ製ユニット」×軽量“後輪駆動”でめちゃ楽しそう! 斬新「2+1シート」の美しすぎる「プロジェクト V」実現へ
新型「“3人乗り”スポーツカー」25年に登場! 「ヤマハ製ユニット」×軽量“後輪駆動”でめちゃ楽しそう! 斬新「2+1シート」の美しすぎる「プロジェクト V」実現へ
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村