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【オールニュー】ダイハツ 4代目新型「タント」登場

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【オールニュー】ダイハツ 4代目新型「タント」登場

ダイハツは2019年7月9日に、タント・シリーズをフルモデルチェンジし、4代目となる軽自動車スーパーハイトワゴンの「タント/タント/カスタム」、およびタントの福祉車両シリーズの発売を開始した。

幅広い世代に向け、使い易さを追求

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初代タントは軽自動車初となるスーパーハイトワゴンとして2003年に登場した。現在では軽自動車の中で基幹カテゴリーであるスーパーハイトワゴンの元祖であり、2代目はさらにセンターピラーをドアに内蔵した「ミラクルオープンドア」を初採用。そして3代目では両側パワースライドドアを採用するなど、室内の広さと使い易さを追求し、スーパーハイトワゴンのリーダー的な存在であり、ダイハツの軽自動車シリーズの中でも最重要モデルとなっている。

4代目となる新型タントは、新世代のクルマづくりの基盤となるDNGA(ダイハツ・ニューグローバル・アーキテクチャー)の採用第1弾商品であり、同時にエンジン、CVTトランスミッション、サスペンションなど、ほぼすべてをゼロから開発し、走る、曲がる、止まるという基本性能を刷新している。

新型タントの開発コンセプトは「新時代のライフパートナー」だ。スーパーハイトワゴンはこれまでの子育て世代向け商品という枠を破り、若い世代のユーザーから熟年層のユーザーまで幅広い層に向けた、良品廉価で、より安全で使い易いクルマと位置づけている。

モデルラインアップ

ラインアップは従来通りの標準モデル、カスタムの2本立だ。さらに標準モデル、カスタムをより好みの仕様に変身できる5種類の用品パッケージが設定されている。用品パッケージのラインアップは、プレミアム(カスタム用)、プレミアムプラス(カスタム用)、プレミアムスポーツフェイス(カスタム用)、エアロスタイリッシュ(タント標準用)、カジュアル(タント標準用)だ。

また福祉車両「フレンドシップ・シリーズ)も同時にラインアップ。新設定された助手席回転シート仕様、ワンモーションでラゲッジスペースに車イスを収納できるパワークレーン仕様、昇降シート仕様、車イスで移動できる新開発のリトラクタブル・ロープを装備したスーパーロー仕様などがラインアップされている。

運転席が大きくスライドする

新型タントは、広い室内空間、ピラーinドア構造の「ミラクル・オープンドア」をベースに、新たに「ミラクル・ウォークスルー・パッケージ」を採用した。

助手席側のBピラーをフロントドアの後部とスライドドアの内部に内蔵することで、外見上はピラーレス構造としたミラクル・オープンドアを継承しながら、このメリットをより活かすために、世界初の運転席ロングスライド(最大540mm)とすることで、運転席からリヤシートへの斜め方向のウォークスルーやリヤ・スライドドアから運転席に乗り込みができるなど、これまでにない利便性を実現している。

なお、運転席を後方に大きくスライドさせるロングスライドは、シフトポジションが「P」の時に限定され、インスツルメントパネルのスイッチか、あるいは運転席のシートバック背面のスイッチを押すことでスライドできる。

この運転席ロングスライド機構以外にも、軽自動車初となる助手席側ドアが半ドアでも、自動で全閉する「助手席イージークローザー」が装備される。また、フロントドアのハンドルのタッチセンサーに触れるだけのリクエストスイッチにより、ドアロックが予約できる「タッチ&ゴーロック機能」、クルマから降りる時にインスツルメントパネルのスイッチを押しておくことで、クルマに戻って乗り込む時にパワースライドドアを自動でオープンできる予約機能「ウエルカムオープン機能」も新装備(グレード別装備)されている。

パッケージとシート

パッケージは、従来モデルより16mm低床化され、余裕のある室内高を実現し、子供から高齢者まで乗り降りがしやすく、同時にラゲッジ積載性も向上している。

新開発したシートは、骨盤、臀部、大腿部をしっかり支持し、長時間のドライブでも疲れにくい新構造シートとなっている。また同時にこの新しいシートは衝突強度の向上や軽量化も達成している。

