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決勝戦への切符をかけた灼熱のラスト予選! 広島大学自動車部がフォーミュラジムカーナ第3ラウンドを制した

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決勝戦への切符をかけた灼熱のラスト予選! 広島大学自動車部がフォーミュラジムカーナ第3ラウンドを制した

 この記事をまとめると

■2024年8月11日にフォーミュラジムカーナ第3戦が開催された

真夏のTSタカタサーキットに自動車部所属の学生が集結! フォーミュラジムカーナ第3ラウンドが開幕

■上位3校は9月に行われる決勝戦への参戦権利を得ることができる

■第3戦を制したのは地元の広島大学自動車部だった

 決勝戦出場資格の最後の3枠を手にするのはどこだ?

 8月10~11日の2日間、広島県TSタカタサーキットで開催された大学自動車部のイコールコンディション競技、フォーミュラジムカーナのRd.3。11日は本戦が行われた。9月21~22日に行われる決勝戦への進出校を決める予選ラウンドが全国3か所で開催されているが、この広島ラウンドが最後の予選ラウンドだ。決勝戦への切符を手にしたのはどの大学だったのだろうか?

 再びの慣熟歩行でコース戦略を練る

 昨日、10日は車両抽選や練習走行が行われ、本日11日が順位を決定する決勝日となるが、決勝日当日も慣熟歩行が行われた。自身の走行後、初めての慣熟歩行となるため、練習走行から得た情報をもとに、さらにコース戦略を煮詰めることができる時間となった。

 慣熟歩行の後は午前のヒート1が行われた。各大学3名がドライバーとして登録されているが、午前のヒート1、午後のヒート2、それぞれのヒートで各ドライバーが1本ずつ走行し、3人のドライバーのベストタイムの合計で順位が決まる。

 今年から新設された女子クラスは各ドライバー個人のタイムで競われるが、規定タイムが定められており、そのタイムに近い順に順位が決められる。今回のタイムは1分30秒だ。

 午前のヒート1でトップに付けたのは地元広島大学。コースレイアウトは練習日に発表となるが、もともと地元でこのサーキットを走り慣れているという地の利もあるのだろう。2番手は兵庫県立大学。このフォーミュラジムカーナに魅力を感じ、参加したいという想いから、無くなっていた自動車部を再び立ち上げたという熱い想いを持つチームだ。3位に付けたのは横浜国立大学で、ここまでが決勝戦への権利があることとなる。

 女子クラスでは上智大学の遠藤選手が1分29秒828で、基準タイムまで僅か0.172秒というところまで詰めてきた。

 熾烈な3位争いで大逆転劇が起きる!

 全国大会をかけた白熱の3位争い!

 昼食兼懇親会タイムの後はデモラン。今回は、フォーミュラドリフトの同乗走行イベントであるドリフトライドのISF、全日本ジムカーナに参戦する日産の河本選手がドライブするフェアレディZ NISMO、全日本ジムカーナに参戦するマツダの藤井選手のFD3S、牧野選手がドライブするラリー2規定のGRヤリスといった豪華な顔ぶれだ。デモランに同乗できるのは各大学2名の学生だ。

 デモランの後はヒート2。ここで大いに盛り上がったのが、全国大会へのボーダーラインとなる3位争いだ。4位に付けていた鹿児島大学はBドライバーの中村選手、Cドライバーの冨安選手がタイムを短縮して2位へとポジションを上げた。

 ここで焦ったのは兵庫県立大学だ。順調に走行を重ねていたが、一時停止で十分に停止していないという判定が下され、ヒート2で走行タイムが抹消となってしまうドライバーがいた。鹿児島大学との差も僅かだっただけに悔しい結果となってしまった。

 そして、3位にポジションを落とした横浜国立大学は、Cドライバーの高橋選手が力走を見せタイムを短縮。見事ポジションを2位に戻した。

 最終的に優勝したのは午前から大会をリードしていた広島大学であった。個人全体ベストを記録したのは、広島大学のAドライバー井上大輔選手でタイムは1分16秒651であった。

 女子クラスは午前でコンマ2以下まで詰めてきた遠藤選手がそのまま優勝となった。個人での争いとなる女子クラスであったが、同じ大学のメンバーが外で走行映像を撮影したり、アドバイスをしたり、必ずしもひとりでの戦いではない。また、他の大学の女子自動車部員と交流が生まれているのも、印象的であった。

 日本一の自動車部を決める決勝戦は9月21~22日の日程で、滋賀県の奥伊吹モーターパークで開催される。どの大学が全国を制するか注目だ。

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