欧州製パーツの輸入販売で知られるモトサロンが国内販売する、スロベニア・ロトボックス社製カーボンホイール。ヤマハのレーシングチームYARTやMOTO2のSAGレーシングチームも同社の開発に寄与。スーパースポーツ向けと目される同品が今、広くカスタムシーンで注目を集める。その理由とは。
スロベニア発のロトボックス社製カーボンホイール
「開発に著名レーシングチームが関わった経緯から、当初はスーパースポーツ向けアイテムのつもりでいたのですが、実際はネイキッド系のお客さまからも多く引き合いをいただきます」と言うのはモトサロン代表の岡 正人さん。
それもそのはず。今春、日本でも発売されたロトボックスの新製品「バレット」のルックス、機能を知れば、誰もが愛車に装着した絵を思い浮かべるだろう。
バレットはカーボンホイールでは不可能とされた、アルミやマグホイールのような極細スポークデザインが特徴。使用されるチョップドカーボンは軍事用に開発された特殊な炭素繊維糸を使い、高密度鍛造でそのスポークの断面は非常に薄くコンパクト、そして高強度に仕上がり、さらに独自技術でこのチョップドカーボンと織りカーボンをワンピースモノコックでシームレスに組み合わせて、このホイールデザインを実現した。
その重量は標準タイプのフロント用(3・50×17)で2.72kg、リヤ(6・00×17)でも4.06kgと、軽くなったと言われる最新の純正ホイールのそれを軽く凌駕してみせる。それでいてJWLも取得、車検対応品の安心感も得られる。さらにはオプションで本体コーティングやハブの色も選べる……。これらを知れば、カスタム好きが放っておくわけがない。
ラインナップはスーパースポーツ各車のほか、Z900RSを筆頭に、ハヤブサやZX-14Rなどに対応。「ワンランク上」を目指すなら、注目したいホイールだ。
ロトボックス製品詳細
ロトボックスの最新カーボンホイール・バレットは、前後セット税込価格54万4500円。一部輸入車、片持ちハブ車用は56万9800円~62万1500円。サイズはフロント:3.50×17、リヤ:6.00×17。発売元のモトサロン(TEL0748-71-2880)ほか、ライコランド各店、モトギア東京(TEL042-590-3611)や、北川エンジニアリング(TEL048-299-7152)、バナー(TEL06-6747-0087)、モトガレージワイルドボア(TEL086-428-0750)、パワービルダー(TEL0297-21-5580)の各特約店ほかで購入できる。
ホイールのリム内側部分にはノンスリップ処理され、大パワー車での走行中の、ホイールとタイヤのズレを防止するなど、細部まで安全対策が施されている。
ホイールリム部外周には2.5mmのステンレス鋼線を組み込み、耐衝撃性と安全性を確保。
車種専用設計品で、純正ブレーキローターも使用可能。リヤ側ハブにはダンパーブッシュも装備されて、ストリート使用にも対応する。
前後ハブ部にはA7075T6材からのCNC削り出しパーツをフィッティング。
オプションの仕様変更は自由自在。標準コートのほか、マットコーティングやフルチョップドカーボン仕様もあり。
赤、緑、青、金の4色のコーティングカラー、5色のハブセンターカラー、6色のエアバルブカラーの組み合わせで愛車を演出できる。Ninja H2のような片持ちハブ仕様も揃う。
取材協力:モトサロン
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部
※本企画はHeritage&Legends 2021年8月号に掲載された記事を再編集したものです。
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みんなのコメント
ここですと教えると「字体とサイズが違うからダメだからね」と一言。
しばらく脳みそがフリーズしてたと思う。