CRI・ミドルウェアは、自社のミドルウェア製品「CRIWARE(シーアールアイウェア)」が搭載された自動車・バイクの出荷台数が、2024年3月末時点で全世界累計600万台を超えたと発表した。2028年度には年間1500万ユニット以上のCRIWARE搭載を目標に掲げている。
2024年度上期において、CRIWAREを搭載した四輪・二輪車の出荷台数は321万台に達し、前年同期比297%の成長を遂げた。これは、新製品「CRI ADX Automotive」と「CRI Glassco」の市場投入によるものだ。これらの製品は、車内サウンドとデジタルメータークラスターの制御を行うもので、CRI・ミドルウェアの音と映像の技術がモビリティ領域で広く活用されている。
CRIは、ゲーム業界で培った音声・映像技術をモビリティ向けに応用しており、その技術群を「CRIWARE for Mobility」と称している。この中には、車載サウンドを統括するCRI ADX Automotiveや、デジタルメータークラスターの映像開発を支援するCRI Glassco、ドライバーモニタリングシステムの開発を助けるCRI Tagdroid、オンラインコミュニケーションプラットフォームCRI TeleXus for Mobilityなどが含まれる。
また、同社は「人とくるまのテクノロジー展2024」に出展し、横浜(5月22日~5月24日)と名古屋(7月17日~7月19日)でCRIWARE for Mobilityの技術を体験できる展示を行う。展示内容には、メータークラスターの音と映像の同時開発デモや、DMS動作確認用CG生成システム「CRI Tagdroid」、車載オーディオ向け立体音響デモ「CRI SOLIDAS」などが含まれる。
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