ホンダは2023年12月12日、電気自動車「ホンダe」を2024年1月に生産終了すると発表した。
ホンダeは2020年8月に発表(発売は10月)。欧州のCAFE(企業別平均燃費基準)規制に対応すべく開発したホンダ初の量産電気自動車(EV)で、街乗りベストを目指して35.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離を259km(2020年8月まで販売していたベースグレードは283km)の1充電航続距離として、あえて距離の長さを追わない点が特徴だった。ちなみに、日産リーフには40kWh仕様と60kWh仕様があるが、航続距離はそれぞれ281~322kmと443~450kmだ。
初代シビックをオマージュした、親しみやすさと未来感覚が共存するデザインを採用。リヤに搭載したモーターで後輪を駆動するRR方式によって、スッキリとしたスポーティな走りを手に入れていた。それでいて前輪の操舵角を大きく取れる利点や、前後タイヤの異サイズ化により小回りが利くなど街乗り性能も高めていた。
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ドアミラーはなく、サイドカメラミラーシステムを世界で初めて量産車に標準装備。ドアミラーに代えて搭載する小型カメラで捉えた後側方映像を映すディスプレイを含めた5つのスクリーンで構成されたインパネも先進的だった。
ホンダは生産終了の理由について、「ラインアップを鑑みた結果、生産終了を決定した。ホンダ初の量産EVとして期待感を醸成したものの、今後はEVのラインアップを拡充していくので、ホンダeはその役割を終えた」としている。
日本と欧州で販売し、日本では2020年10月の発売以降、2023年11月までに1803台を販売。欧州向けの生産も同時に終了するという。意欲作だったが、4人乗りで航続距離が短く、価格も補助金を含まず495万円と高い点が災いしてしまったのだろうか。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
貧乏人は買えないし、金持ちはもっとデカい車を買う。
売れないことはホンダも分かっていたと思うが、ここまで売れずに廃番だと、開発費の回収ができないどころか大赤字だろう。