■高級感を追求したトヨタ「ヴォクシー」ってどんなクルマ?
トヨタ「ヴォクシー」は、同社の5ナンバーミニバン「ノア」や「エスクァイア」の兄弟車です。
現行モデルは2014年に登場し、人気モデルというだけあって、中古車市場での流通量が豊富なので、希望に合った個体が探しやすいといえます。
今回は、人気ミニバンとなるヴォクシーの中古車事情を紹介します。
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ファミリー層向けの印象が強いミニバンですが、ヴォクシーは上下二段構成のフロントグリルで「毒気”のあるカッコよさ」を追求したデザインとなっており、実用性だけでなくクールなミニバンが欲しい、というユーザーにぴったりの1台です。
基本となるパッケージは、Fun(快適性)、Utility(使用性)、Nenpi(燃費)を高次元で融合する「Spacious FUN Box」をキーワードに開発されました。
日本自動車販売協会連合会が発表した登録車販売台数ランキングによると、ヴォクシーは2020年に6万9517台を販売。10位にランクインする人気車種です。
ヴォクシーのデビュー当初は、全幅1695mmの5ナンバーサイズのグレードも存在しましたが、現在は全長4710mm×全幅1735mm×全高1825mmの全車3ナンバーサイズとなっています。
とはいえ、基本は5ナンバーサイズのボディにエアロパーツなどの装着で幅が広がっている程度なので、街中などでの取り回しはさほど苦労しないといえるでしょう。
エクステリアでは「ヴェルファイア」のようなヘッドライトから続く上下二段構成の大胆なフロントグリルが特徴です。
家族のためにミニバンは欲しいけれど、カッコよさは忘れたくないというお父さんたちをターゲットにしているといえます。
乗車定員は、2列目がキャプテンシート仕様の7人乗りとベンチシート仕様の8人乗りを設定。キャプテンシート仕様の2列目シートは、3列目を跳ね上げて格納すれば810mmものロングスライドが可能と、後席に乗る人のホスピタリティも抜群です。
インテリアの基本造形はノアと共通ですが、カラーを黒基調とすることでクールな印象に仕上がっています。
さらにインストルメントパネルの一部とシートのセンター部分、ドア内張りを「ブラッドオレンジ」という華やかなカラーにした仕様もオプションで用意され、「個性のあるミニバンに乗りたい」という人にはおすすめのオプションです。
パワートレインは2リッターガソリン車と、1.8リッターハイブリッド車の2種類となり、4WDはガソリン車にのみ設定されています。
燃費性能は、WLTCモードでガソリン車の2WDが13.2km/L、4WDは12.2km/L、ハイブリッド車が19.0km/Lです。
安全装備としては、「Toyota Safety Sense」が全車標準装備。単眼カメラとレーザーレーダーを併用するタイプで、車両や歩行者を検知し、衝突回避をサポートする「プリクラッシュセーフティ」も装備されているので安全、安心な走行をサポートしてくれます。
グレード構成は、ガソリン車「ZS」とハイブリッド車「HYBRYD ZS」の2種類のみで、価格は281万3800円から334万7300円となっています。
■ヴォクシーの中古車は2016年式以降がおすすめの理由とは
ヴォクシーの中古車の相場は2021年1月現在で77万円から438万円、平均価格は229万3000円となっています。
ヴォクシーは2014年10月登場と、登場から6年が経過していますが、人気モデルということもあって100万円前後のモデルは走行距離10万キロ以上の過走行車も多く、よほど安価に手に入れたい人以外にはおすすめできません。
また、初期モデルでは先進安全装備の「Toyota Safety Sense」がオプションでも用意されていないため、「Toyota Safety Sense」が標準装備となる2016年1月の一部改良以降のモデルを選ぶのがおすすめです。
一例を挙げると、2018年式「X」グレード(当時のエントリーグレード:新車価格246万6720円)でボディカラーはホワイト、走行距離2.4万キロで車検2021年6月まで、オプションの純正メモリーナビを装備した個体が、諸費用込の195万5000円で販売されています。
また、ハイブリッド車は価格が高めで、車体価格が230万円台が中心となります。
2017年式の「HYBRID V」グレード(当時の中級グレード:新車価格314万2000円)でボディカラーは黒、走行距離は3.6万キロ、車検は2022年2月までの個体が諸費用込の246万1000円で販売されています。
なお、ヴォクシーでは「ZS」グレードをベースに、フードモールやドアミラー、センタークラスターパネルなど、内外装の随所にシルバーの加飾を施した「煌」シリーズが人気ですが、こちらは通常のZSよりも相場はやや高めです。
しかし、販売店で試乗車や展示などに使われた、いわゆる未使用車も200万円台前半で販売されています。
例えば、「ZS 煌II」で走行距離5キロ、車検2023年9月までの個体が諸費用込の264万円で販売されていました。
ヴォクシーは歴代TVCMでも「カッコいいお父さん」俳優を起用しつづけるなど、ミニバンでありながらクールな印象を与えることに成功しています。
とくに若いファミリー層からの支持も高く、2020年の年間販売台数で10位を記録したのも納得です。
近々、フルモデルチェンジの噂もありますが、モデル自体の熟成も進み、流通量も豊富なヴォクシーは中古車として狙い目の1台かもしれません。
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みんなのコメント
数十万の差額なら真っ更な新車の方がいいとなってしまう
現に家がそうだった、最初は認定中古でいいやと思ってたけど中古高過ぎるよ
新車の匂いはpriceless