助手席シートは、フルフラットにできるとともに、リクライニング角度も拡大。リヤシートは左右分割式で、いずれもワンモーションで格納しフラット化できる。また運転席、助手席のシートバックには、メーカーオプションで格納式シートバックテーブルも装備できるなど利便性を向上した。

また新型タントは、産学共同研究による、高齢者の乗り降りの分析・研究から、子供や高齢者が乗り降りしやすくする、助手席、運転席/助手席シートバックに取り付ける「ラクスマグリップ」(販売店オプション)を設定している。手に馴染みやすい形状の補助グリップを使用することで、足腰に不安があったり障害を持つ人でも乗り降りをしやすくしている。

さらに販売店のオプションで、車体左側に電動格納式の長さ1170mmのミラクル・オートステップも装備できる。この電動ステップは、助手席ドア、スライドドアと連動して自動で展開、格納ができるようになっている。このステップと、「ラクスマグリップ」を併用することで高齢者や身体に障害のある人の乗り降りのしやすさは格段に向上する。

先進安全装備

新型タントは、従来からの小型のステレオカメラの機能を向上させた次世代「スマートアシスト」を新採用し、予防安全機能に加え、運転支援機能「スマートアシストプラス」を追加している。

予防安全では、衝突警報、衝突回避ブレーキ、車線逸脱警報、先行車発進告知、オートハイビームなど従来からの機能に加え、コーナーセンサーを追加。車線を逸脱しそうな場面では警報と同時に操舵アシストも行なわれる。また上級グレードでは軽自動車初のアダプティブ・ドライビングビーム式のLEDヘッドライトを採用し、ハイビームで走行中に対向車を検知すると対向車に向かう光を遮光するようになっている。

その他に、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能、進入禁止標識認識機能も追加されている。またメーカーオプションで全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、操舵アシストを行なうレーンキープアシストも設定されている。

また軽自動車初の「スマートパノラマパーキング・アシスト」もオプション設定されている。この駐車支援システムは、パノラマモニター用の左右のカメラ映像を利用して駐車の白線枠を検知し、音声、画面のガイドとステアリングの自動作動により駐車をサポートする機能で、低コストで駐車支援機能を実現している。。

DNGAプラットフォームとパワートレーン、シャシー

新型タントはDNGAプラットフォームで新開発され、操縦安定性、乗り心地を重視しながら衝突安全性、静粛性、強度と剛性など全方位の性能を大幅に向上させている。特に曲げ剛性は従来より30%高められ、その一方でボディ骨格は40kgの軽量化も実現している。

この新プラットフォームの採用に加え、トランミッションは変速比幅を拡大し、伝達効率も大幅に向上させた世界初のスプリットギヤ式CVTを初搭載している。

パワーユニットは、型式名こそ従来どおりだが、ほぼ新設計といえるほど刷新され、日本車では初となるマルチスパーク(複数回点火)、スワール噴射などを採り入れ、燃焼効率を向上させたKF型エンジンを搭載。この結果、ストレスのない加速性能と燃費低減を両立させている。

シャシーは、走る、曲がる、止まるという基本性能のレベルを引き上げるため、サスペンションやサブフレームなどを含め新設計されている。その結果、フラットな乗り心地と安定感のある操縦安定性が追求されている。

また静粛性能も、従来を大幅に超えるレベルが追求され、ロードノイズ、風切り音などを抑えて、これまでの軽自動車の常識を破る性能を実現している。

ダイハツ タント 諸元表

【価格】

新型「タント」(消費税込み)(価格帯:1,220,400~1,873,800円)

新型「タント ウェルカムターンシート」(消費税非課税)(価格帯:1,390,000~1,650,000円)

新型「タント ウェルカムシートリフト」(消費税非課税)(価格帯:1,545,000~2,070,000円)

新型「タント スローパー」(消費税非課税)(価格帯:1,445,000~1,925,000円)

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