FIAは、ドライバーたちの不適切な言葉遣いについて罰則を科す姿勢を示しているが、WRC(世界ラリー選手権)サファリ・ラリーでの抗議を受け、この件についてドライバーたちと話し合うことを明らかにした。
WRCでは先月のラリー・スウェーデンにおいて、ヒョンデのアドリアン・フルモーがインタビュー中に不適切な発言をしたとして1万ユーロ(約160万円)の罰金と、2万ユーロ(約320万円)の執行猶予付き罰金が科された。WRCドライバーたちはこの措置は不当だとして、今週末ケニアで行なわれているサファリ・ラリーではステージ終了後のテレビインタビューで沈黙を貫くか母国語のみで話すことを決定。抗議の姿勢を見せている。
■“言葉狩り”にWRCドライバー連帯示す。F1に続きFIA会長に早急な解決求める「興奮状態から瞬時に冷静さを取り戻すのは非現実的」
WRCのドライバーとコ・ドライバーたちは、F1のグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)に類似した『ワールド・ラリードライバーズ・アライアンス(WoRDA)』を新たに結成。FIAに対して、悪態に対する罰則に異議を唱える長文の声明を発表した。
その声明では、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長による迅速な解決を求めており、FIAが「軽微で意図しない言葉の誤り」に対して科した制裁の厳しさは「容認できないレベル」に達していると主張している。
FIAは当初、WoRDAの声明に回答していなかったが、ケニアでのシェイクダウン時に行なわれたドライバーたちの抗議行動を受け、motorsport.comに対して声明を発表した。
FIAは「状況をケースバイケースで評価することが重要である」と認めつつも、「不必要な悪態」は「容認されるべきではない」との立場を維持している。また、今週末のラリー終了後、ドライバーたちとこの問題について対話を行なうことを認めた。
FIAの広報担当者は次のように述べた。
「FIAは、他の多くの国際スポーツ統括団体と同様に、ドライバーやチームに求められる行動規範を維持している」
「ドライバーは若いファンにとっての手本であり、世界中でモータースポーツのアンバサダー的な役割を担っている。ドライバーがイベントでどのように振る舞うかは非常に重要だ」
「この規範の目的は、スポーツマンシップとリスペクトの精神を促進することだ。これには、一般の人々から不適切または不快と見なされる可能性のある言葉遣いも含まれている」
「この規則と罰則は、世界のスポーツ選手権を運営する他の団体と同様の基準に沿っている」
「我々は状況を個別に評価することが重要だと認識しているが、不必要な悪態は容認されるべきではなく、ファン、スポンサー、パートナーとともにスポーツを促進・成長させる上で何のプラスにもならない」
「先週末メルボルンで行なわれたF1ドライバーとの会合と同様に、ドライバーズ委員会会長のロナン・モーガン、副会長のペター・ソルベルグ、ジュニア・ロードスポーツ・ディレクターのエミリア・アベルが、サファリ・ラリー・ケニア終了後にこの問題や他のトピックについてドライバーたちと話し合う予定だ」
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