現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ初の量産EV、ホンダeが生産終了を発表。約3年間で国内1800台を販売

ここから本文です

ホンダ初の量産EV、ホンダeが生産終了を発表。約3年間で国内1800台を販売

掲載 7
ホンダ初の量産EV、ホンダeが生産終了を発表。約3年間で国内1800台を販売

ホンダは2023年12月12日、電気自動車「ホンダe」を2024年1月に生産終了すると発表した。

 
ホンダeは2020年8月に発表(発売は10月)。欧州のCAFE(企業別平均燃費基準)規制に対応すべく開発したホンダ初の量産電気自動車(EV)で、街乗りベストを目指して35.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離を259km(2020年8月まで販売していたベースグレードは283km)の1充電航続距離として、あえて距離の長さを追わない点が特徴だった。ちなみに、日産リーフには40kWh仕様と60kWh仕様があるが、航続距離はそれぞれ281~322kmと443~450kmだ。
 
初代シビックをオマージュした、親しみやすさと未来感覚が共存するデザインを採用。リヤに搭載したモーターで後輪を駆動するRR方式によって、スッキリとしたスポーティな走りを手に入れていた。それでいて前輪の操舵角を大きく取れる利点や、前後タイヤの異サイズ化により小回りが利くなど街乗り性能も高めていた。

ダイハツ、ミラトコットの生産終了を発表。約5年で7万2000台を販売

ドアミラーはなく、サイドカメラミラーシステムを世界で初めて量産車に標準装備。ドアミラーに代えて搭載する小型カメラで捉えた後側方映像を映すディスプレイを含めた5つのスクリーンで構成されたインパネも先進的だった。
 
ホンダは生産終了の理由について、「ラインアップを鑑みた結果、生産終了を決定した。ホンダ初の量産EVとして期待感を醸成したものの、今後はEVのラインアップを拡充していくので、ホンダeはその役割を終えた」としている。
 
日本と欧州で販売し、日本では2020年10月の発売以降、2023年11月までに1803台を販売。欧州向けの生産も同時に終了するという。意欲作だったが、4人乗りで航続距離が短く、価格も補助金を含まず495万円と高い点が災いしてしまったのだろうか。
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

こんな記事も読まれています

M&K Racingがスーパー耐久参戦体制を発表。2台のFL5型シビック・タイプR TCRで臨む
M&K Racingがスーパー耐久参戦体制を発表。2台のFL5型シビック・タイプR TCRで臨む
AUTOSPORT web
[JPNタクシー]後席快適すぎ!! 夏に損しないJPNタクシーの見分け方
[JPNタクシー]後席快適すぎ!! 夏に損しないJPNタクシーの見分け方
ベストカーWeb
イクリプス カーナビ「LSシリーズ」新モデル発売 わかりやすい地図案内とキレイな地デジ映像
イクリプス カーナビ「LSシリーズ」新モデル発売 わかりやすい地図案内とキレイな地デジ映像
グーネット
あおり運転「された経験ある」72.5%に…ドラレコ普及の効果は? チューリッヒ調査
あおり運転「された経験ある」72.5%に…ドラレコ普及の効果は? チューリッヒ調査
グーネット
ついにBYDが本気出す!? 激安超性能PHEV襲来!? BYDジャパンが[BEVしか売らん]戦略を転換か?
ついにBYDが本気出す!? 激安超性能PHEV襲来!? BYDジャパンが[BEVしか売らん]戦略を転換か?
ベストカーWeb
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
グーネット
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
グーネット
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース

みんなのコメント

7件
  • takumagumo
    狭くて航続距離も短いのに割高。
    貧乏人は買えないし、金持ちはもっとデカい車を買う。
    売れないことはホンダも分かっていたと思うが、ここまで売れずに廃番だと、開発費の回収ができないどころか大赤字だろう。
  • e830rock
    この結果を見ると二代・10数年続けてる日産リーフは立派なんだな。少しだけ日産を見直した。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村