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新型アトレーも原点回帰! 「4ナンバー化」はユーザーにとってメリットだらけだった

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新型アトレーも原点回帰! 「4ナンバー化」はユーザーにとってメリットだらけだった

 この記事をまとめると

■新型アトレーが4ナンバー化されていることが話題になった

いま軽トラ・軽1BOXが熱い! 商用車を乗用で乗るメリットとブーム到来の理由

軽自動車の世界では費用面などを考慮すると商用車のメリットが大きい

■軽トラはキャンパーやアウトドアユーザーの間で今大人気の車両なのだ

 ”4ナンバー回帰”が密かに話題に! 最近の軽商用車事情とは?

 ダイハツ・アトレーのフルモデルチェンジが密かに話題となっている。そのポイントは、アトレーワゴンからアトレーへと変身したことで、これは単なるネーミング変更ではない。新型アトレーはワゴン(乗用車)ではなく、バン(商用車)になったのだ。つまり新型アトレーは4ナンバーになった。

 もともと、1999年以前のアトレーは、商用車であるハイゼットを乗用テイストに仕上げたグレードという位置づけで、ずっと4ナンバーだったから先祖回帰ともいえ、古くからのファンからすると驚くというより、「やっとバンに戻って来た」と思っているかもしれない。

 というのも、軽自動車において商用車のメリットは大きい。まず軽自動車税についていえば、乗用車が1万800円なのに対して、軽商用は5000円(いずれも自家用)と半額以下なのだ。

 自賠責保険について、登録車では乗用に対して商用は割高になっているということを知っていると「軽自動車でも同じことがあるんじゃないの」と思うかもしれないが、軽自動車においては、自賠責保険は乗用・商用で同額設定となっている。

 任意保険については加入する損保会社によって異なるので一概には言えない部分はあるが、基本的に軽商用だから負担が大きくなるということは、ほとんどないだろう。

 最初の車検が2年(乗用は3年)というデメリットはあれど、維持費の点では軽商用は有利なポイントばかりなのである。

 じつは筆者も最近、軽商用バン(スズキエブリイ)を購入したばかりだ。ボディは共通なわけだからワゴンと比べて室内スペースが異なるということはなく、バンの上級グレードを選べばヘッドレスト付きの立派なリヤシートが備わる。見栄えの違いはあっても、機能だけでいえば乗用仕様のワゴンを選ぶ必要はないと考えての選択だった。

 ただし、商用車というのは後席スペースより荷室が広くなければいけないというルールがあり、後席のスライド機構を備えることは難しい。後席スライドがマストでなければ、同じボディであればバンを選んだほうが維持費の点で圧倒的に有利といえる。

 軽トラは「安いから」ではなく「楽しいから」選ばれている

 それだけでなく、「軽バン」や「軽トラ」と呼ばれる軽商用車には、一般的な自動車のヒエラルキーとは別の世界観を感じるユーザーが増えている印象もある。

 YouTubeで芸能人が軽トラをカスタマイズして楽しんでいる姿を見ると、お金がないから軽トラに乗るのではなく、軽トラだから気軽に楽しめるという風にポジティブに感じている人も多いだろう。またYouTubeといえば、軽バンでの車中泊というのも、クルマ関係では一大勢力といえるカテゴリーとなっている。

 ハイエースなどの大きなワンボックス車で贅沢なキャンパーを作り込むのではなく、あえてスペースが限られた軽バンを選ぶことでオーナーのアイデア次第で楽しみが広がっている様を多くの視聴者は楽しんでいる。チャンネルによっては海外視聴者のほうが多いくらいで、世界的にも軽商用の楽しみ方は評価されている。

 お金がないから軽バン、軽トラを選ぶのではなく、箱庭や盆栽に似た感覚で軽商用車を楽しむというのがブームなのだ。まさに自動車文化の新しいカテゴリーとなりつつある。

 ダイハツ・アトレーの商品企画において、そうしたトレンドが生まれることまで意識していたかどうかは不明だが、軽自動車税が半額以下になるなど維持費のメリットが大きいと考えたのだろう。ここまで見てきたように、大筋でいうと後席のスライド機構を採用できるという以外において、あえて軽ワンボックスをワゴンにするメリットはほとんどないからだ。

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みんなのコメント

13件
  • 自分一人だけならメリットはあると思う。同乗者には、あまりよろしくないかも。
  • 軽自動車なんだから余計な装備は要らないと思う。
    シンプルで使い勝手が良いのが軽自動車のバンだと思っている。
    荷台部分は何も無いから自分の好きなように作り変えられるのが魅力なんだよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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